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事例紹介：KLブキット・ウタマワン

最終更新：2012年05月28日 14:08

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取材先：牧野宏治さん、禮子さん御夫妻
コンドミニアム名：ブキット・ウタマワン（Bukit Utama One）
地域：クアラルンプール西部ペタリンジャヤ市　　バンダーウタマ（Bander Utama)
部屋：3＋1ベッドルーム、3バスルーム、リビング、ダイニング、キッチン。
広さ：1916sq（約172平米）
購入相場：RM600,00-700,000（家具付き）
家賃相場：RM2,500～3,500/月
付帯設備：バーベキューエリア、カフェテリア、屋根付き駐車場、ジム、ミニマート、サウナ、プール、テニスコート

「ここは小高い丘の上に建っているから、毎日高原にいるような涼しさなんですよ。」

そう語る牧野さんは、クアラルンプール西部の郊外にあるブキット・ウタマワンのコンドミニアムを約2年前に購入しました。眼下にプタリンジャヤ（ＰＪ）～クアラルンプール（ＫＬ）を一望できるベランダに立つと、爽やかに吹き抜ける風を肌に感じることができます。まさに、「フレーザーヒル（＝マレー半島にある高原の保養地）に居るような心地よさ」です。プール、テニスコート、ジム等が完備した南国のコンドミニアム、広さもゆったり172平米あって、快適そのものです。

牧野さんご自身は、クアラルンプール日本人会男声合唱（グリークラブ）に参加したり、詩吟クラブは発起人としてクラブを立ち上げ、新人の指導もしておられます。グリークラブでは、毎年近隣諸国の同クラブとの合同発表会で、アジアをまわっています（今年は香港へ）。また、現地のゴルフクラブの会員権を得て定期的に通ったり、ＫＬ近郊のゴルフ場をあちこちゲストで回ったりと、贅沢なゴルフライフを満喫されています。

奥様の禮子さんは、趣味の手芸のほか、ローカル食材＆調味料をつかった日本食の料理法について研究され、トロピカル社の定例懇親会で講師をつとめていただこともあります。交通の便が良いマレーシアを拠点に、ご夫婦でしばしば旅行にもでかけています。今までマレーシアから（マニラ、ジャカルタ、ハワイなど）へ旅行されています。年一回、娘さんたちが2週間ほど泊まりに来るのも楽しみの一つです。

牧野さんご夫婦は、トロピカル社のクアラルンプール支社の第一号のお客様として、２００６年にマレーシア・マイセカンドホーム（ＭＭ２Ｈ）ビザを取得されました。最初は、クアラルンプール市内のプトラ・ワールド・トレードセンター（ＰＷＴＣ）近くのコンドミニアムを1年契約で賃貸していました。

ある時、知人のＥさんが、クアラルンプール西部の郊外にあるコタダマンサラ地区に、新築コンドミニアムを購入したことを知り、部屋を訪ねる機会がありました。内装や調度を、Ｅさんが細かく指示してつくりあげた部屋やリビング・キッチンはもちろんのこと、ＰＷＴＣの回りとは違った、気持ちよく見わたせる眺望と涼しい風に心を動かされました。

Ｔ（トロピカル）「Ｅさん宅を訪ねられたときに、コンドミニアムを買ってみよう、って思われたのですね？」

Ｍ（牧野さん）「はい、そうです。不思議なことに、あまり重要な決断というより、まるで豆腐でも買うような、気軽な気持だったのですよ。よし、コンドを買ってみよう、と。自分が住むのが目的だから、投資心でというわけではありません。コンド選びは、賃貸で住んでいたＰＷＴＣのコンドを反面教師に、Ｅさんが住んでいる郊外の地域を中心に、森林保護区の近辺で、眺めが良くて、広くて、ゆったり出来る、築後１～２年の中古物件をいろいろ探してみました。」

Ｔ「新築でなく、中古のコンドミニアムにしようと思った理由はなんですか？」

Ｍ「部屋から見える景色が大事と思いました。中古のコンドミニアムなら、すでにそこに建っているわけですから、大家に部屋を案内して、窓やベランダから実際に景色を確認できます。この目で確かめて、チョイスができるのが、中古コンドのいいところです。また、中古ならば、新築にくらべて、建設が途中で頓挫するという危険（リスク）がありません。」

Ｔ「不動産購入というと、投資目的もありますが？」

Ｍ「いいえ、あくまで自分たち夫婦が住むことが目的の購入です。毎月RM２５００リンギット前後の家賃を払うと、年間でざっと100万円弱。これを何年も払い続けるのはもったいないぞ、私たちは、マレーシアの成長性や人口が順調に増えている事実を考え、今買っておけば将来的にも価値が落ちることもないだろうと考えたのです。マレーシア通貨のリンギットも対円レートが30円から33円とリンギット高になり、長い目で見て円に対して、更にリンギットが強くなると思いました。（注：2008年10月現在は30～31円）。今ではやはり購入して良かったと思いますし、愛着も湧いて来ています。」

Ｔ「購入に際して、手付け金を払って、売買契約書の作成、部屋の引き渡しまでは、どんな感じでしたか？」

M「住み始めるまで、おおよそ4ヶ月ほどでした。前オーナーとの間にはローカルの弁護士に入ってもらいましたから、手続きはスムーズでした。実は９１１のテロのあとに、ハワイのワイキキに不動産（マンション）を購入した経験があって、その時に売買契約書を英語で読む練習をしていたのが、この時に役立ちました。ただし、思ったよりも時間がかかる面もありました。前オーナーが管理費を滞納していたため、デベロッパーの承認書がおりるのが1週間のつもりが、1ヶ月かかっとか。州政府の合意も、時間がかかりました。マレーシアですから、日本やハワイのようには予想通りにいかないことも多々あります。」

T「コンドミニアム購入に関して、経験にもとづく情報をお聞かせいただき、ありがとうございます。クアラルンプール暮らしの楽しみ方など、これからも色々とお教えください。」