喜怒哀楽・愛憎恋慕…
人には"こころ"があるという。
だが、人の書いた筋書き通りに人形が演ずるように。
人もまた、神の筋書き通りに演じているのでは無いと…誰に言い切れる?
人形は首をかしげた。ヒトと我々、そこに何の違いがある?
次回 ミッドヴィリームFrontier第4話『衆愚』。
来週もキスメと幻想に付き合ってもらう。
サリエス王国西部にある、古い歴史を持つ古都。地球でいうとオーストリア・ウィーンの位置にある。
この町の名所は中心にある、町と同名の王立大劇場。
特に人形劇に特化しており、魔法とカラクリの調和したその様はとても言葉では言い表せず、
まるで生きているようだ、と見る者を唸らせている。
シンキ・マーガトロイド女王の
末の王女も幼いころに、ここの舞台を見てとても感動したという話である。
劇場の地下にはいかなる演出もこなせるといわれる大舞台装置があり、現在もなお改造・改良が繰り返されている。
大劇場の周りには人形工房や服飾屋、軽食屋に酒場、劇団員の養成所など関連する施設が置かれ、
その外側にそこの人たちが生活するための施設があり、外周部に旅人用の宿泊施設などが形作られている。
最終更新:2022年03月09日 20:38