(投稿者:エルス)
キャラ紹介
平和になった世界を
シリルは一人中古で手に入れたサイドカーに乗って旅をしていた。
理由は色々(
エルフィファーレに女装させられたくなかったとか)あったが何より自分の未熟さを痛感した為だった。
そんな中、旅先の噂でThe King Of Maidsの開催を知る。
しかし旅をしている身であるので、興味ないねと呟きつつサイドカーに跨るのだが、やっぱり参加してみるかと思い直すのだった。
キャラ仕様
家庭版で追加された隠しキャラ。
ストーリーモード序盤で一回でもノーダメージクリアするとサイドカーで滑り込んできて乱入キャラとして戦闘する事になり、それをノー
コンティニューで倒すと使用可能となる。この登場シーンが無駄にかっこいいのでスタッフは何をやってるのかと発売後にツッコミが入ったらしい。
各パメレータは平均的だが、攻撃力が低めに設定されており、代わりにカウンター技の威力が高いテクニカル寄りのスタンダートキャラ。
乱入キャラとしては序盤で登場してくるだけあり弱く、何でこのキャラを隠しているのかとのツッコミがスタッフに寄せられたらしい。
ストーリーモードクリア後にはマジカル☆リルちゃん(マジカル☆な衣装を着た女装シリル)が使用可能になるが、何故か全体的に能力が上がっており、一々スカートを気にする動作から何故か人気がある。
真面目に説明すると攻撃力が1.5倍程度に強化されており、防御力も少しだけ強化されている。代わりにスカートを気にする動作がある所為で機動力が下がっている。ストーリーモードでは誰からも男として見られず、
シーアに口説かれると物凄く真っ赤になって何も言えなくなったり、女言葉になっていたり、声が女っぽくなってたり、色々と女々しい。
必殺技
胴体と頭部への的確な突き。命中すれば確実に相手をダウンさせる事ができるが、発動後の隙が大きい。
サーベルによる横薙ぎの一撃の後の適当な回し蹴り。相手を吹き飛ばすことが出来るが、自キャラはその反対側を向く。
相手の攻撃をかわして足を掛けて転ばせ、転んでいる相手を斬る独特なカウンター技。
相手が攻撃モーションに入ってから入力しなければ発動しない。
バハウザーKP5簡易拳銃を発砲する。八発撃つごとにリロードする必要があり、八発中三発は当たらない。全弾命中させるにはかなりの運がいる。
たまにジャムって相手にぶん投げるのだが、こっちの方が威力が高い。ぶん投げるのは二回だけ。それ以降は使用不可。
相手の攻撃をかわしてナイフで首を斬りつける。こちらも相手が攻撃モーションに入ってから入力しなければ発動しない。
生意気にも
ジークフリートのグスタフのパクリ技。威力はオリジナルと比べるまでもなく、普通なレベルにまで落ちている。
他にも持続20Fで飛び道具が無効化できないなど弱体化している。失敗すると必ずダウンする。
超必殺技
ゲージ一本使用のカウンター技。サーベルを鞘に収めている一秒くらいの合間に相手が攻撃すると攻撃を弾いて三連撃を決める。
発動が遅く、咄嗟に出しても間に合わない事が多いが、コツさえ覚えれば使えるらしい。
ゲージ二本使用。サーベルの柄突き出し、相手に命中すると発動。蹴りから始まる我流剣術の連撃。ヒット数は17。
範囲が当身技並に狭いが、発動が早い。
ゲージ三本使用。溜息の後にナイフを投げる。命中すると発動。吐き捨てるような台詞(ランダム)を言うとサーベル二刀流での連続攻撃、
殴って蹴って背負い投げて「アデュー」と言いながら至近距離でブローニグ・ハイパワー二丁を連射。
黒旗のことなんて知らないねという技だが、たまに
フィルトルが出現し、右ストレートをシリルにお見舞いして去ってゆく。
一撃必殺技
体力35%以下、ゲージ三本で使用可能。投げ技。発動すると背景が黒一色になり、いつの間にか地面に剣が突き刺さっていて、それを掴んで使って投げて掴んで使っての連撃。
たまに他キャラの武器が混じっている事もあるが、特に意味は無い。最後はふらふらになった相手を右フックでふっとばし、ズボンのポケットに両手を突っ込んで終了。
発動すると勝利時の台詞が変化し、いずれも「疲れた」だの「本気にさせんな」だの「はぁ……」だのと、明らかに今まで本気じゃなかった的な感じなので中二病かと
ツッコミが入ったらしいが、実際面倒臭そうにしていたので本気ではなかったらしい。
エンディング
単なる思い付きで参戦したにもかかわらず、ジークフリートを倒してしまったシリルは複雑な心境だったが、とりあえずジークフリートを傷つけまいと謝辞を述べ、
そのままサイドカーで逃走しようとしたが
「シーリールッ♪」
「……んだよ、エルフィファーレ」
すっと側車に乗り込むエルフィファーレのせいで出発できない。
顔を少し上げれば
ルルアが微笑んで手を振っていて、聞こえはしなかったが「いってらっしゃい」と言っている。
「僕を連れてってくださいな♪」
「はぁ……どうせアイツに了承貰ってんだろ?しゃあねぇな、野宿でも文句言うなよ」
どうせ降ろそうとしても降りないんだからな、とは言わなかった。
KOMで優勝し、漸く自分に自信とある程度の強さを手に入れたシリルは、口元を吊り上げつつ、フルスロットルで会場を後にした。
長々と、轍を残して
最終更新:2010年03月01日 02:58