概要

太古、とある宇宙を支配し怪異の楽園を築き上げた集団の意思を継いだかもしれない新興の宗教団体。
信者(100%男性)は増加傾向にあり、その組織規模が肥大化しつつある。
今は派手に活動していないが、そのうち他の組織にも危険視されるようになる、かもしれない。
街の外れにある廃教会を活動拠点とし、純粋無垢な少女を絶対神として崇めている。
が、信者となった者が総じて行方不明になっているらしい・・・。
アンノンスに関する事柄が記された〈未知存在考察書〉なる書物が登場する、予定。

教祖 ディスアスター(Disaster)

かつて宇宙を支配していたアンノンスの長にして、この宗教団体の教祖。
容姿は肩まである黒髪と黒瞳、服装は黒コート+黒Tシャツの黒尽くめがデフォルト。
名は“災厄”を意味し、本人も己を世界の災厄/絶対的悪の存在とする。
その正体は生物を凌駕する力と、邪な波動の気を秘めた怪異なる存在で、
過去に起ったいざこざで異界に封じられていたが、何処ぞの馬鹿に召喚されて再臨した。
かつての従者を自らの力で異界から解き放ち、超越者〈イレイサー〉と呼ぶ存在の覚醒を目論んでいる。

教祖代理、及び崇拝対象 インヴィ(Invi)

これまでに三度の封印を身に刻まれ、他の[[サインズ]]同様に異界に封じられていたが、
災厄によって呼び起こされてこの世に舞い戻った女性型の怪異存在。
名前はあだ名で、真名はインビンシブル。不敗を意味する。
性格は無口そのもので普段は一言づつしか言葉を話さないが、時たま普通に喋る事がある。
何の因果か、12歳かそこらな銀髪の少女の容姿をしている。
『敗北も勝利もしない能力』という異能が使えるも、
これまで過去三回に渡って破られているので意外と大したことなかったりするのが現実。
剣術魔術等、怪異だからか殆どのことはそつなくこなすが料理は出来ないようだ。
また、異常に記憶力が乏しく主であるディスアスター以外は仲間であっても覚えた例が無い。
基本的にディスアスターの指令を受けて初めて行動する。

幹部 デルミネ(Dermine)

これまで異界に封じられていたかどうかも定かではない、災厄以上に謎な存在。
ディスアスター曰く『気づいたら居たが、まぁどうでもいい』
とても自由奔放な性格で、街中から検定会場まで様々な場所に巨大なカラスの姿で現れる。
彼の異能は『侵食』で、怪異存在たる彼に相応しき凶悪さを誇る。
更に『特定の姿を持たない』という自身の特性を利用して記憶にある物に変化でき、
上下関係に構わずディスアスターに馴れ馴れしい態度で話す。

改造私兵集団 ドッグス(DOGS)

現アンノンスにおける、ディスアスターの私兵。
彼らは元々、アンノンスの信者や人身売買に出されていた子供だったが、
ディスアスターによって肉体/精神改造を受け、現在は忠実な番犬と化している。
四足歩行をし、肉食獣の様な爪牙を持ち、人肉を喰らうことを躊躇わない。

サインズ(SIGNS)

かつてアンノンスには13体の超越した存在が在り、それらは〈サインズ〉と総称されていた。
しかしある時起ったサインズの離反によりアンノンスは壊滅に追い込まれ、最終的に世界から消えてしまった。

現在はサインズの殆どが〈異界落ち〉しているが
各個が遺した召喚石と相応しき肉体を用意し、召喚の儀式を執り行って、
異界にある彼らの魂と肉体を融合させることで現世に喚びだすことができる。
だが、これにも例外は存在し、例として再臨したディスアスターは肉体も召喚石も必要とせず完全な姿で喚びだすことが可能。
召喚石を持った者の絶望と悲憤に反応し、自発的に肉体を奪うこともあるらしい。

サインズのうち何体かは何らかの形で存在し、異界落ちしていないと表記されている者も“存在はしている”

サインズ一覧
称号 二つ名、呼称 封印地(異界)
白羊宮 <普遍の超越者>コモーン(common) 円描く鎮魂の異界
金牛宮 <堕ちた魔除>アイギス(Aegis) 異界落ちしていない為、存在しない
磨羯宮 <蝕む混沌>デルミネ(Undermine) 天司る樹の異界
処女宮 <不敗の処女>インヴィ(Invincible) 異界χ
天秤宮 <審判の天秤>ディシー(Decider) 異界落ちしていない為、存在しない
天蝎宮 <災厄の化身/怪異の王>ディスアスター(Disaster) 陽陰す<かくす>災厄の異界
双魚宮 <理想に溺るる者>アクレアトゥ(A Creator) 異界落ちしていない為、存在しない
宝瓶宮 海神の異界
双児宮 <双仔鎖龍>ヴァイン(bind) 悪龍の異界
巨蟹宮 紅き熒惑の異界
獅子宮 <異能喰らい>イータ(eater) 異界落ちしていない為、存在しない
人馬宮 <双仔鎖竜>ヴァイン(bind) 闘竜の異界
蛇使 空席 空白なる門の異界

【異界】
サインズの死亡/消滅に反応し、自動的に形成される並行宇宙の集合体。
最奥とされる宇宙を中心に幾多の並行宇宙がそれを囲み隠す、または封じる形になっている。
(アンノンスの場合は、サインズを封じる為の獄)
これに似たものとしてかつて“夢の深淵”という空間があったが、現在は原因不明の消滅を起こして綺麗さっぱり無くなっている。
どの様にして異界が創造されているかはサインズでも一部しか知らないが、現在は空席になっている十三番目【蛇使】が深く関わっている……かもしれない。

【異界落ち】
サインズは死亡/消滅の寸前に自らの魂と肉体を異界に落とし、それを免れる事ができ、
更にその際、肉体の部位を元にして何処かの並行宇宙に『召喚石』を遺す。
それら一連の流れを“異界落ち”と呼び、彼らが別の世界にも現れるのはこれがある為。
異界落ちは絶対であり、これを捻じ曲げることは出来ないとされる。

尚、これを創ったのはディスアスターであるが
現在は第三者の介入によって『封印』の要素が追加されてしまって、
サインズは異界に落ちると召喚されるまでの時を仮死類似状態で過ごすことになる。

【召喚石】
サインズ召喚の術式が刻み込まれた魔法石。
条件に見合った肉体に埋め込むことで封印を解き、サインズを喚びだせるという、あり得ない品物。
その解析は現代に至っても困難を極める。

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最終更新:2009年02月15日 16:17