ムバルポロスに住んでいるガルカの
協力を得ることができたが、それも
束の間。
やはり、獣人と人間はわかりあうこ
となどできないのか。
Cid : なんだね?
ルーヴランス君は来てないかって?
Cid : いいや、彼はまだ
戻ってきてはいないかと思うが?
Cornelia : 大変よ、シドおじさま!
蒸気の羊亭にゴブリンがやってきたらしいわ。
オグビィさんが追い払ってくれたけど
けが人が出たみたい!
Cid : な、そんな馬鹿な!
ヒルダさんは無事か!?
Louverance : [Your Name]さん!
Louverance : いっしょに来てください!
ジャボス殿が、連れ戻されてしまいました!
Raibaht : ……!
ジャボス……が……!?
Cid : ジャボス?
それは誰のことだね?
Louverance : モブリンどもと一緒に
ムバルポロスに住んでいるガルカです。
Louverance : 100年もの間、
モブリンと人が争わぬように願い、
モブリンの面倒を見てきたとか……。
Raibaht : ほうっておけ……、
あれは、ガルカであることをやめたガルカだ。
Raibaht : 今度のことも
おそらく、自ら蒔いた種にすぎない。
Louverance : そうはいきません。
セルテウスを捕らえるためには、
彼の協力が必要なのです。
Louverance : [Your Name]さん、行きましょう。
もう一度、ムバルポロスへ!
Cid : [Your Name]君は
どうするつもりだね?
選択肢:どうするつもり?
>>アル・タユを探す
Cid : そうか。
では、ルーヴランス君と同じ目的だな。
Cid : しかしなんとも不思議な話だ。
100年もの間、獣人と暮らしていたガルカがいたとは!
Cid : そのガルカから
話を聞けば、獣人のことがいろいろわかるかも
しれん。……そうか、それを嫌がったモブリン
たちが連れ戻しにきたのだろうか?
Cid : [Your Name]君、
おぬしもルーヴランス君とともに、ムバルポロスへ
向かってくれ。そのジャボス君とやらを救い出すのだ。
Ravorara : 蒸気の羊亭で起きた事件のこと
聞きましたー? たくさんのゴブリンが突然
現れて、店内になだれ込んでいったんですよー。
Ravorara : どうやら、店内でこそこそと
話し込んでいた2人組が狙われていたようですよー。
ボロっぽいガルカと、無駄に赤いエルヴァーン
でしたねー。
Ravorara : でも襲われたって感じじゃ
なかったですねー。あのゴブリンたち、
迎えにきたって言ってましたよー。
Ravorara : 迎えにきたって、
ジュノから来たんでしょうかねー。
律儀なゴブリンたちですねー。
Oggbi : あのモブリンたち……。
あれが、今になって再び現れたという
「ムバルポロス」に住むものたちだな。
Oggbi : あやつらが連れて帰った
ガルカには見覚えがある。あれは確か……。
そうか、あいつが生きていたとは驚きだ。
Hilda : たくさんのゴブリンが
店に入ってきたときには本当にどうなる
ことかと思いましたわ。
Hilda : でも大丈夫ですよ。
すぐに見知らぬガルカの方が、ゴブリンを
表に連れ出してくださいましたし、なにも
被害はありませんでした。
Hilda : 駆けつけてくださった
ガードの方の話では、あのゴブリンたちは
鉱山の方からきたとか……。物騒ですわねぇ。
[Your Name]は、黄金のカギを手にいれた!
黄金のカギ
黄金製の精巧なつくりの鍵。
(Shaft Entranceに黄金のカギをトレード)
Jabbos : おまえらは……!
Jabbos : なぜ……、また来た……?
おまえらとの……話……終わった……。
Jabbos : モブリンたち……、
俺が……説得する……。だから……頼む……。
もうしばらく……待ってくれ……。
Louverance : ジャボス殿、
もう、目を覚ましてください。
Louverance : あなたは100年もの間、
ここのモブリンたちを説得しつづけてきた。
ならばもう、おわかりなのでしょう?
Louverance : 獣人と人は、種の起源が
異なる生き物。いくら話を交わしても、
理解し合うことはできません。
Jabbos : ……。
Louverance : 確かに人と獣人、
ひとりとひとりならば、種を超えた
慈しみが生まれることもあるでしょう。
Louverance : しかし種が集いしとき、
種のもつ「サガ」は、種全体の意志となり、
抗うことのできない定めとなる。
Louverance : 私たちが捕らえるべき
あの少年……セルテウスに、彼らは
決して逆らうことはできません。
Louverance : なぜなら獣人たちは、
まぎれもなく男神の子であり、あの少年は
まぎれもなく男神の意志を継ぐ者なのですから。
Jabbos : 違う……違うのだ……。
モブリンたちは……、ただ、そう……、
信じ込まされたのだ……。
Louverance : 信じ込まされた?
なにをです?
Jabbos : よく……、きいてくれ……。
モブリンたちは……、はるか昔から……
光輝く……鉄の巨人を……探していた……。
Jabbos : 彼らに……大いなる力を……
与えるという……言い伝えの……
鉄の巨人を……探していた……。
Jabbos : だが……、
モブリンたちは……地の底で……
鉄の巨人ではなく……石像を……見つけた。
Jabbos : だから……彼らは……
それを……鉄の巨人だと……思うことにした……。
けれど……いくら祭っても……大いなる力は……
もたらされなかった……。
Jabbos : その理由を……求めて……
モブリンたちは……、地上を目指し……
人をさらい……、書物を奪った……。
Jabbos : 俺は……、それを……
止めさせるために……旅をして……
石像のことを……調べた……。
Louverance : 石像ですか……。
Jabbos : そして……俺は……、
あれが……男神の石像だと……知り……
伝説とともに……モブリンたちに……
教えてしまった……。
Jabbos : しかしそれは……
とんでもない……ことだった……。
Jabbos : モブリンたちは……
自分たちが……男神の子ならば……、
人を憎み……、殺めるべきだと……
そう思ったのだ……。
Louverance : だから罪滅ぼしのために、
彼らと一緒にいるというのですか?
Louverance : しかし、それは無意味なことです。
自らが男神の子だということに、遅かれ早かれ、
彼らもいずれは気づいたに間違いありません。
Jabbos : 違う……違うのだ……。
タブナジアの……司祭さまが……、
あのとき……俺に……教えてくれた……。
Jabbos : 人の伝説は……間違っている……。
モブリンたち……、獣人たちは……、
男神の子ではないと……
Louverance : そんな……!?
Louverance : 女神アルタナの伝説を
タブナジアの司祭が否定したと!?
Louverance : まさか、そのようなこと……
血迷ったとしか思えない!
Jabbos : そうではない……。
司祭さまは……俺に……教えてくれた……。
Jabbos : 男神は……獣人が……生まれる……
ずっと前に……すでに死んでいること……。
Jabbos : でも……いつか……
男神は……生まれ変わる……。
世界の終わりを……望んで……。
Jabbos : それまでに……本当の……
鉄の巨人を……探さないと……ならない……。
Jabbos : 本当の鉄の巨人を……
見つければ……、眠れる神々が……
モブリンたちを……説いてくれる……。
Louverance : ……。
Jabbos : そして……
司祭さまは……、男神の石像を……
ここから消してくれた……。
Jabbos : モブリンたちは……、
あの像を失い……、また鉄の巨人を……
求めて……地の底へ……争いのない世界へ……
戻ることが……できたのだ……。
Jabbos : 大きな輝く石……見つけるまでは……。
Louverance : それは……!
Chekochuk : ジャボス!
そォいうコト、だァったんなッ!?
Jabbos : チェコチュク!!!
Movamuq : ジャボス!
アタィたち、ぜェんぶ聞ィたんヨッ!
Trikotrak : ジャボス!
オゥレたち、だましてたなッ!?
オゥレたち、裏ァ切ったなッ!?
Jabbos : モヴァマク、
トリコトラク……。
Swipostik : ジャボス!
オゥレたち、とォっても、怒ってるなァ!
わかるなァ? とォっても、だなァ!
Chekochuk : ジャボス!
オゥレたち、こォんな怒るゥ、初めてなだッ!
オゥレたち、だァまされたァ、初めてなだッ!
Jabbos : すまない……
みな……
Jabbos : 俺は……、
最初……たしかに……
みなのこと……だました……。
Jabbos : 人に……聞いたまま……
モブリンたちが……男神の子……、
言ってしまった……。
Jabbos : だから……ずっと……
俺は……探した……。
Jabbos : 本当のこと……
教えてくれる……、本当の……神さま……
Movamuq : ジャボス!
アタィたち、もォう、だまァされないヨッ!
アタィたち、もォう、裏切らァれないヨッ!
Trikotrak : ジャボス!
オゥレたち、もォう、言葉、でないなッ!
オゥレたち、もォう、言葉、いらねなッ!
Jabbos : みな……
待ってくれ……
Swipostik : ジャボス!
グー・ビォンゴ!
Trikotrak : グー・ビォンゴ!
Movamuq : グー・ビォンゴ!
Jabbos : ……。
Louverance : 待ってください!
Louverance : ジャボス殿、彼らはなんと?
それに、どこへ行くつもりなのです?
Jabbos : ……。
俺……、もう、ここには……いられない……。
俺……、もう、さよなら……言われた……。
Louverance : !
では、私たちと共に来てください!
Louverance : あなたのその力、
モブリンたちを救わんとしたその強い意志、
今度は人のために、使っていただきたい。
Jabbos : 人のため……?
Louverance : モブリンたちがそうであったように、
人もまた男神によって、男神の呪いによって、
滅ぼされようとしているのです。
Louverance : あなたの言うように
獣人が男神の子ではないというのならば、
彼らもまた、男神の呪いにかかっている
だけなのかもしれません……。
Jabbos : 男神の呪い……
Louverance : 行きましょう。
バストゥークにいらっしゃる
シド殿のところに。
Jabbos : ……。
Jabbos : わかった……。俺、行く……。
でも、それは……、みなのため……。
Jabbos : 人だけでなく……
モブリン……みな……助けるためだ……。
いいな……?
Cid : なんということだ!
「世界の終わりに来る者」とは
男神の生まれ変わりのことなのか!?
Cid : そのような恐ろしいものを
相手にしなくてはならんとは! ううむ……!
Cid : その少年セルテウスが
どこへ行ってしまったのかはわからないのかね?
Cid : モブリンたちに尋ねても、
答えは得られないのかね?
Jabbos : 少年……どこかに……
行ってしまった……。
Jabbos : だが、モブリンたち……、
あの少年……戻ってくる……信じて……、
穴……掘り続けてる……。
Jabbos : 男神の……生まれ変わり、
輝く石まで……連れていくため……。
Louverance : ……。
Cid : そうか。
しかし、このままモブリンたちを
ほうっておいてもいいのだろうか。
Cid : 「世界の終わりに来る者」を
むざむざと5つ目の母なるクリスタルのもとへと
やるわけにはいかないぞ。
Jabbos : それは……!?
Louverance : しかしシド殿、私たちには、
ムバルポロスを敵にまわすほどの猶予はありません。
バストゥーク共和国は、人に宣戦布告した真龍との
戦いに備えるべきです。
Louverance : ですから、このまま
モブリンたちの作業を見守ることにしては
どうでしょうか。作業が終わる頃に
セルテウスは戻ってくるはずです。
Cid : しかしその場合、
5つ目の母なるクリスタルへの道が
開かれてしまう。危険な賭けだぞ。
Cid : ……いや、わかった。
皆の帰りを待ってみよう。プリッシュ君の話を
聞いてみなくてはならんし、わしの作業の方も
まだまだ時間がかかりそうだしな。
Louverance : ……?
シド殿はいったい、なんの作業を?
Cid : はっはっは。
バハムートのところへ行くために
わしも道を開こうと思ってな?
Cid : 我が悪友からの情報では、
バハムートは、前人未到の新天地、
遥かなる雲海の果てにいるそうじゃないか!
Cid : 我が愛娘、
「[Ship Name]シド号」では雲海の荒波に耐えられん。
Cid : もうちょっといろいろと
教え込んでやらねばな。このままでは、
手玉に取られて海に落っこっちまう。
Louverance : なるほど、そうでしたか!
その大改造の見込みは立っているのですか?
Cid : まぁまぁ、見てなさい。
うまいこと腕の立ちそうな冒険者を
見つけて、なんのかのと頼んである。
Cid : ……だからおぬしたち、
ムバルポロスの見張りの方、しっかり頼んだぞ。
Louverance : お任せください。
ジャボス殿から、ムバルポロスのこと、
モブリンのこと、いろいろと教えて
いただきました。
Louverance : 信頼できる同志にも
手を貸してもらい、人手も十分です。
Jabbos : 俺たちに……任せる……。
俺……、ムバルポロス……すべて……知ってる……。
Cid : そうか。
ジャボス君、よろしく頼むよ。
Louverance : ……ところで、シド殿。
プリッシュさんの消息は、依然として
わからないのでしょうか?
Louverance : 実は途中で、
罪狩りのミスラの話を聞いたのです。
Louverance : 詳細はわかりませんが、
罪狩りのミスラは、ミルドリオン枢機卿の
罪を狩るために本国より来たとのこと。
Louverance : しかしミルドリオン枢機卿は
既に亡いと判断した彼女たちは、その罪を
プリッシュさんに償わせようとしています。
※以下、ウルミア編、テンゼン編が終わっている場合。
Cid : うむ、そのミスラたちなら
ウルミア君と一緒にここへ来たぞ。プリッシュ君は
彼女たちに見つかってしまったものの、隙を見て
逃げ出したようだ。
Cid : その際にプリッシュ君は、
「タブナジアの魔石」と呼ばれる大きな魔晶石を
持ち去ったようなのだが、それについてなにか
知らんかね?
Louverance : タブナジアの魔石……。
20年前の戦争のときに行方がわからなくなって
いたあの魔晶石の塊を、プリッシュさんが?
Louverance : プリッシュさんは
いったい、あれをどこへ?
Cid : それがわからんから困っている。
ウルミア君は彼女の身を案じて、夜も眠れぬほどだ。
ルーヴランス君でもやはりわからんか。
Cornelia : シドおじさま!
天晶堂の人から知らせがきたわ!
プリッシュさんが、ジュノに現れたんですって!
Cid : なんだと?
Cornelia : 指名手配されてるということを
説明したのに、聞く耳もたなかったらしいわ!
Cornelia : プリッシュさんになにがあったの?
わざわざ捕まりに行ったようなものよ!?
Ulmia : ……ジュノ……。
もしかして、プリッシュはあの方に会いに……?
Cid : ん? なんと言ったのかね?
Ulmia : 私、行きます!
Cid : ウルミア君!
Cid : ライバート!
テンゼン君に連絡してくれ。
至急、
ジュノへ向かうようにな。
Cid : ムバルポロスの見張りは、
黄金銃士隊にでも任せよう。
Cid : [Your Name]君は、
先にジュノへ向かってくれ。
Cid : プリッシュ君が見つからなかった場合は、
ジュノの大使館邸辺りで一度集合だ。
Cid : もしも彼女が捕まってしまっていたら、
あそこに連れてこられているはずだからな。
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最終更新:2015年05月26日 23:50