ディムバベル


遥か昔、神代の物語。かつて全ての人類が一つの言葉を使っていた時代…
人々はただ一つの言葉で繋がり、分かち合い、結ばれていた
積み重ねた知恵と技術を総動員し、天を目指す巨塔を築き始めた人類(ひと)という種族を、雲上人(かみがみ)は危険視し、恐怖した。
"このまま放置すれば、いずれ人類はわれわれの場所へと届くだろう。そうなる前に…"
人の言の葉に境界線が引かれ、一つの言葉は引き裂かれた。…そしてバベルの塔は崩れ落ちた
次回、ディストメアーズ編STORY-9『刈安(かりやす)』。
読むな、識るな、秘して封じよ、真実記すその古牌

DIM.Babel

「天地(あめつち)揺るがす力の言ノ葉・ディムバベル!」

ディストメアーズの一人。
ストーリー中盤で、炎上する鈴菜庵から煙のように立ち昇る塔とともに出現。
塔の内部、裏返しの空間内部は延々と続く螺旋階段とそれを囲むように並ぶ書棚。

源となった感情・夢は
本居小鈴
"この世界と向こうの世界、隠されたすべての真実を知りたい"という探究心、好奇心。

殻となった悪人・悪神は
『一言主命』(ひとことぬしのみこと)。
"あらゆる相談に一言で答える"とされる知恵者の神で、かつては出雲の大国主命の長男・事代主命(ことしろぬしのみこと)だったが、天津神に国を譲って役行者の式神に零落した国津神の一柱。

外見は小鈴に瓜二つだが、トレードマークの丸眼鏡がなく、瞳の白黒が逆転している。

"言霊から力を引き出す程度の能力"を持つ。
作中では自らの名前から『小(ショウ)』の一字を捧げ、"ショウ"の言霊による攻撃を行った
『晶』…結晶飛ばし、『衝』…衝撃波、『沼』…地面の液状化、『猩』…ゴリラの召喚、ect…

必殺技は【ディストメア・バベル・カスケード】。
手にした書物を広げて書かれた文章を空に投影、その一文字一文字を実体化させて地に降り注がせて攻撃する技。

「一つの言葉は、全てを吐き出し」「一つの言葉は、全てを写し」「一つの言葉は、全てを呑み込む」
「…なぜ?隠されているものがあれば見たいと思うのは当然でしょ?」
「"ショウ"は則(すなわ)ち"衝"!」
「誰も見たことのない絵が見たい。誰も読んだことのない物語が読みたい。もっと、もっと…!」
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最終更新:2024年02月17日 19:58