NHK、何故か「三菱重工」をPR


NHK視聴者センター 担当部長 堀江威光殿


NHKが、大河ドラマ「坂の上の雲」の中で三菱グループの創始者岩崎弥太郎を、殊更に士分低く粗野であったかのごとく視聴者に印象づけて描いているのは悪意ではないか、と指摘されたことに対して、NHKは、それは「坂本竜馬像」を際立たせる上での劇中の演出効果のためであると言い逃れしました。
担当デレクターは、浅はか者の指摘が当らないとすれば、歴史上の人物に対するテロ行為に等しい暴漢と言わざるを得ません。

今度の尖閣事件で日本国内の対中感情が悪化している中で、NHKのニュース報道は、日本経済は中国市場抜きにしては現在・未来の成長があり得ないということを印象づける意味合いでか、尖閣事件を機に、

今まで貶めてきた「三菱」の名を、逆にテレビニュースで強調する

のは卑怯な左翼のご都合主義、媚中の政治的意図があると指摘し抗議します。

以前、人工衛星「かぐや」打ち上げの際に、衛星を載せたH2Aロケット本体に描かれた「三菱マーク」が画面に映らないように、NHKは映像を作為的に操作したことについて、私は抗議したことがあります。

今回の事例は真逆で、日本経済の対中依存度を強調する道具立てとして、「あの三菱」までが中国市場に傾斜していると、国民に思わせるようなマインドコントロールをしていることに抗議します。国民を欺いてはいけません。

例示すれば、15日朝のニュースで、三菱自動車工業が進出先の中国で、100万円以下の小型車を製造・販売する合弁会社設立に向け合意に達したとか、三菱重工が日本の企業連合を代表して、中国との間でエコ・プラント・プロジェクトに関わる投資計画の交渉を行っているとか、殊更に「三菱」の名前を報道で伝えていることです。
三菱ですら、「中国ビジネス」の最前線にいる、中国依存が高まっている、という印象を視聴者に植え付ける、マインドコントロールをしていると言わざるを得ません。
一企業名あるいはグループ名を政治的意図で利用することは、公器たるNHKに許されることでしょうか?

加えて付言します。いま開催されている中国広州のアジア大会で、日本選手が金メダルを受賞する場面で、国歌演奏が流れる場面があります。これも、先に抗議しましたが、

日本国歌の歌い出し部分にあたる「君が代は千代に八千代に」の部分が完全にカットされ、「石の巌となりて、苔の生すまで」が、何かBGつまり、ただのバックグランドミュージックが演奏されているのかと聞き違えるような録画に編集されています。


この編集は、中共の押しつけですか? それとも、NHK自身の編集ですか?

いずれにしろ、日本選手と日本国と国歌に対する侮辱ではないですか?
お答えいただきたくお願いいたします。
敬具
最終更新:2010年11月16日 15:01