概要
楼蘭皇国海軍が皇紀2595年(世暦1935年)に制式採用した艦上偵察機。開発は
篠崎航空機工業による。
楼蘭が他国の模倣から離れて独自の航空機を作り始めた時期の機体であり、設計は旧式だが堅実そのもの。
非力なエンジンで艦上運用を行うために単葉ではなく複葉が用いられ、機体構造も全金属製とはされなかった。
無類の安定性能と低速運動性能を発揮し、また航続性能も満足すべきものだったが、
飛行型Gと遭遇した場合に明らかに逃げ切れないため、現在は連絡機あるいは練習機として用いられている機体が多い。
背の高い密閉式風防を備えており、視界・居住性共に比較的良好で、搭乗員の評価は上々であった。
主要諸元:
制式名称 |
C2S 九五式艦上偵察機 |
機体種別 |
艦上偵察機 |
機体形式 |
単発複葉・固定脚 |
機体構造 |
木・金属混成構造 |
乗員 |
3名 |
全長 |
7.85m |
全幅 |
11.06m |
全高 |
3.49m |
主翼面積 |
29.50㎡ |
発動機 |
ハ20型 空冷星型9気筒620馬力 |
プロペラ |
固定ピッチ2翅 |
全備重量 |
2580kg |
最高速度 |
295km/h |
航続距離 |
2170km |
実用上昇限度 |
9320m |
武装 |
後上方7.7mm二連旋回機銃×1 |
爆装 |
胴体下75kg爆弾×1 |
生産機数 |
約360機 |
製作会社 |
篠崎航空機工業 |
関連項目
最終更新:2008年09月16日 03:05