概要
「パパ、アノネ、ワタシ、マダマダ、戦エル。ナノニ、ナノニ、何故、ミンナ、ワタシ、避ケルノ?ネエ、オシエテ。」
戦闘で著しく大破したメードの成れの果て。
「リサイクル計画」と呼ばれる計画の被検体。
四肢全てが欠落し、右目が抉り取られていた状態で発見され、不幸と言うべきであろうが、奇跡的に一命を取り留めた。
一命を取り留めたものの、その後の検査によって蟲に種を植えつけられた事が発覚。
その後研究所に送還され、サンプルとしてその蟲を生まされた。
以前の彼女とはかけ離れた精神状態だったが、「リサイクル計画」によって前線に復帰させられた。
好奇心が旺盛で、知らない事が有れば直ぐ人に聞く等と言った子供らしい部分があり、
精神年齢においては外見のそれよりもかけ離れて低いと思われている。
戦傷の後遺症か、言語能力や身体能力などに支障が見られ、日常生活を送る上では誰かの支援を必要とする。
また、異常なまでの記憶の欠落が激しく、文字や言葉と言った基本的な事までも欠落してしまっている。
よって、元教員でもあり、現在教育担当官であるトニー・ハルト少尉に彼女の支援を一任されている。
普段は車椅子で移動する事が多く、唯一人では動く事も話す事もままならない。
戦場においては「リサイクル計画」に基づいて製作された巨大な鋼鉄の義肢を装着し
巨大な火砲や機関砲などによる火力支援を得意としており、対大型G用戦力と認識されている。
しかし、単独では戦闘する事もままならぬ為、保持する火砲の再装填や弾薬供給、火砲及び自身の輸送から、
常に大型輸送トラックが随伴している必要が有る。
抉り取られた右目の代わりに嵌められたガラス球が不気味な赤目に見え、義肢をつけた際の歪さから、
同じメードからすらも忌み嫌われている。
しかしながら、四肢や右目を失って尚も戦い続けて居る事から、
本人の知らぬ所で戦意高揚目的のプロパガンダの材料にされる事も有ると言う。
- 通称:被検体、死体、車椅子に座った人形
- 出身:アルトメリア連邦
- 所属:アルトメリア連邦陸軍
- 装備:特殊戦闘義肢及びアルトメリア連邦陸軍制式採用重火器各種
- 身長:90cm
- 誕生日:10月23日
- 年齢:外見16歳(実年齢4歳)
- 教育担当官:トニー・ハルト
教養 |
★ |
精神年齢 |
★ |
好奇心 |
★★★★ |
積載 |
★★★★ |
特殊戦闘義肢
戦傷メード復員計画「リサイクル計画」に基づいて製作された機械であり、動力は中型のエンジンを使用した油圧駆動。
装備時の平均身長は2メートル。着用者に応じて様々な調整が必要である。
症例としては少ない四肢切断障害を想定して製作された。
鋼鉄のフレームをふんだんに使用したものであり、技術として異常なまでに発達している義肢技術を最大限生かしたモノとなっている。
つまり、本来のメードには無い程の巨大な手足を保持しえるモノなのである。
この巨大な手足によって、体格的にメードが保持する事は困難だった57mm対戦車砲を初めとする火砲を保持する事が容易となった。
しかし日常で使用する事や、メード以外の使用を前提としていない設計であり、歩行や駆動の際にはエターナルコアによる補助が必要である。
この事実は、長時間連続戦闘が不可能である事や、長時間歩行する事すら命の危険に直結すると言う事を意味していた。
また、メードではない健常者の走りよりも走りが遅く、常に車両や列車などの輸送手段を必要とする。
関連項目
最終更新:2008年10月25日 14:58