新しい行政運営の考え方であるNPMの導入は、元来アングロ・サクソン的な、日本とは異なる制度のもとでの導入なのである。終身雇用制もないかなりドラスティックな制度のもとで、その成果を発揮してきたと言ってもよい。そのまま日本の地方政府に導入することはあまり意味がないケースもある。さらに、日本の既存の制度的枠組みについても、NPMの導入が可能なように見直すことも必要であろう。
序章より抜粋 

目次
第1章 日本地方行財政制度
第2章 NPM理論と政策モデル
第3章 業績測定の海外先進事例
第4章 公会計改革の方向性
第5章 NPM論の新たな展開
最終更新:2006年06月04日 00:14