歌うは誰がため

For Whom the Verse Is Sung
指名手配されているプリッシュが、
ジュノで目撃された。ジュノ大公
宮で話を聞いてみよう。
プリッシュのことで、胸を痛める
ウルミアを気遣ってやりたいもの
だが……。


ル・ルデの庭


Pherimociel : [Your Name]。
今日はどういった用件だ?
ウォルフガング様ならば、今は……
Pherimociel : なに?
プリッシュという少女、だと?
あの指名手配になっている?
Pherimociel : あの幼子ならば先ほど、
ひとりでここへ出頭してきたぞ。
Pherimociel : 当然、その身柄を確保したが、
偉い奴に会わせろの一点張りで、ほとほと
手を焼いている。
Pherimociel : ウォルフガング様が
早くお戻りにならないものか。

Ulmia : [Your Name]さん!
Ulmia : ごめんなさい、お話の途中に。
……あの、私と一緒に来てくださいませんか?
Ulmia : プリッシュが、自分から
ジュノに捕まりに行ったなんて……。
Ulmia : いったい、どういうつもりなのか
まったくわかりません。
Ulmia : けれども女神さまの思し召しか、
ジュノ大公宮の方々は慌しくて、プリッシュに
刑罰が与えられるようなことは当分なさそうです。
Ulmia : この機を利用して、
プリッシュを救い出すことができれば……。

Tenzen : [Your Name]殿!
ウルミア殿!

Ulmia : テンゼンさん!

Tenzen : 会えてよかったでござる。
プリッシュ殿が、捕らえられたという話は
聞いたでござるな?
Tenzen : 今後のことを検討するべく、
一度、皆で顔をあわせて、互いの意志を
まとめる必要があるでござる。
Tenzen : [Your Name]殿と
ウルミア殿の他は、ジュノ上層にある酒場に
集っているでござる。

Ulmia : ジュノ上層にある酒場……。

Tenzen : アルド殿のお心添えで、
わずかな時間ながら、そこを貸し切らせて
いただくことができたでござる。
Tenzen : そこでお待ちしているでござる。
では、ごめん。



Pherimociel : ジュノ上層にある酒場にて
いったいなんの話し合いをするつもりだ?
Pherimociel : 天晶堂のアルドが
絡んでいるのならば、なにやら悪い企みの
気配がするが、聞かなかったことにしてやろう。


ジュノ上層 / マーブルブリッジ


(Door:"Marble Bridge"を調べる)

Tenzen : [Your Name]殿、
よくきてくださった。
Tenzen : 我らは今やっと、
皆それぞれの話を把握したところでござる。
Tenzen : 我輩、今になって
このようなことを知ろうとは思わなんだ。
Tenzen : ウルミア殿が来る前に、
[Your Name]殿も心の準備を……

Ulmia : 皆さん、暗いお顔をして
いったい、どうしたのです?

Tenzen : ウルミア殿、お待ちしていたでござる。
我らが各地で聞き及んだ話、気を強くもって
聞くでござるよ?

…………………………………………………………………………………………

Tenzen : ……もちろん我らも、
その結論を覆すことができぬかと、
幾度も考え直してみたでござる。
Tenzen : しかしあの少年セルテウスは
クリスタルの光を盗めども、古代の民の
悲願とやらを止めるために来た存在でござった。

Louverance : それに、「闇の血族」を率いていた
「黒い神」は、男神のことではありませんでした。

Jabbos : ……でも……、
モブリンたち……、「黒い神」から……
「世界の終わりに来る者」……すでに……
復活してると……聞いていた……。

Shikaree Z : そして、おまえも見たはずだ。
プリッシュの胸に埋まっている魔晶石を。
Shikaree Z : おまえたちの話では、
あれは男神の象徴「虚ろなる闇」を
封じた、まがまがしい結晶だという。

Tenzen : ウルミア殿。
プリッシュ殿を慕うそなたには、
まことに無慈悲な結論でござろう。
Tenzen : しかし我輩、それに加えて
霊獣カーバンクル、霊獣フェンリルがようやく
教えてくれたこともあわせて伝えなければならぬ。
Tenzen : 「世界の終わりに来る者」は、
1万年の時を経て、タブナジアに生まれ
落ちるよう運命づけられたのだと!

Ulmia : ……まさか皆さんは、
それがプリッシュだったと言いたいのですか?
Ulmia : そんな!
私はどうしても信じられません!
Ulmia : 私と彼女は、タブナジアが
滅ぼされる前より、ずっと一緒にいました!
Ulmia : だからわかります。
彼女は誰よりも、素直で、澄んだ心をもっている。
Ulmia : 誰よりも強くて、
誰よりも信じる心をもっている……。
Ulmia : もしプリッシュが
「世界の終わりに来る者」だというのならば、
なぜ霊獣ディアボロス相手に、「世界も人も
救おう」などと言えるのです!?

Tenzen : ……確かに、我輩もプリッシュ殿ほど、
生きることを楽しんでいる人を知らぬでござる。
Tenzen : その方法さえ知り得、
それを成す時間さえあれば、プリッシュ殿を
その定めより救わんと思うでござる。
Tenzen : しかし我らには、もう
時間が残されてはおらんのでござる。
Tenzen : 真龍を率いるバハムートを
止めねばならぬという使命がある!

Shikaree Z : それに、ミルドリオン枢機卿が
生きているというなら、奴はプリッシュを使って
男神の復活を企んでいるはずだ。
Shikaree Z : プリッシュがあの魔晶石を
手に入れた今、すぐに葬らねば世界が危うい!

Jabbos : ……男神、復活すれば……、
モブリンたち……、止めることできなくなる……。

Ulmia : もうやめてください。
真龍の王バハムートを止めるために、みなさんは
プリッシュを手にかけようと言うのですね?
Ulmia : 私にはそんなこと、できません!

Tenzen : ウルミア殿!
Tenzen : ……。


Shikaree Z : 仕方がない。
とにかくまずは、プリッシュをジュノ大公宮より
奪取せねばならないな。私は、その方法を探そう。

Louverance : 古い友人を訪ねてみましょう。
なにか良い手があるかもしれません。

Jabbos : これ以上……、犠牲、出したくない……。
俺も……がんばる……。

Tenzen : [Your Name]殿。
Tenzen : [Your Name]殿は、
我らの結論に、反対でござるか?

選択肢:結論に反対か?

>>結論って?

Tenzen : 「世界の終わりに来る者」は、
ヴァナ・ディールを救わんとする我らに
とって、なにがあろうと討つべき相手。
Tenzen : それが、あのプリッシュ殿だとしても、
我らがやるべきことはひとつ。そのことでござる。

>>反対だ
+ ...
Tenzen : そうでござろうな。
気にする必要はないでござる。
Tenzen : [Your Name]殿は、
ここで降りるでござるよ。
Tenzen : しかし、ウルミア殿のことだけは
頼むでござる。あの様子、心配でござる。
Tenzen : 慰めの言葉をかけてほしいとは
言わぬでござる。ただ、ウルミア殿を
タブナジアまで送ってさしあげてほしいでござる。
Tenzen : エシャンタール殿に頼めば、
快く送ってくださるでござろう。
Tenzen : では、ごめん!

>>仕方ない
+ ...
Tenzen : わかってくださるか。
殿、皆、そうでござる。
苦しい決断、血のにじむ結論でござる。
Tenzen : 人の命に重き軽きはないといえど、
我輩はどうしても、世界を救うという使命を
果たさねばならぬでござる。
Tenzen : しかしその前に……
我輩、ウルミア殿のことが心配でござる。
Tenzen : 慰めの言葉をかけてほしいとは
言わぬでござる。ただ、ウルミア殿を
タブナジアまで送ってさしあげてほしいでござる。
Tenzen : エシャンタール殿に頼めば、
快く送ってくださるでござろう。
Tenzen : では、ごめん!



Mojuro-Nojuro : 綺麗なお姉さんが
泣きながら、あっちの方に走っていったよ。
あんなシーン、初めて見たよ。
Mojuro-Nojuro : きっとエルヴァーンなのに
この酒場は「タルタルの日」だったんだね。
泣きたくなる気持ち、僕にもよくわかるよ。


ル・ルデの庭


Ulmia : [Your Name]さん。
Ulmia : ごめんなさい。大人げなかったですね。
取り乱して、飛び出してしまったりして。
Ulmia : 皆さんの言っていること、
よくわかってはいるんです。
Ulmia : すべての人々を滅ぼそうとしている
真龍の王バハムート。
Ulmia : ジュノ戦闘艇隊の力がどれほど
素晴らしくとも、このままでは多くの
罪なき人々が、この戦いの犠牲となって
しまうでしょう。
Ulmia : ……それに、よくわかっているんです。
皆さんだって本当は、プリッシュのことを
助けたいと思っているということ……。
Ulmia : でも、霊獣ディアボロスの言うとおりだわ。
世界と人、両方とも助けるなんてことできないのね。
Ulmia : 霊獣ディアボロス……
プリッシュのことを夢の世界に呼んだのは、
彼女が「世界の終わりに来る者」だと
わかっていたからなのかしら?
Ulmia : ミルドリオン枢機卿さまは
それを知っていたからこそ、プリッシュに
あのアミュレットを渡したのかしら?
でも……
Ulmia : [Your Name]さん、
今になってしまったけれども、私、
あなたに言わなくてはなりません。
Ulmia : プリッシュのアミュレットが盗まれて、
プリッシュが倒れてしまったときのことを……

…………………………………………………………………………………………

Prishe : 本当に一瞬だったけど、間違いねぇんだ。
Prishe : アミュレットが奪われるとき、
伝わってきたあの感じ……。あれは絶対、
ミルドリオン様だった!

Ulmia : では、ミルドリオン枢機卿さまが
あなたからアミュレットを奪ったというの?
Ulmia : どうしてそんな真似を?
だってあれは、ミルドリオン枢機卿さまが
あなたに贈ったものなのでしょう?

Prishe : ああ、そうさ。
ミルドリオン様は、あのアミュレットを通して、
いつでも俺を見守ってくれていた。
Prishe : 悪いことを考えたり、
悪いことに巻き込まれたりしねぇようにってね。
Prishe : でも……
ミルドリオン様は今になって、
どうしてもあのアミュレットを
取り戻さないとならなかったみたいだ。
Prishe : ずっとずっと帰りを待っていた、
ずっとずっと昔の友達が帰ってきたから……。
Prishe : ミルドリオン様、心の中で謝ってたよ。
でも俺がジュノにいる限り、そばで見守り続けて
くれるって……

Ulmia : ジュノ……?
Ulmia : ミルドリオン枢機卿さまは、
ジュノにいるというの? そして、私たちが
タブナジアから来たこともすべて知っていた?
Ulmia : それだけじゃないわ。
20年もの間、私たちがタブナジアにいたことを
知っていて、迎えに来なかったというの?

Prishe : いや、そうじゃない。
ミルドリオン様は、俺に託したんだ。

Ulmia : 託した……? なにを……?


…………………………………………………………………………………………

Ulmia : あの時、プリッシュが言いかけたこと、
あれはいったいなんだったのでしょう。
Ulmia : ミルドリオン枢機卿さまが私たちに
託したこと。それが男神の復活だなんて、
恐ろしいことだとは思いたくない……。
Ulmia : [Your Name]さん、
あなたならわかってくれるなんて、
甘えなのかもしれません。
Ulmia : でも、やっぱり私、
最後まで諦めたくありません。
Ulmia : ヴァナ・ディール、
そして人。そのどちらも救われる。
私は、そんな世界を歌いたい。
Ulmia : あなたもどうか
そんな世界を望んではくださいませんか?

選択肢:そんな世界を望むか?

>>そんなに世の中甘くない……
  Ulmia : ! ごめんなさい。
  あなたの気持ちも考えず、無理なことを言って。

>>もちろん! 絶対、諦めない!
  Ulmia : ありがとう、
  [Your Name]さん!

Ulmia : 私、もう一度、大公宮に行ってみます。
街の人には、誰にきいてもわからなかったけれど、
マッキーチェブキーたちなら、噂をつかんでいる
かもしれません。
Ulmia : プリッシュを助けてくれる最後の望み、
ミルドリオン枢機卿さまのことを……。


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■関連項目 プロマシアミッション , ル・ルデの庭
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最終更新:2015年05月03日 23:49
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