第31話~第40話

ロケ地・富山県氷見市。
時雨れて時雨れて氷見の海。
雪降る雪降る氷見の海。
ファータ・ウェール・フォールはヴィリームだよ。
次回、名産奇跡獣道中記・第31話『立て!氷見の寒ブリ』
楽しみに取っておいたのに消えている、私のミラクルフルーツ誰だ食べたのは。


名前:キセキカンブリーフ
モチーフ:寒ブリ+ブリーフ
能力:『寒ブリ音頭』を踊る程度の能力
解説:氷見市の寒ブリから生まれた名産奇跡獣。
外見は寒ブリの頭に筋肉男のブリーフ一丁姿という、何とも放送ギリギリな名産奇跡獣。
その為、この姿を見たファータとフォールには『変人』と言われてしまった。
実は『寒ブリ音頭』を踊る以外は特に害をもたらさない名産奇跡獣。
案外ノリのいい性格で、すぐにウェールと意気投合。
更に早苗がリムコメットに変身して現れ、カンブリーフはコメットとも意気投合。

「ブリブリ寒ブリ、寒ブリブリーフ♪」
「「ブリブリ寒ブリ、寒ブリブリーフ♪」」
『寒ブリ音頭』を踊るウェールとコメット。氷見市民の子供達まで踊り出す事態に。
ファータとフォールは赤面しつつも、どうにかして欲しいという親からの苦情に応対。

だが浄化して欲しくないという子供達の声が。
「お願いー、カンブリーフを浄化しないでー」
「駄目よ。ちゃんとヴィリーム達に浄化させて貰うわよ」
そんな親子の会話が響く中、ウェールがコメットにひそひそ話。
「ひそひそひそひそ…なのですよ」
「了解しました!お任せ下さい!」

そしてウェールがカンブリーフに向けて必殺技発動。
「魚は水属性だから、草に弱い筈ですよー!
ヴィリーム・ウェール・セレッソ!」
大量のさくらんぼをぶつけ、カンブリーフは浄化。ローカルハートが分離され、ウェールが回収。
そしてコメットが新たな技を使った!
「蘇れ!キセキカンブリーフ!
ヴィリーム・コメット・フルーツチャージ!」
するとあら不思議!別のミラクルパワーの力でカンブリーフが蘇った!

その後カンブリーフは、コメットと二人で『寒ブリ音頭』のCDをリリース。
意外にも子供達を中心に、ひっそりとしたブームが起きたらしい。

一方その頃リムラパンは、何故か高岡市にいた。
だがいつまで待っても名産奇跡獣は現れませんでした。残念でした。
「ドラえも~ん、何とかして下さい…」

怒れ!勇気のエスパーダ!
赤いヴィリーム!炎の剣!
光輝くローカルハート!会津若松の桜守る為!今こそ立ち上がれ!
次回、名産奇跡獣道中記・第33話『あいづだぜ!ざんげきのブレイブ』
次回もこのチャンネルで、ヴィリーム・ブレイブ・エスパーダ承認!

名前:キセキヤエザクラッコタイ
モチーフ:八重の桜+虎+白虎隊
能力:桜の花びらを白虎隊の隊士に変える程度の能力
解説:会津若松市の八重の桜から生まれた名産奇跡獣。
外見は桜を模した桜色と茶色の武士服を着た侍。
刀を振ると桜の花びらが現れて、花びらが白虎隊の隊士になる。
武士道の精神を持っていて、1対1のフェアな対決を望む。

会津若松市にブレイブ・ビター・ルクスが駆けつけ、同時にドクター・ブックスとリムラパンも駆けつけた。
大量の相手出現を察したヤエザクラッコタイは、大量の桜吹雪で白虎隊の隊士を召還。
ブレイブ以外全員の相手を隊士に任せた。
「大量の相手じゃきりが無いわ…!」
「みんなは…、どこ…!」
「白虎隊が沢山いて、きりが無いぞ!」
「これでは、テレポートする時間も無いです…♪」

一方ブレイブは、ヤエザクラッコタイに連れられてある場所へ。
飯盛山の白虎隊十九士の墓の前だ。
「白虎隊の誇りにかけて…、お前を打ち破る!」
この並々ならぬ覚悟を見たブレイブが、深呼吸して一言。
「お前も相当の覚悟があるようだ。だがこちらもローカルハートの為だ!問答無用!」
「はぁっ!」

遂に互いの剣が鍔迫り合い、飯盛山に剣の音が響く。
その音は数時間に渡って響き、とうとう夕焼けになった。

ここでブレイブが必殺技を繰り出すのか、剣から炎を発動!すると…。
「炎はやめろ!」
突如ヤエザクラッコタイが怯え出した。
どうやら城が燃えて自害した白虎隊の精神が残っていたようだ。

「よし…、ならば炎抜きで勝負してやる」
ブレイブが剣の炎を消して、素の剣で勝負を再開。
そして一瞬の隙を突いたブレイブが必殺技で決める!
「ヴィリーム・ブレイブ・ムラマサ!」
炎の代わりに妖気を纏った剣で斬り、見事浄化。
一方のビター達も、桜の花びらで出来た白虎隊士が消えて、無事に戻って来た。

ヤエザクラッコタイのローカルハートを懐に入れ、墓前で手を合わせるブレイブがいた。

ロケ地・鹿児島県南種子町。
ミッドヴィリームが、宇宙キター!
種子島宇宙センターで、モルテ・テスラ・ドワーフが活躍!
一方のトラックとラパンも種子島で…。
次回、名産奇跡獣道中記・第34話『宇・宙・対・決(前編)』
種子島の鉄砲は、壊れちゃったね。おやすみいのしし。

名前:キセキイモケッドン
モチーフ:サツマイモ+ロケット+西郷どん(西郷隆盛の愛称)
能力:宇宙まで空を飛べる程度の能力
解説:種子島宇宙センターのロケットから生まれた名産奇跡獣。
外見は西郷隆盛の顔つきをしている、サツマイモ色のロケットそのもの。一人称は「おいどん」。
ロケットの如く宇宙へ逃げる事も可能だが、ミサイルも発射可能。

種子島に駆けつけたヴィリーム3人とレトロ・トラックとリムラパン。
イモケッドンはミサイルを大量に繰り出して防戦へ。
「オイドーンドーン!」

それに対処したのはテスラとトラック。
どうやら種子島全体に危機が及ぶと見て、今回は一時的に協力する模様。
「電気ならミサイルもショートする筈だ。任せろ!」
「流石に今回は、協力するしかないようだね!」
迎撃したミサイルは、何故かサツマイモに。サツマイモの要素がまだあるようだ。

その隙を伺って、モルテが単騎でイモケッドンに立ち向かう。
「さあミサイルはもうそろそろ尽きたのじゃないの?
私の必殺技を受けるがいいわ!
ヴィリーム・モルテ…」
モルテが必殺技を繰り出そうとしたその瞬間!
なんとイモケッドンが打ち上がり、大気圏外へと逃亡!
更に逃亡の際にこの一言!
「おいどんは宇宙へ逃げて、そこからUターンするでごわす!
もしおいどんが種子島に墜落して爆発すれば…」
墜落等すれば種子島どころか、日本が危ない。このままだと間違いなくイモケッドンが墜落だ。

すると何かを決意して巨大化したドワーフが向こうの予備の大型ミサイルを指して言った。
「私がミサイルに乗って軌道を調整して、名産奇跡獣に特攻します!」

衝撃の一言に驚きを隠せない。だがラパンは。
「…私もミサイルに乗せて下さい!」
ラパンまでミサイルに乗った。

イモケッドンの墜落を防ぐ為に、身を犠牲にしようとするドワーフとラパン。
2人が宇宙へ飛んでいくのを見たモルテは。
「バカ…!生きて帰りなさいよ…!」
こう涙で言うしかないのだった。

名産奇跡獣・キセキイモケッドンが種子島めがけて特攻を仕掛ける。
それを阻止すべく、ドワーフとラパンがミサイルに乗って身を犠牲にしようとする。
そんな2人を助けだしたのは果たして…。
次回、名産奇跡獣道中記・第35話『宇・宙・対・決(後編)』
君は英雄だ…。


種子島の名産奇跡獣・キセキイモケッドンは宇宙に逃げたと思いきや、なんと種子島ごと特攻を仕掛けるつもりだ!
ドワーフとラパンは近くにあった迎撃用ミサイルに乗り、特攻して阻止を狙う!

一方地上では、テスラとレトロ・トラックが、そんな2人を心配そうに見守る。
「今は無事を祈るしかないようだな…」
「そうだね。あたいも宿敵とは言え、リムドワーフとリムラパンの無事を祈るよ」
だがモルテはいてもたってもいられず、スペカでウェールに連絡。
「ウェール聞こえる?リムモルテよ。今すぐ種子島に来て頂戴!」
『分かりましたー』

そして数分後。リムウェールが種子島に到着。それと同時に空が光り、爆発音が!

カッ ドーン

爆発音が消えると、ローカルハートが落ちてきた。テスラがそれを拾った。
「悪いなトラック。これは貰うぞ」
「別にいいよ。今回は完全にあたいの負けだから」
トラックは負けを認め、その後何故か愛媛県松山市にテレポート。

一方モルテは、ウェールに涙ぐみながら指示を出す。
「いいわねウェール。今からあんたのあの技で、宇宙に行ったドワーフとラパンをこっちに呼び戻して!」
「了解ですよー。でも、モルテちゃんが悲しむと、こっちも悲しい気持ちになりますよー」
ウェールの励ましを聞き落ち着いたモルテを見て、改めてウェールがこの技を披露。
「ヴィリーム・ウェール・カムバック!」

気を失ってはいたものの、無事にドワーフとラパンは戻って来た。
「もう、心配したのよ!…あんた達」
微妙に涙ぐんでいるモルテに抱かれているドワーフとラパン。
そんなラパンの心境が揺れる…!
(どうしよう…。謝ってヴィリーム達に協力すべきか、
普段通りウィザーグローさんに協力すべきか…)

一方上空では。
「さて、ラパン達にいつ本当の事を話そうかな…」
そう呟いて、魅魔様ことミマ・アナベラルの写真を見るウィザーグローであった。

トンネルの向こうは、松山市でした(トンネル関係ないけど)。
そこには温泉があるぞ!
いい湯だな、アハハ。
次回、名産奇跡獣道中記・第36話『驚異!これが道後温泉のロボットだ(前編)』
ニューヨークで、入浴。

名前:キセキレッシャーパンダ
モチーフ:レッサーパンダ+坊っちゃん列車
能力:真っ直ぐ突き進む程度の能力(機関車のように真っ直ぐ進み、周囲の物をぶっ飛ばす)
解説:坊っちゃん列車から生まれた名産奇跡獣。
誕生と同時に松山市を走り回った。

一方の早苗達奇跡団は8人揃って松山市を観光。
だが道後温泉に入ろうとしたその時に、レッシャーパンダと遭遇。
「レッシャー!ポッポー!」

早苗は何かを思いついたのか、道後温泉本館にミラクルパワーを注入!
「皆さん!道後温泉に入って下さい!
…おっと、ヨーヨードさんは男湯ですよ」
奇跡団幹部全員が道後温泉本館に入る。
すると、道後温泉本館がなんと巨大ロボットの奇跡獣に!
道後温泉本館を模した巨大ロボット型奇跡獣・キセキスパロボットラの誕生だ!

早苗達女性幹部はスパロボットラの温泉フロアにいる。
シンクロナイズドスイミングを温泉で行う事でスパロボットラのミラクルパワーを強める事が可能だ!
一方のヨーヨードは、…ただ1人操縦席にいた。
「何故オイラだけ操縦席なんスか?」
疑問に思うヨーヨードを無視して、早苗達は速泳ぎを始めた。
するとスパロボットラが走り出し、レッシャーパンダを追いかける!
そしてレッシャーパンダを捕まえてそのまま浄化!
たったこれだけの出番に終わったスパロボットラの解説は後編にて!

一方早苗達はローカルハートを入手したが、なんと誰の物にするかで揉めていた。
「わたし!わたし!」
「お主の物は我の物!我の物も我の物!」

8人がローカルハートの所有権を争っている間に、キセキシンパンダ登場!
「この勝負、私が預かる!
ローカルハート争奪杯・奇跡団野球拳大会を行う!」

すると早苗は。
「野球拳なら服が多い方が有利です!
ヴィリーム・ミラクライズ・オン!」
リムコメットに変身した。だがシンパンダは。
「…その野球拳では無い。本家の方だ」

ローカルハートを巡る、野球拳(本家本元)の結果や如何に!?

坊っちゃん列車の名産奇跡獣を浄化した東風谷奇跡団
だがそのローカルハートを巡って一触即発?
そしてシンパンダが下した対決内容はなんと…!
次回、名産奇跡獣道中記・第37話『驚異!これが道後温泉のロボットだ(後編)』
アウト!セーフ!よよいのよい!

名前:キセキスパロボットラ
モチーフ:スパ(温泉)+スーパーロボット+虎
能力:温泉での動きを反映させる程度の能力
解説:キセキレッシャーパンダに対抗すべく、
早苗が道後温泉本館で生み出した奇跡獣。
道後温泉本館を巨大ロボにしたような感じの外見。
ヨーヨードが操縦担当。早苗達は温泉型コックピットで泳ぐ事により、スパロボットラが強化。

「野球拳を行う!」
ローカルハートを巡って、シンパンダの鶴の一声で始まった野球拳大会。
トーナメント方式の勝負。ではダイジェストでどうぞ。

  • 1回戦 コメット(早苗)VSチック
コメットが奇跡の力でストレート勝ち。
「奇跡の勝利です!」

  • 1回戦 ウォッチVSフォン
ウォッチがストレート勝ち…と思いきや、反則で失格。
時間を止めて相手の手を探ってたのが原因。
「能力は禁止じゃないですわ!」
「黙らっしゃい!」

  • 1回戦 ヨーヨードVSブックス
ブックスが秘策を見せると言ったが、それは後出しだった。
当然ブックスは失格。
「オイラ、勝っていいんスか?」

  • 1回戦 チンVSトラック
あいこが続く珍事が起こるも、最後はチンにうっかりの神が舞い降りたのか、トラックが勝った。
「あたい勝ったけど、妙に疲れた…」

  • 準決勝 コメットVSフォン
フォンの携帯電話の機能も空しく、コメットが圧勝。
「やっぱりね…」

  • 準決勝 ヨーヨードVSトラック
珍しくまともな好勝負。盛り上がった末に、ヨーヨードに軍配。
「決勝進出していいんスか?」

  • 決勝 コメットVSヨーヨード
「さあ負けませんよ!」
「何故オイラが…」
野球拳開始!そして…。
「勝者、キセキヨーヨード!」
まさかのヨーヨードが勝利。ローカルハートはヨーヨードの手に渡った。
早苗達は不服気味だが、奇跡団のローカルハート獲得を一応喜んだ。

ロケ地・兵庫県神戸市。
向日葵の花の中に立つ影は!(リムフルール!)
神戸の街を突き破り!
今だ!とどめの必殺技!頭だ!
次回、名産奇跡獣道中記第38話『吸血風見鶏』
神戸より愛をこめて。

名前:キセキカザミドラキュラ
モチーフ:風見鶏+鶏+ドラキュラ
能力:血を吸う程度の能力(ドラキュラのように血を吸う)
解説:神戸市の異人館の風見鶏から生まれた名産奇跡獣。
ドラキュラとニワトリを足して2で割った外見。
誕生と同時に六甲山に逃げて、廃館を一瞬で綺麗にしてペンションのように仕立てて迷い客を待っていた。
だが運悪く最初に六甲山に迷ったのが幽香であった為…。

「六甲山の植物を観察しに来たけど、完全に道に迷ったわ…。
夕方だし早くホテルに戻らないと…」

すると六甲山に綺麗な館が。一応入ってみた幽香。
そこにはキセキカザミドラキュラが。
「ようこそ我が館へ!ささ、今日は無料で宿泊させてあげます」
一応宿泊する事にした幽香だが、豪華ホテルに泊まりたかった為不機嫌。
とりあえず風呂に入る事にした。

そして風呂から出ると、カザミドラキュラがいた。
「お姉さん、実は私ドラキュラなのです。その証拠を今見せましょう」
そしてカザミドラキュラが幽香の体を掴もうとすると…。
「…うふふ」
怖い笑顔でカザミドラキュラを投げ飛ばした。

(…やべー。こいつを相手にするのはよそう)
内心そう思ったカザミドラキュラは逃げ出し、館を脱出しようと屋根の上へ。するとそこには。

「あら逃がさないわ、名産奇跡獣さん…」
リムフルールが待ち構えていた。しかもやけにニンニク臭く、持っている蔦もニンニクの蔦だ。
「私を陥れた罰として、ドラキュラの苦手なニンニクでお仕置きよ…」

サア、カンネンナサイ!ドカッ!バキッ!
【奇跡仕置中:悲惨な場面の為音声のみでお送りします】
メイワクカケチャ、ダメデショ!バゴッ!ズガンッ!

最早観念しているカザミドラキュラ。だがフルールに慈悲は無い。
「とどめを刺してあげるわ!ヴィリーム・フルール・ペナルティプラント!」
カザミドラキュラは、ニンニクの蔦に締め付けられて無惨にも浄化された。

ローカルハートを手にしたフルールは変身を解除し、そのまま神戸市の豪華ホテルに直行した。

ロケ地・熊本県熊本市。
いきなり来る、ハピネスの不意打ち!
いきなり放つ、ルクスの技!
いきなり団子は、熊本名産!
次回、名産奇跡獣道中記・第39話『E.N.ダンゴォ』
ビター、暇ならどうだい?お茶でもしようよ!

名前:キセキイキナリダンゴムシ
モチーフ:いきなり団子+ダンゴムシ
能力:いきなり現れる程度の能力
解説:熊本名産の郷土菓子・いきなり団子から生まれた名産奇跡獣。
外見はいきなり団子と同じ色のダンゴムシだが、大きさは人間と同じ程度。
いきなり団子が好物。丸くなって転がって攻撃も出来る。
何故か敵と味方の区別がつかない。

熊本市に駆けつけたハピネス・ビター・ルクスの3人と、奇跡団のトラックとチン。勿論ラパンも一緒。
数十分経過しても名産奇跡獣は現れない。
だが時折背中にダメージを受ける一同。実はイキナリダンゴムシがいきなり現れて消えているもの。

何かを思いついたハピネスが、自分の背中に落とし穴を仕掛けた。
案の定引っかかったイキナリダンゴムシ。当然怒ってます。

一方、何を思ったのかラパンがイキナリダンゴムシを助けた。
「大丈夫ですか♪私が出してあげます♪」
ラパンはイキナリダンゴムシの手を繋ぎ、羽衣のテレポートで落とし穴から脱出。

脱出に成功したイキナリダンゴムシは、ラパン以外の5人を敵だと思い込んだ。
そして5人に向かって襲いかかった!
「いきなりだが転がり攻撃!」
かろうじて避けた5人。だがこのままでは熊本市民を巻き込む可能性がある。
チンはミラクルパワーでトラックを巨大化させ、イキナリダンゴムシを止める事に成功。
その間にビターとルクスが熊本市民を避難させ、ハピネスは不意打ちの体制に。

だがイキナリダンゴムシがそれをフェイントで避けた。
「ウサァ!?」
勢い余ってハピネスは地面に激突。

その隙を狙ったのはラパン!何故かイキナリダンゴムシは無防備に。
「兎さんよ、お前なら倒されても恨まねぇ…」
「ごめんなさい!ヴィリーム・ラパン・ムーンサルト!」
ラパンが月面宙返りのキックでイキナリダンゴムシを浄化。
そして自らの立場に葛藤しつつもローカルハートを握りしめるラパンだった。
ロケ地・岐阜県白川村。
合掌造りの集落にやって来た、フォール・グラース・セトネ。
白川郷と呼ばれるこの地域で何が待ち構えるのか?
一方、リムコメットとブックスも白川郷にて…。
次回、名産奇跡獣道中記・第40話『合掌じかけの名産奇跡獣』
リムラパンもいるよ…。

名前:キセキガッショバメ
モチーフ:合掌造り(白川郷の住宅建築様式)+燕
能力:冬を巻き起こす程度の能力(寒くする程度の能力と言ってよい)
解説:白川郷の合掌造りの住宅から生まれた名産奇跡獣。
外見は、合掌造りの屋根を三度笠に見立てて被った燕そのもの。
ちなみに越冬燕であるので、聞き分けの無い女である。
羽ばたかせて相手を凍らせたり、吹雪を起こす事が可能。

フォール・グラース・セトネ・ラパン・コメット・ブックスが岐阜県白川村に集い、
名産奇跡獣・キセキガッショバメと対峙。
「ひゅるり~♪ひゅるりらら~♪」
どこかで聞いた事がある歌を歌いつつ、白川村に大寒波を巻き起こす。

「先手必勝です!ヴィリーム・コメット…」
カチーン!
技を放とうとするコメットを冷凍光線で凍らせたガッショバメ。
更にブックスとフォールとラパンも巻き添えに。

寒さ耐性のあるグラースと、傘で防いで無事だったセトネの、
2人きりの戦いが始まった。

早速セトネは天候を有利にすべく晴れにしようとした。
「ヴィリーム・セトネ・サニーデイズ!」
だがいくら晴らしても、すぐに大寒波に戻ってしまう。
「セトネは下がってて!あたいが1人で挑むから!」
「フン!このあたしに挑むとは猪口才な!」

流石北国生まれなだけあって、ガッショバメと互角に戦うグラース。
互角に戦うものの、徐々に力が消耗していく。
一方セトネは、晴れにしようと奮闘するが、中々上手くいかない。

その頃、氷漬けで動けないフォールは、セトネが晴れにしようと奮闘する様子を見逃さなかった。
(グラース、もう少し頑張って。太陽の色を引き出せば…)

それから数分後。現れたのは炎の拳を纏ったフォールの姿が!
「セトネが太陽を呼んだおかげで赤色が引き出せたわ!
必殺、ヴィリーム・フォール・コロナジャブ!」
炎の拳をガッショバメに連打するフォール!
見事浄化され、ローカルハートを入手したフォール。

コメット達の凍り状態も解除され、白川郷も元に戻った。

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最終更新:2018年11月23日 16:12