ワモン


概要

 ワモン系の原種であり、「G」全体の基本種とも思われる小型タイプ。気性が荒く攻撃的で、人間などに積極的に襲い掛かる。
 防御力は低いが移動速度がきわめて速いため戦車では捕捉しきれず、歩兵の火力では致命傷に至らない。メードによる攻撃なら容易に撃破可能。
 体長2~4m。翅を持つが飛翔能力は低い。胸部にある黄色い輪のような模様が呼称の由来(ワモン=輪紋)。


亜種・進化系

ウォーリア

 メードとの戦闘を経て二足歩行能力を獲得したタイプ。詳細はウォーリア参照。


ファイアフライ

(投稿者:ふみ)
 "G"の中でも珍しい、夜間に活動するタイプ。腹の先に特殊な発光器官を備えており、そこから光を出して獲物をおびき寄せ捕食する。この習性から「ウィル・オ・ウィスプ」(楼蘭では「鬼火」とも)と呼ばれる事もある。また、光で他の仲間と交信したり、一瞬であるが器官を激しく発光させて目くらましも行う。ワモンの亜種と言われているがおもな活動が夜間なためその生態は未だ分からない部分が多い。モデルはホタル。


ホワイトファー

(投稿者:怨是)
 多湿で瘴気の密集しやすい地下に適応した、全身に乳白色の体毛を有するワモン系の亜種。全長は3~6m程度と原種より少し大きく、やや動きが遅い。体型こそ原種のワモンに酷似しているものの、周囲に濃密な瘴気を発生させており接近戦には大きな危険が伴う。また瘴気の負荷が自身にも及んでいる為か原種に比べると全体的に短命であり、熱や光に弱い傾向にある。発生エリア周辺は壁面に白いカビのようなものが群生しているため、発見は容易。比較的温暖で多湿な気候の地域を好み、砂漠などの乾燥地域や気温の変化の激しい地域には出没しない。

フラッフボール

 ワモン系の亜種。ホワイトファーの種が有害物質の多い環境で進化を遂げた結果、真っ黒な毛玉のようなものが全身に付着したような派生種が生まれたと推測されている。全長3~6m程度で、動きは原種よりやや緩慢という点ではホワイトファーと共通しているものの、纏っている瘴気が通常の人間なら少し近づいただけで肺から出血する程の高濃度であり、中距離戦闘でも危険。狙撃による対処が最適とされる。瘴気の負荷はホワイトファーに比べるとある程度克服しており、熱や光もそれほど通用しない。
 温暖多湿を好む生息地域や、発生エリアでカビのようなものを発生させる事に関しては、ホワイトファーとほぼ同様。唯一、雨天時に地上でも活動するという点で異なる。

スパイトモールド

(投稿者:ねこだまし)
 ホワイトファーから発生した、強い幻覚効果を引き起こす瘴気を放出する種。躯体はやや大柄。
 フラッフボール同様、劣悪な環境で身を守るために進化した種のようだが、起源については未解明。
 各戦線に出現するが付近のG勢力域で繁殖している姿は見られないため、どこか特定の場所で発生したものが長い時間をかけて各地戦線に移動しているものと思われる。
 外皮や柔毛の色は紫に赤い斑紋というチープに毒々しい色合いなので、遠目からでも判別し易い。防御力はワモンと同等。動きは若干鈍い。
 複眼・単眼ともに退化して受光器官が無いため、光に対しては無反応である。
 湿気を好むため水源の近くに現れやすく、雨天時でも活発に動き回るうえに気温差の変動にも強いが、乾燥を嫌う傾向はホワイトファーから変わっていない。
 瘴気は毒性こそ弱いものの、少量の吸気で激しい眩暈や幻覚・幻聴を引き起こし、大量に取り込むと発狂や全身痙攣などを伴う。
 MAIDの場合は情緒制御が誤作動するが、個人によってその内容は多種多様。マタタビを与えられた猫のように酩酊状態に陥ったり、性格が反転したり、語尾が変になったり、変態紳士が天体戦士になったりする。傍から観てて面白いけど要注意。

系統 :ワモン直系
俗称 :-
体長 :4~5m
成長 :不完全変態 / 漸変態
口器 :咀嚼口型
翅翼 :無い
歩脚 :全て


グロッド

(投稿者:怨是)
 Glod。まばゆいばかりの黄金色の体色を持つ、ワモン系の亜種。全長2~4m。名称の由来はゴールドのアナグラム*1。母体がレアメタルを取り込んだために卵の中で突然変異が生じたものと推測される。突然変異に伴って瘴気も変質しており、危害範囲が狭まった代わりに接触部分に裂傷を発生させるものとなった。目撃地域はファルマン半島の南ルージア海側沿岸地域。歩行時に独特の甲高い金属音のような音を立てるため判別は極めて容易とされているが、目撃例は僅少。報告によると、気質はそれほど攻撃的ではなく、むしろ自らの身体を守るかのようにして逃げるという。研究者の中にはスポーン説を唱える者も居る。


タンカー

(投稿者:エアロ)
 ワモンから派生し、甲殻を硬質化させ巨大化したG。別名<アシッド>、<ふとっちょ>。
 体色は甲殻部は青、腹部などは青みのかかった灰色。センチピードには劣るものの、全長20~40m、全高6~10mと巨大。ワモン、ウォーリアの群れの中ほどに10体前後がいることが多く、群れのサブリーダー的な存在である。甲殻はヨロイモグラほどではないものの硬く、半端な刃物や銃器では破壊できない。硬い殻で覆われた腹部には酸性液の袋が入っており、口吻から噴射することで相手を攻撃できる。色は黄色、体内で濃縮されていてとても濃い濃度であり、あらゆる金属・衣類を溶かす。当然人間が浴びれば骨すら残らず溶解してしまう。メードでさえまともに浴びれば重傷は免れない。翅が退化しているため飛ぶことはできず、別の飛行種Gによって運ばれることで遠くまで移動すると考えられる。
 モデルは(設定)虫がいっぱい出てくる某SF戦争風刺映画の同名バグ。(形)ゴミムシ。


ヨロイモグラ

 ワモン級の数十倍の巨躯を持つ大型タイプ。翅を持たず移動速度も遅いが、戦車砲すら通じない強固な外殻を持つ。
 巨体に加えて常に数匹から十数匹の群れで行動するため非常に厄介。普段は地中に潜んでいる。


センチピード(ターマイト)

 現在確認されている中では最大級の「G」。別名「ドラゴン級」。 その全長は40~60mに達し、過去には100mを超える個体も確認されている。
 身体を分断されても再び接合したり、分断された部分が別個体として活動したりなど、その巨体に見合う驚異的な生命力を持つ。

 実は単体の生物ではなく、 ワモン級の中から一定確率で発生する変異体「ターマイト」が連結したもの。
 ターマイト個々の戦闘能力は数ある「G」の中でも最弱クラスであり、単体では他のタイプの餌でしかない。







最終更新:2009年05月15日 20:39
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 Goldの綴りのままでは抵抗があるため