あきら、旭・ミルクラウン・マーリオン。
わたし、
ビーニャ・グリモワールの、絵本作りのパートナー。
明日はハロウィンだと、放課後はお菓子を用意していた彼女。
部屋の鍵を魔術で開き、ベッドで眠るあきらに近付く。
いつもはポニーテールに結われた青墨色の髪。
今は大きく広がりベッドの端から零れ落ちてふわふわと揺れていた。
ほんのりと良いの香りがして、わたしには存在しない心臓がトクン、と鼓動した気がした。
「くー……」
いつも見慣れている顔なのに。
見あきる事の無い、あきらの顔。
窓から差し込む月の光がちょうど胸の下までかかる。
髪の間から覗く不思議に思える程、どこまでも無垢で安らかな寝顔。
まるで絵画から切り取ったのではないかと錯覚する程、穏やかさで満ちている。
「とりっく おあ とりーと」
……反応はない。
つまり、悪戯をしなければならない。
頬をつつく。柔らかいふにっとした感触。
指先から伝わる温かな熱。安らかな呼吸。穏やかな鼓動。
「ん……すぅ……」
あきらは少し身じろぎして鼻を鳴らすと、また寝息を立て始める。
肌着の襟元が僅かにはだけ、桜色の火照った柔肌が露わになった。
しかし起きる気配はないので悪戯を続けなければならない。
わたしの胸のうちで燻ぶる、このよくわからない衝動。
それが何なのかを知る為に。わたしは少し濡れたあきらの唇へ
(省略されました・・全てを読むにはルニャちゃんぷりちー!と褒め称え崇め奉ってください)
最終更新:2012年03月02日 01:19