炎熾す鎌(後編)

Embers of His Past
依頼者:
 ファリワリ(Fari-Wari)
  / アルザビ辺民街区・茶屋シャララト
依頼内容:
 今度は、炎蛇将の詩を作ろうと
 息巻くファリワリ。
 しかし、当のガダラルは、あらぬ疑いを
 かけられているようだ。ひとまず、
 ゼオルム火山へ調査に行ってみよう。


ゼオルム火山


(Withered Petalsにハイドランジアをトレード)

??? : ……ん!?
??? : なんだ、人違いか……
そこのお前、私に何か用か?
??? : ……ん? この香り……
??? : ハイドランジア
??? : ……そうか。
お前は、この間の……
??? : 他国の将軍のため
罠と知りながら、舞い戻ってくるとは
ずいぶんと物好きな奴だな、お前は。
??? : いや……
??? : フフフ……
意外と、似た者同士なのかもしれんな……
??? : いいだろう。
その心意気に免じて、
私の正体を教えてやる。
Shayeeha : 我が名はシャイーハ(Shayeeha)!
かつて、東方諸国より悪鬼羅刹の群れと
恐れられた、旧「魔滅隊」隊士のひとり。
Shayeeha : そして……
ガダラル将軍の元部下だ!
Shayeeha : ……忘れもしない。
あれも、今日と同じような
澱んだ空気が頬にまとわりつく日だった……
Shayeeha : 東方の陣、深くまで
攻め入ったガダラル総隊長率いる魔滅隊は
数日間、破竹の快進撃を続けていた。
Shayeeha : 私の率いる支隊も
意気揚々、誇らしげに進軍していた。
すべて、うまくいっている。皆がそう思っていた……
Shayeeha : だが、
あの夜だけは、やはり何かが違っていた。
空気が……気配が重かったのだ……
Shayeeha : その予感は、すぐに的中した。
突然、草叢から聞こえた虚空を打つ音……
Shayeeha : とっさに伏せた私の左脚に、
矢が深々と突き立っていた。
それが、すべての始まりだった……。
Shayeeha : 奇襲をもくろみ、岨道を進んでいた
100名程度の我が支隊を、敵は
その数倍の兵力で、待ち伏せていたのだ。
Shayeeha : ……理由は後でわかった。
Shayeeha : 前日、情にほだされた私が
ある少年捕虜を逃がしたばかりに
敵に作戦が筒抜けになっていたのだ。
Shayeeha : 進むことも退くこともできず
犬死にしていく部下たちを……
私は、ただ……ただ……

…………………………………………………………………………………………

Shayeeha : ……クソッ
なんて数だ……。

Shailham : 隊長!
我々が敵を引きつけます。
どうか、その隙に脱出を!

Shayeeha : 無理だ。
私の足では、もう数歩も動けぬ。
Shayeeha : それに、なめるな。
あの程度の烏、私ひとりで充分屠れる。
貴様らこそ、その間に血路を開け!


Shailham : ……ならば
せめて、我々も共に! 魔滅隊の最期
連中の語り草にしてやりましょう!

Shayeeha : 馬鹿者! これは命令だ!
貴様らは、足が折れるまで走り続けろ!

Shailham : ……くっ。

Shayeeha : 最後に命令違反を犯し
栄光ある魔滅隊の名を汚すつもりか?
行けッ!

Shailham : ……は、はいっ。

Shayeeha : ……。
Shayeeha : くッ……!
Shayeeha : はぁ……はぁ……
せ、聖皇さまとやら……もし、あなたがほんとに
神の末裔なら……
Shayeeha : あいつらを……
どうか、あいつらを助けてやってくれ。
Shayeeha : !!
Shayeeha : ……ガダラル総隊長!?
Shayeeha : なぜここへ?
こんな敵の懐の真っただ中で、
隊長といえど、ただでは……

Gadalar : がっかりだな。

Shayeeha : ……なに?

Gadalar : シケた面しやがって。
ピンチの時ぁ、怒った顔か、笑った顔。どっちかしか
兵には見せんなって、教えただろうが?
Gadalar : お前のような無能は、
我が隊には不要。即刻、解任する!

Shayeeha : なんだと!?
い、今は……作戦中。
いくら、総隊長とはいえ、何の権利があって!

Gadalar : それだ!
作戦中に、部下が勝手に死ぬ権利なんざ
ねぇんだよ! 俺の隊ではなッ!!
Gadalar : シャイーハ、
敵に降れ。俺を手土産に亡命するんだ!

Shayeeha : ……は!?
Shayeeha : な、なにを藪から棒に!
冗談を言ってる状況では……

Gadalar : あん?
俺はいつだって本気だぜ?
Gadalar : 多少なりとは、
名の知れた、この俺サマの首だ。
ケチな敵もちったぁ、色付けて買ってくれるだろ。

Shayeeha : 断じて、お断りだ!
隊長の首を盾に、生き長らえるなど……!

Gadalar : ガタガタ、うるせぇ!
Gadalar : いいか!
こいつぁ、死中に活を求める作戦なんだ。
伸るか反るか、同じ死ぬなら賭けてみやがれ!

Shayeeha : ……。
Shayeeha : ……わかった。
Shayeeha : ……ただし、降伏する以上
どんな目に遭わされようと
私に助けを乞うたりしないでくれ。

Gadalar : フン、抜かせ。
貴様こそ、敵にびびってボロだすなよ。

Shayeeha : ……私が? まさか。
聞くところでは、東方は皇国より実力主義とか。
伸し上がって、客将になってやりましょう。

Gadalar : ヘッ、大きくでやがったな。
テング大将シャイーハってか!
Gadalar : 悪くねぇ。
ご祝儀に、俺がとびきり高価な
ハイドランジアを献上してやらぁ。

Shayeeha : プッ……隊長が花?
それは楽しみ……
Shayeeha : !!
(しっ、冗談はそれぐらいにして……
奴らが近づいてきた……)

Gadalar : ぐわぁぁぁぁぁっ!
Gadalar : 痛ててててっ!

Shayeeha : !!
Shayeeha : き……聞け!
私は皇国軍魔滅隊、赤蠍支隊長
シャイーハ・アファルード!


Shayeeha : 我もまた
和を以て貴しとなす者!
Shayeeha : かねてより
尊崇する大君に仕えんがため
亡命を申請するものなり!

??? : 夷国の犬めが、片腹痛いわ!
苦し紛れの然様な狂言、
我らが信ずるとでも思うたか?

Shayeeha : 嘘ではない。
見よ! 手土産に、貴公らが羅刹と呼ぶ
魔滅隊ガダラル総隊長を連れてきた!

Gadalar : 畜生がぁ!!!
貴様ら全員、丸焼きにして喰らってやるッ!

??? : な、なんと……!?
まことじゃ! まことの羅刹じゃ!!


…………………………………………………………………………………………

Shayeeha : ……ガダラル総隊長と
話したのは、それが最後だった。
Shayeeha : 東方の軍は、
噂どおり、朋輩に優しくてな。
驚くべきことに、敵将たちは私の狂言を信じ、
半年後には、軍議の末席にすら加えてくれた。
Shayeeha : しかし、ガダラル総隊長の
その後の処遇だけは、皆、堅く口を閉ざし
誰も教えてくれなかった……
Shayeeha : しばらく前に、私が
テング兵物見隊を率いて
皇都での諜報活動を指揮した時だ。
ガダラル隊長の姿をお見かけしたのは……
Shayeeha : 近ごろ、
五蛇とやらの名は東方まで聞こえていたが
まさか、そのひとりが隊長だったとは……
Shayeeha : ……どうやら、
来られたようだ。
Shayeeha : これで、話は終わりだ。
私が、なぜわざわざ西の都まで
赴いているか、もうわかっただろう?
Shayeeha : アルザビ偵察はあくまで名目。
本当の目的は、ガダラル隊長を将として
我が軍にお迎えすることだ!
Shayeeha : 命が惜しくば……
邪魔立てするなよ。

Gadalar : ……このあいだ
皇宮に侵入したテングの偵察隊……
Gadalar : 俺の考案した
4人1組の突入隊形を組んでやがったから
妙だと思って、密かに調べていたんだが……
Gadalar : シャイーハ……
やはり、貴様だったか。
Gadalar : 元気そうじゃねぇか!

Shayeeha : ひ、久しぶりです!
ガダラル隊長……いえ
いまは将軍になられたのでしたね。

Gadalar : 隊長でいいさ。
もうすぐ、軍籍も剥奪されるようだしな。
Gadalar : だろ?
そこの傭兵。

Shayeeha : やはり……
隊長、聞いてくれ!

Gadalar : いいや、聞く耳もたん!
今や、貴様と俺は敵同士。
昔話は、お互い引退してからにしようぜ。

Shayeeha : 隊長の東方戦線の
多大な功績。そして、虜囚に身をやつしても
決して、屈しなかった気高い忠節も忘れ……
Shayeeha : 前線視察に
赴いたことすらない者たちが
隊長を裁かんとしている……
Shayeeha : そんな国家に
忠誠を尽くして、いったい何になる?

Gadalar : …………。

Shayeeha : 東方の大君は、一度、拝謁した時、
「敵なれど、羅刹こそ真の武人と思ふ」と
隊長を評された。臣下に迎えたい、とも……
Shayeeha : ガダラル隊長!
私と一緒に来てくれ。
Shayeeha : そして、かつてのように
轡を並べ、共に戦場に……!

Gadalar : ……断る。

Shayeeha : ……なぜ!?

Gadalar : ああ?
答えは、あっちのケチなお仲間に
聞いた方が早いんじゃねぇか?

??? : シャイーハよ。
少しは使えると思ったが……がっかりしたよ。

Gadalar : フン。しびれを切らして
ここで出張査問会でも
おっ始めようってか?

Malzaab : まあ、そんなところだ。

Gadalar : 不滅隊の目をかい潜って
皇宮内部に侵入するような芸当、内通者の
手引きでもなきゃあ、無理たぁ思ってはいたが……
Gadalar : こいつぁ
とんだ大物だったようだな。

Malzaab : ……シャイーハ、なんのつもりだ。
勧誘に失敗したら、速やかに殺せ、
と命じたはずだが?

Shayeeha : ……。

Gadalar : あんなヤツと手を組むのか?

Shayeeha : ……ええ。でも、私は
貴方を殺したくない。
だから、たとえ力ずくでも……

Gadalar : フン、相変わらずだな。
てめえの石頭は!
Gadalar : ……おい、傭兵。
こいつは武人同士のタイマンだ。手出しすんなよ。

Shayeeha : ……お覚悟!


Shayeeha : ……クソッ!

Gadalar : ……腕上げたじゃねえかッ!

Shayeeha : クッ……

Gadalar : ……しかし、まだまだ
俺ほどじゃねえな。
Gadalar : 尻尾まいて、帰りやがれ。

Shayeeha : ……
Shayeeha : ……端からわかっていた。
隊長は来ないだろうと……
Shayeeha : 私は、隊長と
他の五蛇将との離間を図るため
まず天蛇将に近づいた……

…………………………………………………………………………………………

Rughadjeen : ……ガダラル将軍が
敵に内通しているだと? あり得ぬ!
Rughadjeen : 普段の言動からは
信じられぬだろうが、将軍ほど、
部下に篤い将はおらぬぞ。
Rughadjeen : たとえ、一国の封土を
交換条件に出されても、彼はむざむざ
部下を死地に追いやるようなマネはすまい。

…………………………………………………………………………………………

Shayeeha : 他の3将も
同じような答えだった……いつも
振り回されているだろう、傭兵たちすら……
Shayeeha : そして、罠にかかりながら、
隊長のために口を閉ざし続けた
そこの[女/男]……


Shayeeha : クッ……!
Shayeeha : そこの[女/男]が、
うらやましいよ、ガダラル隊長……


Shayeeha : 私は東方に行き、命を得たが……
もっと大切なものを……
Shayeeha : 失ってしまったようだ……

Malzaab : なっ……バカな!?
Malzaab : ……クソッ、茶番にも飽いた!
査問委員会の決定を伝えてやる! 2人とも射殺だ!

Gadalar : ……待ちやがれッ!!

??? : ……ガダラル将軍!

Gadalar : むっ。
ラウバーン……

Raubahn : 内通者の線が色濃いため、
我が不滅隊が一連の事件を預かった。
その女、引き渡してもらおう。

Gadalar : いま、取り込み中なんだよ……
Gadalar : 失せろッ!

Raubahn : ……なに?

Shayeeha : ……ガダラル将軍。
またいずれ、刃を交えん。それまで……
Shayeeha : くたばるなよ!

Raubahn : しまった!!
下だ! 崖下に回れ!

Gadalar : お前もな……。
Gadalar : ハイドランジア、か……。
Gadalar : ……最近は、
供花にしかならなかったが……
Gadalar : 考えてみりゃ、俺らは
湿っぽいのはガラじゃなかったな、シャイーハ!
Gadalar : ほらよ、受け取れ!
約束の出世祝いだぜ……!


Gadalar : 礼は言わぬ。
Gadalar : ……だが
此度の貴様の尽力、心に留め置く。
Gadalar : ……シャヤダル
呼びに来たんだろう?
俺の用は済んだ。査問会に出頭してやる。
Gadalar : ルガジーンや
ナジュリスが、顔を真っ青にして
ぶっ倒れる前にな。行くぞ!

Shayadar : はいっ。
Shayadar : (いろいろと世話になったな。
改めて礼をしたい。あとで、シャララトで会おう。)


アトルガン白門 / 茶屋シャララト


Fari-Wari : おやおや、付き人君。相変わらず
のん気ですねぇ。皇都は軍高官に内通者がいた!
って噂で持ちきりだっていうのに。
Fari-Wari : きみが戻るのが遅いから、
すっかり取材に乗り遅れちゃいましたよ。
いったい、どうしてくれるんです?

Shayadar : よう、お前たち
待たせたな。

Fari-Wari : ええ、
またしても、首がダルメルですよ!
ところで、噂は本当なんですか?

Shayadar : ああ、なに食わぬ顔で
査問会に出頭したガダラルさまが、その議場で
内通者の正体を暴きだした迄はよかったのだが……


Fari-Wari : ぎ、議場ごと崩壊!?

Shayadar : テングの一件は
白紙になったが、そっちで、また
ガダラルさまは召喚されるだろうな……。

Fari-Wari : ま、まあ……
ともかく、疑いが晴れてよかったですよね。

Shayadar : ……うむ。
Shayadar : おっと、忘れていた。
このアトルガン黄金貨は、少ないが、謝礼だ。
受け取ってくれ。

アトルガン黄金貨を手にいれた!
アトルガン黄金貨
金で鋳造されたアトルガンの通貨。
皇国のシンボル蛇王ザッハークが刻印されている。

皇国軍戦績が上がった!

Fari-Wari : そんな~、礼だなんて!
私はただ、ガダラル将軍の御為を考え
灼熱の火山をも厭わず……
でもまあ、折角なのでいただきますが。

Shayadar : 悪いな。
私は「[Your Name]」に
渡すように命じられているんだ。

Fari-Wari : えええええ!?
そんな殺生なぁ……いったい、どこの誰に?

Shayadar : さあな……
「絶対に言うな」と、その方に
厳命されているのでな。

Fari-Wari : ……それにしても、依然ナゾですよね。
ガダラル将軍はなぜ、夜中に
ハイドランジアを持ってあの場所へ?

Shayadar : それなんだが
あのハイドランジア
たくさんの花をつけるため、我が軍では団結の
象徴とされ、英霊への献花に利用されているのだ。
Shayadar : そして、あの花は
別名を「七変化」といって、次々と
色を変えることでも知られている……。
Shayadar : ガダラル将軍は
東方で散っていった戦友……そして敵に
亡命した、あのエルヴァーン女のために……
Shayadar : たとえ、遠く離れ、住む世界が
変われども、揺らぐことのない団結を伝えるため
花を海に捧げていたのではないだろうか……。

Fari-Wari : なんと……

Shayadar : ま、あくまで
私の想像だがね……。

Fari-Wari : いや、そうだ!
きっと、そうです!!
Fari-Wari : そして、その花は
やがて海流に乗り、沖に出て、万里の波濤を越え
東方で待つ、愛しのシャイーハの手に……
Fari-Wari : ずばり、そうですね!?

Shayadar : いやぁ、さすがにそれは……
ほら、だいいち方向、違う……

Fari-Wari : いいえッ!!
そうに違いありません!
Fari-Wari : ああ、なんという熱情……
いいえ、もはや、これは激情です!
あの無骨な炎蛇将に、そんなロマンチックで
スキャンダラスな一面があったなんて……!

Fari-Wari : ……トゥル?
トゥルルルルルッ!
Fari-Wari : 来ましたッ!
インスピレーションのビッグウェーブが
ついにザザァ~っと来ましたよおぉぉ!!

Shayadar : ……おぉ。

Fari-Wari : ゴーゴー
ゴゴン・ゴ・ゴ~ゴ~♪
Fari-Wari : ゴーゴー
ゴゴン・ゴ・ゴ~ゴゴ~ッ♪
Fari-Wari : 揺らめく、炎の♪
なかに立つ~♪
Fari-Wari : 熱き魔神♪
ボクらの、ガダラル~♪
Fari-Wari : 背に負う鎌は
悪を断つため~♪
Fari-Wari : 「クロスリーパー!」
Fari-Wari : 魔法の炎は
愛を燃やすため~♪
Fari-Wari : 「サラマンダーフレイム!」
Fari-Wari : 爆裂! 爆轟! 大爆走~♪
すべてを燃やすぜ♪
オレは、ガ・ダ・ラ・ル~ッ!!♪

Wajran : ……お、なんだ?
新作か!?
Wajran : 爆裂~! 爆轟~!
大爆走~~~♪♪

Fari-Wari : え、えええ?
ちょっと、ちょっと!!
Fari-Wari : なんですかもうッ……!
くそっ、こうなったら、絶対に
真似できないキーでェェッ!!!
Fari-Wari : マ……
マホォの……ホノオは……
アイ……ヲ……モやすゥためェェェェッ♪
Fari-Wari : ゲ~ホッ! ゴホッ……

Kalidaaf : ……おい、マジかよ。
アレ、人間発火現象じゃねぇの!?

Shaeema : ほんとだ!
すご~い! きれ~!!

Kalidaaf : イカす!
最高にホットなパフォーマンスだぜ!



称号:炎蛇将の特攻隊


Fari-Wari : いやぁ~、付き人君の苦労と
わたくしの天才的なイマジネーションによって
ついに、五蛇将全員の英雄叙事詩を
書き上げることができました。
Fari-Wari : でも、わたくしの
懐は、何故か空っぽのまんま。ですから
さっそく、次作の構想を練ってるんですが……
Fari-Wari : 勇者皇帝バルラーンの
血湧き肉躍るスペクタクルロマン?
それとも、ターゲットをがらっと変えて……
Fari-Wari : 天才詩人と
その書生の、許されざる禁断の
師弟愛なんてどうかしら?
Fari-Wari : ん?……トゥル?
トゥルルルルルッ! ほら!
来た、来た、また来ちゃいましたよ~!



※ヴァナ0時経過後。

Fari-Wari : あ、きたきた!
付き人君! 探してたんですよ!!
Fari-Wari : 知ってました?
最近、ガダラル将軍が、自ら
付き人君のことを探しまわってるって……!
Fari-Wari : ンモー。何度も来られるから
こっちはいい迷惑で……あっと、
噂をすれば!!

Gadalar : む……
[Your Name]……
こんな所で会うとは奇遇だな。
Gadalar : お、そういえば
偶然にも、貴様宛の五蛇将連名の
信書を言付かっているんだった。
Gadalar : 連名といっても
俺は言われるまま、署名しただけだがな……。
Gadalar : ものはついでだ。
俺が読んでやろう。

Gadalar : 「拝啓、[Your Name]殿。
 卿におかれては、益々ご清栄の段
 大慶至極に存じ候……」
Gadalar : む……中略!

Gadalar : 「……されば、我が
 皇都防衛軍と修練を兼ねて、干戈を交え
 聖皇の御ために切……切……」
Gadalar : 畜生ッ! 以下略!


Gadalar : 書状なんぞ、まだるっこしいッ!!
Gadalar : 要するにみんな
怪物との呼び声高い貴様と
手合わせしたくて、うずうずしてんだよ。
Gadalar : この俺も含めてな。
Gadalar : ふっふっふ。
先日は貴様に世話になったが
それとこれとは話が別だ。覚悟しろよ。
Gadalar : 逃げんじゃねえぞ!

傭兵キャンプ参加券を手にいれた!
傭兵キャンプ参加券
Rare Ex
傭兵特訓施設「マーシナリキャンプ」の参加券。
サラヒム社の社章の透かしが入っている。

Fari-Wari : なんです? それは
傭兵キャンプ参加券……?
Fari-Wari : ええっ!? ひょっとして
五蛇将からの挑戦状ですか?
ひえ~っ!
Fari-Wari : 場所は、「デルクフの塔」の
天輪の場」……ですって。いったい
そこで、どんなすごいコトが……?
Fari-Wari : ……ま、それにしても
あの五蛇将が教授を請うとは
付き人君もずいぶんと出世したもんです……
Fari-Wari : これもひとえに
師である、わたくしの指導鞭撻のたまもの……。
ですから、いいですね?
Fari-Wari : 師になり代わって
炎蛇将にひと泡吹かせてやるのです!


アルザビ


Gadalar : チッ、貴様か。
傭兵は好かぬ……寄るな。
Gadalar : だが、[Your Name]。
……貴様の力だけは認めてやる。


天駆ける剣 詠うは誰そ彼の 水和ぐ盾 炎熾す鎌(前編)>>炎熾す鎌(後編)
風纏う弓
土噛みし拳

■関連項目 アトルガン白門
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最終更新:2015年07月23日 19:10
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