シンキ「こんにちは、ハロー、ボンジョルーノ、ニーハオ。ミラクルアースの三巨頭の一人、シンキ・マーガトロイドよ」
ユメコ「その親衛隊長、ユメコ・マーガトロイドです。どうも」
シンキ「それで、ミラクルアイについての説明なのだけど」
ユメコ「シンキ様が造った組織なんですよね、
ケイオスや
ナノケイオスに対抗する形で」
シンキ「そうなのよー。そもそもミラクルアースの者がブルーアース(=こちら側世界)に干渉してはいけないのは、ユメコちゃんも知っているわよね?」
ユメコ「先代の時代に向こうに手を出して、世界間の壁に穴を開けてブルーアースから突入して来た巫女と交戦。開けた穴から世界同士が接近しだして危うく両世界が滅びかけたところで互いに不戦不干渉の約定を交わした、と聞いていますが」
シンキ「そうなのよ。でもゆかr…ヴィオラちゃんがなにやらこそこそと向こうに人員を送っていたり、いろいろやっているらしいの」
ユメコ「それに対抗して?」
シンキ「"たまたま"向こうに留学していた末娘のアリスちゃんと"たまたま"向こうに長期旅行中だった次女のルイズちゃんに協力してもらって、まずは強いミラクルパワーを持った向こうの人間をピックアップしたの」
ユメコ「えらく作為的な香りのする偶然ですね」
シンキ「あ、アリスちゃんもルイズちゃんも私の娘なんだけどね、二人とも可愛い子達で…」
ユメコ「(ジト目)説明に戻ってください」
シンキ「しくしく。それで、次にその人たちにこの"
仮面"を配ったの」
ユメコ「アーティファクトの類ですかね」
シンキ「そうよ。ミラクルパワーを増幅し、向こうの人間でも奇跡獣に対抗できるようにする私の特製アイテムよ♪」
ユメコ「いいんですかねこれは。不干渉の約定に引っかかりそうな気がしますが」
シンキ「"たまたま"拾ったアイテムで向こうの人間が勝手にやっているだけよ。何も問題はないわ♪あ、あとこの仮面にはもう一つ機能があってね」
シンキ「仮面が見たものはこの水晶玉にすべて記録されるようになっているわ」
ユメコ「偵察兼・ケイオニアによる干渉の尻尾をつかむための監視役…というわけですか」
シンキ「そうよ。こうしておけば、ヴィオラちゃんもあまり無茶はできないでしょう?うふふ」