鹿目まどか

鹿目まどか



マミの死後魔法少女の世界から遠ざかろうとしていたが
さやかの契約で再び魔法少女に関ることに
優しい子なので「もう魔女結界に行くのは嫌 私はついていけない」なんて言えず
マミがあんな目にあっても危険を覚悟してもなお付き添うまどかと
新米なのに危険を軽視し友人を巻き込むさやかの対照が表現される
挙句の果てに杏子との確執を見せられ、問題はあるけど悪い子じゃないからと
ほむらにさやかを助けるよう申し出ることに
さやかを助けるためにとった行動でさやかと杏子に思わぬ事実を知らせてしまう
さやかを救いたいという良心から杏子とオクタヴィアの結界に侵入するも
オクタヴィアに握られ殺されかける
さやか・杏子亡き後罪悪感を感じ殻に閉じこもる
概念になった後も現世にさやかを残し3人に迷惑を掛けまいと早急にさやかを円環に導く
ある意味杏子・ほむらを超えて一番の被害者かもしれない(生死不明のホスト2人は別枠で)

まどかによるさやか評(第5話)

「あのね、さやかちゃんのこと、なんだけど…」
「あ、あの子はね、思い込みが激しくて、意地っ張りで、結構すぐ人と喧嘩しちゃったり」
「でもね、すっごくいい子なの。優しくて勇気があって、誰かのためと思ったらがんばり過ぎちゃって」

2段目の時点でさやかが助かる見込みは少なかったのかもしれない
友人のはずなのに、さやかには結構な事を言われている


8話のさやかから放たれた台詞は、追い詰められていて直後にさやかが後悔しているとはいえ放送当時話題になった
「あたしの為にって何よ」
「こんな姿にされた後で、何が私の為になるって言うの?」
「今の私はね、魔女を殺す、ただそれしかだけ意味がない石ころなのよ。死んだ身体を動かして生きてるフリをしてるだけ。
 そんな私の為に、誰が何をしてくれるって言うの?考えるだけ無意味じゃん」
「だったらあんたが戦ってよ」
「キュウべえから聞いたわよ。あんた誰よりも才能あるんでしょ?私みたいな苦労をしなくても簡単に魔女をやっつけられるんでしょ?」
「私の為に何かしようって言うんなら、まず私と同じ立場になってみなさいよ。無理でしょ。当然だよね。ただの同情で人間やめられるわけないもんね?」
「何でも出来るくせに何もしないあんたの代わりに、あたしがこんな目に遭ってるの。それを棚に上げて、知ったような事言わないで」

この発言はゾンビ(さやか談)状態発覚の後であり、つまりは友人に「お前もゾンビになれ」と言っているのと同じである


自分はゾンビだから好きになってもらえないと考えた時
杏子やほむらも同じ事実を知りながらも懸命に生きていることを考えなかったのか
それどころか同じ魔法少女であるマミ、そして何より自身を侮辱してるのと同じである
ましてまどかを脅迫するような言い方で自身と同じ立場にしようとしたのは…
放送当時は「なら相手が同じ立場なら好きになるのをやめるの?」と厳しい指摘も


10話では協調性やチームの和を軽視するさやかを諫める発言も
「さやかちゃん。それこそ仲間割れだよ」

さやか契約後魔女エリーから救出されるが
以後はさやかがまどかに何かをしてあげるのではなく
まどかが暴走するさやかを放っておけず、止めようとするのみである
ほむらや杏子に助力を申し出て、気遣う言葉をかけてもなお
さやかは身勝手に絶望し、魔女になっても恭介を想っていた
まどかは与え助けたが、さやかは奪い、当り散らしあまつさえ要求する
自己犠牲や献身は美徳であるが、それは人の心の情けや隣人愛からくるものであり
究極的にいえば、友人関係だからといって自己犠牲し相手を助ける「義務」はない
まどかや仁美はさやかに選択を提案し続けたし、杏子やほむらでさえ救おうとした
だがその行為を受けてもなお周囲を責め、恨み依存し要求し続けたさやかの末路は
相応のものであった(むしろ亡骸が発見され、杏子に心中してもらえたぶん破格の待遇である)
博愛の精神を持つまどかや友人の仁美、2人の魔法少女をもってしても救えなかったさやかを
女神まどかが即円環救済せざるおえなかったのも納得できる


余談ではあるが当時はこの救済に関してもさやか厨からは批判が噴出し
「生き返らせろ」「世界を書き換えろ」など身勝手な要求がなされていた(過去ログ参照)
またさやかは当時女性からも「同性を嫁とか言いながら実際は利用し当たり散らす」と
嫌われると厄介なので表面上は付き合うが、友人にしたくないタイプとして挙げられている
さやかに感情移入・自己投影しているのは男女問わずその手の手合いではないかとの推測もあった
自分が調子の良いときは友人扱い、都合が悪くなると頼りにならない、所詮私にその程度しか
尽くせない(相手を見下しているのに要求はする・譲歩しないが相手には譲歩を求める)等
優しいまどかや仁美がそんなさやかを気遣い友人として接していたことが、悲劇の一因なのかもしれない

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最終更新:2014年01月28日 19:25