喜劇のような悲劇。悲劇のような喜劇。
笑顔を無くした少女のための、こころを無くした役者の舞台。
ああ、誰か、この演目に幕を引いてほしい。
こころを無くした役者は喜劇を演じ続ける。いつか彼女が、笑ってくれると信じて。
『グランギニョル座の怪人』
ひとのこころはどこにある。あたまか、はらか、しんぞうか。
「六道さすらう笑いの求道!リムスマイル!」
対応するヴィリームはリムテンツァー。ユメの形は【感情(こころ)が欲しい】。黒薔薇の紋様は胸の中央(心臓の位置)と心臓にある。
テンツァーと同じく周囲に仮面が漂っていて、歌舞伎の衣装めいた黒いコスチュームを纏っている。
やはりテンツァーと同じく仮面を被ると能力・性格が変わるが、
こちらはバッドヴィリームの面々の仮面を被っており、当然被ると他のバッドヴィリームの能力が使える。
"笑い"の感情を理解したがっており、そのために人を襲って感情ごと
ミラクルパワーを抜き取り、仮面として結界内の自分の場所に集めていた。
作中ではヴィリーム達の大半もリムスマイルの攻撃を受け、ミラクルパワーを抜き取って感情を集めて追い詰めていき、
遂にリムブレイブとリムラパンを残してヴィリーム達は全滅状態に。
そしてリムスマイルの感情を抜き取る攻撃を2人は間一髪かわしたものの、壁に激突して2人の目の前が真っ暗になった。
…がその時、2人の脳裏に
犬走剣術道場で共に修行している時の走馬灯が見えた。
その走馬灯の中で、2人の師匠である椛の祖父の言葉が脳裏をよぎるー。
「よいか、勝つためには心を無にする事が大事じゃ」
その言葉が消え去った瞬間、2人は同時に目を開いて覚醒し、
リムファングと
リムティブロンのシャドウリンクに目覚めた。
2人は感情を捨てて手を繋ぎ、蛮刀を持った羽衣姿の狼をオーラを纏い特攻。
オーラはリムスマイルを貫き、感情が火山の噴火の如く戻る中でリムスマイルは消え去った。
必殺技は【バッドウィル・スマイル・ミラージュ】
どこかから取り出した『顔の無い面』を着けることで鏡に写すように目の前の相手の姿になる。
姿だけでなく能力も同じになる上に、姿を借りた相手が傷付くと自分も傷付くが、逆に自分の傷も相手の傷になる。
最終更新:2024年03月14日 21:52