ディムタイラント


誤っている、歪んでいる、正しくない。
世界は不条理で、運命は理不尽で、民衆は愚かだ。
もどかしい、実にもどかしい。使わないなら何の為の力だというのか。
暴挙?独善?知らぬ、聞こえぬ、目の前の悪を正さずして何の為の王権か。
次回、ディストメアーズ編STORY-1『唐紅(からくれない)』。
日没す処の天子から、書を日出る処の天子に致す、恙無き哉?

DIM.Tyrant

「日没する処の狂王・ディムタイラント!」

ストーリー後半、突如出現して隣町・角迅町の町議会議事堂を占拠したディストメアーズの一人。
裏返った空間内部は、深紅と金色で彩られた中華風の王宮。窓の外からは常に夕焼けの西日が差し込む。

源となった感情・夢は
二年後編で国会議員となった元ミラクルアイ、豊聡耳神子ことプリンス・セイントの
"この奇跡の力で直接この国を善くしたい/支配したい"という想い。

殻となった悪人・悪神は
"日没する処の天子"こと隋帝国を滅ぼした暴君・『煬帝(ようだい)』。

外見はプリンス・セイントに瓜二つ。
紫を基調に黒と金色をあしらった中華風の豪華な衣装に身を包み、腰には七星剣を下げている。
最大の特徴は深紅の炎でできた赤マント。身を覆えばほとんどの攻撃を防ぎ、薙ぎ払えば周囲すべてを焼き払う。
人を見ればその人間が何を欲しているかなんとなくわかる能力を持ち、明晰な頭脳と相まって対人交渉に関しては非常に強い。

悪人・弱者に対しては敵味方に関わらず情け容赦のない苛烈な性格。その反面、力と信念の両方を持つものに対しては(あくまでも自分のほうが上だという前提だが)認める度量の広さもある

必殺技は【ディストメア・タイラント・マニフィスト】。
炎のマントを炎の巨腕の形に変えて、一体を狙って叩きつける技。

最後の奥の手は、【ディストメア・タイラント・ランディングサン】。
自らが太陽の様な火の星と化し、膨れ上がって周囲のものを飲み込んだ後、大爆発を起こす。

「さあ回復してやろう、全力でかかってくるがいい!」
「私はこの国を善くしたい。力を貸してはもらえぬか…我が配 下(スレイブ)として」
「いまさら"正義の味方になりたい"などと青臭いことは言わない、私はただ"悪の敵"でありたいのだ…」

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最終更新:2024年03月03日 21:44