リムパルテール


白百合の香が、幻想を呼び起こす。
泡沫の夢の中、少女が見るのはかつて見た光景…
かつて魅せられた大輪の花。しかしその開花の直前、夢は覚めてしまう
"この花では足りない。もっと、さらなる幻想を秘めた花を…"
寝台の上で、微睡む少女は呟いた。

次回、バッドヴィリーム編・第20話

『未知の花、魅知の旅』

もう一度、あの花を見たい。たとえ世界が対価でも。

  "それ"は、水をあげすぎた花のユメ


「狂い咲く真惡の華!リムパルテール!」

対応するヴィリームはリムフルール。ユメの形は【あの花をもう一度見たい】。黒薔薇の紋様は額にある。
黒と赤のチェック柄のゆったりしたローブに、先端に赤い花の咲いた同柄のナイトキャップを装備。
手には純白の百合の花を持っている。これが原因であるヴィリームから深く怨みを買っているらしいが…
この世のものではない植物を呼び出し、敵を捕獲、攻撃する能力を持つ。
さらに毒花の香気により相手を催眠状態に陥らせたり、
自らの血を与えた植物により、一時的に自身の分身を作ることも可能。
怠惰な性格で、普段は結界最深部に作った植物園の中に引きこもってコレクションした花を愛でているか、
ケシの花が咲く中に置かれたベッドで眠っており、あまり外には出てこない。
ただしフルールと同じく、花を傷付ける者には容赦なく、
そういう相手に対しては呼び出した食肉植物での攻撃を仕掛けて来る。
作中では、リムウェールを狙い、毒の華の香りで眠らせて"種"を植え付けようとするが、ウェールが寝ぼけて乱射したポンポンが植物園の花を直撃。
理性を失ったパルテールは食肉植物を呼び出し大暴れ。
最終的にヴィリームたちのほとんど全員に"種"を打ち込み無力化するも、
ただの向日葵を咲かせて"種"を打ち込まれたフリをしていたフルールから逆に"種"を打ち込まれる。
自らのバッドパワーを吸って美しく咲く大輪の向日葵を見て『もっと、もっと見たい』という欲望に抗えず、すべてのバッドパワーを捧げてしまい、消滅。後には見渡すばかりの向日葵畑が広がっていたという…

必殺技は【バッドウィル・パルテール・ガーランド】
相手にミラクルパワーを吸い取って咲く花の種を撃ちこむ。何の花が咲くかは相手次第。

「芽には眼を、葉には歯を…私の花園を傷付けた報いは受けてもらうわよ…?」
「お花に水をあげましょうね、真っ赤な真っ赤な、綺麗な水を…」
「たしかに綺麗だけど…この花じゃないのよねえ…」
種よ、いつの日か母の恨みを晴らしなさい…、惡の花を絶やしては駄目よ…
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最終更新:2024年03月14日 21:32