キャラ紹介
The King of MAIDsという催し事を、
フィルトルは陰鬱な面持ちで眺めていた。
ジークフリートが最強であるというその“聖域”を脅かそうとする輩が、かの大会にて数多く散見されたのだ。
このままではジークの立場が危ない。調子こいた厨二病患者どもを完膚なきまでに叩き潰さねば!
幸い、フィルトルは正規の参加者ではない。
――我らは
軍事正常化委員会。全ての驕れる者共を地中深くに下す、影の鉄槌である。
たとえ祭りであろうと容赦はしない。システムの裏を付いて、彼女ら厨スペック候補を一人残らず地獄の業火に叩き込んでやろう。
フィルトルは通信機を片手に、会場へと忍び込んだ。
ステージ紹介
背景で戦車や兵士達が慌しく行き交う、何やら物騒な雰囲気の街道。
制限時間有りの設定にした場合、タイムが半分になるとどこからか鐘の音が鳴る。
キャラBGM
黒旗のテーマ。暗い曲調のハイテンポなオーケストラ。
(イメージは、Ace Combat 5の未使用曲『8492』
或いは、End of Eternityの『Battle to pay the debt[B]』)
- World will be changed by goddess
フィルトルVSジークフリート限定。
無駄に神々しいコーラスやらパイプオルガンやらが入る、クライマックス感バリバリな曲。
キャラ仕様紹介
家庭版で追加された隠しキャラ。
ストーリーモード序盤から中盤を好成績(一定以上のスコア、総合コンボ数など)で進行させると
乱入キャラとして表れ、1ラウンド限定で戦闘(プレイヤー側の体力は乱入前から引継ぎ)。それをノーコンティニューで倒すと使用可能となる。
ちなみに、以降も条件を満たすと乱入してくる。
各パラメータのバランスが良く、隠しパラの属性攻撃耐性が非常に高い。
更に、豊富な妨害技と全キャラ最高クラスの攻撃命中優先度を持ち合わせる。
その反面、ジャンプ力や移動時の初速、近距離攻撃のリーチに劣る為、相手の出方を窺って潰して行くカウンター戦法が基本となる。
パラメータ低下系の必殺技は相手のパラメータの高さに応じて効果が変動するので、上手く使い分けて行こう。
なお、フィルトルを初めとする黒旗所属キャラのストーリーモードは、基本的に強キャラばかりを相手どる事になる。心して挑むべし。
基本モーション
ジークフリートと基本動作は近いものの細部が異なっている。
(必殺技などの数字は、テンキー対応。Pはパンチ、Kはキック、Sは武器攻撃、HSは武器大振り。JCはジャンプキャンセル)
- P(短機関銃で殴打)、2P(屈みながら短機関銃で殴打)、6P(ボディブロー)、JP(短機関銃で斜め下に殴る)
- K(左足中段蹴り)、2K(屈んで下段蹴り)、6K(かかと落とし)、JK(斜め下に蹴り)
- S(軍刀横振り)、2S(屈みながら軍刀振り上げ)、4S(軍刀横振りしつつ後退)、JS(軍刀振り上げ)
- HS(斜め上に突き)、2HS(屈みながら斜め上に突いて振り下ろし)、6HS(一瞬溜めて前方にやや移動しながら突き)、JHS(振り下ろし)
- 地上投げ(一度掴んで相手を真横に投げ飛ばす) 、空中投げ(一度掴んで蹴り落とす)
必殺技
短機関銃による遠距離攻撃。5発連続射撃。空中発動可能で、その場合は斜め下に撃つ。
いわゆるダッシュ居合い攻撃。
攻撃力の低さと引き換えに動作が非常に速く、コンボの合間や牽制に適している。
空中に飛び上がり、真っ直ぐ切り下ろす技。追加入力で三回まで連続発動可能。
三発目をガード中に命中させると、相手の防御力が一定時間低下する(相手の防御力に比例して効果が増大)。
ちなみに、着地の瞬間に236+Sでガルネージへと移行する。
意訳すると武器破壊。カウンター技であり、相手が武器攻撃中に素早く入力しないと発動しない。
相手の武器を銃で攻撃する事で、SおよびHS入力時の攻撃力を一定時間下げる(相手の攻撃力に比例して効果が増大)。
助走からスライディングして、相手の足を横薙ぎに蹴り飛ばす。相手がダッシュ中だった場合は転倒させる事が可能。
下段ガードで簡単に防がれてしまう上に隙が大きいので注意が必要。
前転して回避する技。ごく短時間だが無敵判定が付き、短機関銃のコマンドを追加入力する事で立て膝の状態から追加攻撃を行える。
リモコンのボタンを押して、相手側の背後からロケットで狙撃する。
システム的にガード不能だが、ジャンプかしゃがみで避けられてしまう。
吹っ飛びモーション中でも命中するので、コンボの合間に挟むもよし。
勿論、ロケットはこちらには命中しない。
自機側斜め下の画面外からロケットが飛び、相手を撃ち落す。
ガード可。
一定時間、視界が悪くなる凶悪技。
- スコア半減(ストーリーモード、COM操作時のみ使用)
この試合中に得られるスコアを半減させてしまう、スコアアタッカーにとっては恐怖の必殺技。
発動開始まで少し時間があるので、とっとと潰してしまおう。
- 特定必殺技封殺(ストーリーモード、COM操作時のみ使用)
それまでプレイヤーが高い頻度で使用してきた必殺技の一つを、審判にけしかけて使用不能にさせてしまう。
キャラクター次第ではコンボが潰れるので非常に厄介。超必殺技は対象にならない。
超必殺技
ゲージ一本消費。
相手の胸倉を掴み、短機関銃で足を集中的に撃ち抜く。
相手の機動力を一定時間下げる(相手の機動力に比例して効果が増大)。
ゲージ一本消費。
粉末状の毒を相手に投げつける攻撃。
相手のゲージ上昇率を一定時間抑え、また時間経過でゲージを減らす。
ガード可能。
- 狙撃 相手が超必殺技を使用中に412363214+P
ゲージ一本消費。
成功するとどこからともなく照準が現れ、相手を狙撃するカウンター技。一撃必殺技は防げない。
威力は相手の超必殺技の攻撃力に相当し、相手が強い技を出せばそれだけダメージが増大する。
ガード不可。
- 特殊攻撃封印装置 相手が超必殺技あるいは一撃必殺技を使用中に42363214+HS
ゲージ二本消費。
コマンド終了時に相手が密着しているようなタイミングで入力を行う必要がある。
非常にシビアだが、成功すると相手側はその後ファイナルラウンドが終了するまで一切のゲージ消費技が使えなくなる。
ガード不可。
一撃必殺技
ゲージ三本消費。相手と密着状態でコマンド入力する必要がある。
相手の髪の毛を引っつかみ、戦車を呼び出して轢き殺す必殺技。成功時、相手キャラは戦車の下敷きに。
成功時は勝利ポーズが変化。戦車兵と向き合い、エントリヒ式の敬礼を交わす。
エンディング
ノーマルエンド
調子こいた連中の出鼻をくじき、上機嫌で会場を後にするフィルトル。
帰路に着くと、どこからともなく声が聞こえてきた。
「良かったのかい、優勝しなくて。妨害された連中はアンタに復讐するべく、もっと強くなろうと躍起になってるぜ」
名誉が欲しくないと云えば嘘になる。
だが、彼女が乱入した目的は優勝ではない。ジークフリートの立場を不動のものとするという、その一点のみだ。
フィルトルは不気味なほどに爽やかな笑顔で、声に応じた。
「……ならば、また潰すまでの事です^^」
トゥルーエンド(ノーコンティニュー、一撃必殺技未使用、常に一ラウンド先取して勝利が条件)
ジークフリートとの戦いを経て、己の両手を眺めるフィルトル。
王座を狙う連中を退けるつもりだったのに。まさか自分自身が王座を奪ってしまうとは。
「私は、私は、何という事を……」
これでは、組織に顔向けできないではないか。
信仰していた相手を打ち倒すという不敬の罪は何よりも重い。
「ああ……お許しくださいジークフリート様。私は、貴女の最強の座を、奪ってしまった……!」
「――これで、いいんだ」
「何故です!」
「……ただ称えられるだけの生など、退屈なだけ。私はみんなの所で笑い合いたいだけなんだ。
この大会は、私が負ける事で初めて意味を成す。その為に、陛下には一芝居打って貰った」
思考が凍った。これが、今まで信じてきた守護女神の真の姿だとすれば。
何と滑稽な事だろう。シナリオに踊らされていた道化は、フィルトル自身だったのだ。
「では、最後に聞きます。私はどうすれば良いのです」
「笑えばいい。貴方は、優勝者なのだから」
「しかし……私は既に幾度と無く両手を血に染めてきた。今更、勝利を享受する権利など……」
「私が許す。守護女神からの最後の神託だ」
たった一人、しかし自分が全幅の信仰心を注いできた相手からの拍手は、黒く淀んだ心を洗い流してくれるようだった。
フィルトルは大粒の涙を流しながらそれを受け止める。
これから待ち受ける数多の試練も、きっと乗り越えられるだろう。
関連
最終更新:2010年01月02日 21:18