(投稿者:天竜)
概要
白竜工業が作り出した対G用重機人形。サイズは三メートル強。
精巧な義肢を作り出す技術があっても、100%全部機械となればサイズはこれが限界だったらしい。
M.A.I.D.が対G戦線に投入された頃、白竜工業が急造で、しかも会社を傾けてまで作り出した切り札。
エターナルコアを核に生み出された動く鎧のような機械人形で、原始的かつ無骨な物体。しかし一応人格を持っていた。
動力はエターナルコアと蒸気機関(!)のハイブリッドで、単純な出力ではパワー重視のM.A.I.D.にも遅れは取らなかった。
急造品とは思えない完成度を誇り、改修に改修を重ねて使用され続けてきた。
Gの出現後は、必要に応じて各地の戦場を転戦。
いつの頃からか、適応環境の関係上、
グレートウォール戦線で
ジークフリートと共に戦う事が多くなり、
彼女の性格を理解し、支えようとしていた。
ちなみに、制作した職人たちとしては、何となく取りあえず作ってみたというレベルであり、まさか本当に動くとは思っていなかったらしい。
実際、そのコアを使ってもう一度『竜式』を作ろうとしたが、動き出すことは無かった。
一体何故今までそれが動き、戦っていたか、それは、竜式がいない今となっては分からない。
最期はグレートウォール戦線にて、孤立したジークフリートを救出するためGの群れの中心に突入、
傷ついたまま単機でGを撃退し、その機能を停止した。
最期の言葉はジークフリートに宛てられた『…今度会えたら、一緒に酒でも飲もうぜ…』という言葉だった。
機能を停止した竜式のエターナルコアをM.A.I.D.に使ったものがディナ。
驚くべき事に、まだコアは「眠っている」…つまり目覚めていない状態だったので、そのまま組み込むことができた。
どこか彼の面影がある…というより、記憶は無くても人格がほとんど一緒であるが、それが一体なぜなのか、それを知る者はいない…。
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最終更新:2008年10月18日 11:42