(迅鯨)
永気式飛行船とはエターナルコアの加工過程で生成される、揚永気と呼ばれる特殊な気体を浮揚ガスとして用いた飛行船である。
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写真はヴォ連海軍所属カラシン級半甲式飛空巡洋艦ワサビン(総重量3450t 最大浮力4020t) |
概要
水素やヘリウムを用いる従来の飛行船との違いは、自力で浮力を発生させる気体を生成できることにある。
その気体は揚永気と呼ばれる。採掘されたコアの原石を加工する段階で純永気が発生し、これが空気中の炭
素と反応することによって生成される。
この揚永気の浮力は、一気圧、気温0度の環境下では一立方メートルあたり35kgの浮力が発生するとされ、
これは水素ガスのおよそ30倍の浮力に相当する。
これによって永気飛行船は従来の飛行船に比べてはるかに多くの装備や貨物を搭載することが可能となった。
構造
永気式飛行船は永気の詰まった直径1メートルから数メートルほどの純永気嚢を中心に揚永気生成室と揚永
気嚢の三層からなっている。
給排気ダクトから取り入れられた外気は揚永気生成室へと誘導されそこで、純永気と反応し揚永気が生成
される。生成された揚永気は揚永気嚢へと送られ、これによって船体に浮力が発生する仕組みとなっている。
揚永気嚢内のガスを注排出することによって船体は高度を調節する。
純永気嚢の純永気は通常の運用ではだいたい数週間から数ヶ月は持ち、節約すれば半年以上は持つ。
関連項目
最終更新:2008年12月10日 01:45