内務人民委員会

概要

内務人民委員会とはヴォストルージアにおける、政治警察、刑事警察、、治安部隊、国境警備隊、諜報機関を統括する国家機関である。
Народный Комитет внутренних дел(ナロードニー・コミッチェート・ヴェンツェリーニキ・デル)の頭文字をとってNKVD(НКВД)と略される。

他国でいう所の内務省にあたると同時に、指揮下に国内軍と国境軍を擁するヴォ連における第二の軍事組織でもあり党の親衛隊的側面を有する。これは国家の保有する武力を一つの機関に一元化させずあえて並立させることによって相互に監視させあうことにより均衡抑止をはかり、軍部のクーデターを起こさせないための措置であるといわれている。

政治将校

NKVDは党の目であり耳であると言われ、軍を監視する目的で政治将校を軍の各部隊に配置している。

革命当初徒手空拳で戦ってきたヴォ連革命政府には、正規の軍事教育を受けたものは殆どいなかった。
寄せ集めの民兵組織から正規の軍事組織を立ち上げる段階で旧ヴォストラビア帝国の将校を部隊に配置したが、将校の多くは貴族階級出身であり労働者の軍隊であるヴォ連軍においては敵対階級であることから、党は軍の将校団を信用できずそれを監視する目的で政治委員を置いたものに端を発する。しかし政治委員はシビリアンコントロールを盾に軍の作戦事項に介入することがしばしばおこり現場に混乱を招いた。
これを受けて現在では政治将校は作戦事項に介入する権限を有しておらず、プロパガンダ活動と軍内の防諜、前線の士気の維持にのみ業務を限定された。
だが党の軍に対する不信感はいまだ根強く二元統帥問題は完全に決着していない。
指揮官が部隊命令を下すには政治将校の副署が必要であり、これが無き場合は指揮官は指揮下の部隊を一兵たりとも動かすことは出来ない。
また政治将校は軍の監視以外にも福利厚生や精神的ケア、人事相談なども行っており諸外国の軍隊の従軍僧にあたる立場でもある。

軍事組織・国内軍/国境軍

NKVDは独自の軍事組織をもっておりヴォ連軍の一部をなしいる。戦時に置いては正規の野戦部隊として軍と共に戦闘に参加するがそれらの部隊は国防人民委員会の管轄ではない。便宜上一まとめにNKVD軍と呼ばれる。

そのうちの一つの国境軍は諸外国の国境警備隊と比較しても俄然軍事色が強く、戦車や装甲車、火砲などの重装備を有している。
国境軍は国境警備のみならず非常時置ける緊急即応部隊としての側面を有している。
これは広大な国土をもちそこに人口が分散してるヴォ連では、戦時動員が完了するまでに時間がかかるためであり、動員が完了するまでの間、軍と協力して戦時における初期段階に対処する。

もう一つの軍事組織である国内軍は活動をヴォ連国内に限られており主にストライキやデモの弾圧、地域紛争の鎮圧等に投入される。これは政治的、思想的理由から反政府運動の鎮圧に軍を投入するのに消極的な党上層部の意向を反映してのものである。
この他、強制収容所や軍の武器弾薬庫の管理、重要施設の警備、要人警護等を行う。



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最終更新:2009年01月17日 23:15
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