可能性観測儀を、覗いた。
私がいた。わたしがいた。ワタシがいた。
無限に広がる可能性世界の私の並行同位体たちが、万華鏡のようにどこまでも続いていた。
聖人の、悪党の、魔術師の、科学者の『私』がいた。
女のワタシがいた。男のワタシがいた。生まれなかったわたしがいた。死んでしまったワタシがいた。
…視線を感じ、そちらを見た。その中の誰かと目が合った。
『 見 つ け た 』
次回、ディストメアーズ編STORY-6『伽羅』
人が夢想できる全てのことは、実現し得る現実である
DIM.Schatten
「合わせ鏡の影法師・ディムシャッテン!」
源となった感情・夢は
北白河ちゆり=リムガウスの
"科学ですべてを説明することはできないのではないか/すべてを解き明かすことは本当に『善』なのか?"という科学万能論への疑念。
殻となった悪人・悪神は『ウトガルドロキ』。
北欧神話に登場する、幻術をはじめとする魔術を得意とする巨人族の王。その名は"外の世界のロキ"を意味する。
外見はちゆりに瓜二つだが、赤黒の海兵服に身を包み、深紅の羽根の付いたベレー帽をかぶり、マジックミラーのはめ込まれたモノクルを着けて左手に銀色の短い杖を持っている。
魔術と幻術を得意とし、火球や稲妻、閃光などの多彩な攻撃、魔術で五感を惑わせ相手に幻覚を見せることができる。
加えて、もう一つの能力も持つ。
『可能性を探り呼び寄せる程度の能力』を持ち、合わせ鏡のように隣り合って存在する無数の平行世界の"自分自身"を感知することができる。
必殺技は『ディストメア・シャッテン・ガベージコネクト』
平行世界とリンクし、さまざまな"可能性の世界"から最適な自分を呼び寄せ入れ替わる。
理論上、成功の確率が1%でもあるならば回避が可能になる。
「
究極に発達した科学は、魔法と見分けがつかない…」
「お前は
やり遂げたんだ。もういいだろう?そろそろ
私と替わってくれないか?」
「所詮、
残機の価値は
百円一枚…」
「…"
無限の残機"」
「…何度でも、何度でも、何度でも!『
continue』してやる…!コインは無限にあるからなあ!!」
「遊び…は…、終わり…だ」
最終更新:2024年04月18日 20:59