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　私は人間ではなく、「メード」と呼ばれるものらしい。
どう違うのかよくわからなかったけど、Ｇと呼ばれる生物と戦うために私は作られた。
私以外にも「メード」はたくさんいて、勉強や訓練をして、一人前になって戦いに赴く。
そして私も、勉強や訓練をして、一人前になってＧと戦わねばならない、とジョンさん――白い部屋に座っていた人だ――は言った。
彼は、私がＧと戦うために必要なことを教えてくれる先生なのだそうだ。

　一通りの説明が終わると、ジョンさんは私に包みを渡してくれた。
中には黒い、ジョンさんが着ているような制服が入っていた。
これは？と問うように首をかしげた私に

「今日から、訓練だ」

と言い残し、彼は部屋から出ていった。
それが「着替えろ」と言う意味だと理解するまで、しばらくの時間がかかった。　

　目覚めてから4日目、私はこの白い部屋の外へと出してもらえることになったのだ。