空海

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】空海
【性別】男性
【身長・体重】172cm・54kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運A+ 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 キャスターは三鈷杵の補助により、陣地の龍脈を活性化させる他、
 自身の宝具として神殿を上回る『羯磨曼荼羅』を形成することが可能。

道具作成:-
 『高速写経』スキルにより、道具作成は失われている。

【固有スキル】
高速写経:B+
 高速詠唱および道具作成の複合スキル。
 一人前の仏僧でも作成に数日は必要とする経典を数時間で作り出す。
 キャスターが用意した筆によって真言を写すことで写経そのものが祈祷と同等の効果を発揮し、
 儀礼呪法級の法術を一工程で発動させることを可能とする。

金剛智:A
 人間や世界に本来備わる仏性を再発見する智見。
 大日如来の本質として偏在するとされる六つの縁起(地・水・火・風・空・識)を見極め、これと一体化する為のスキル。
 これを体得した者は目の前の人間の欲望や真理を見抜き、これに惑わされることがなくなる。
 『羯磨曼荼羅・即身成仏』の発動によりこのスキルは菩提樹の悟り:EXへと変化する。

気配感知:D
 気配を感じ取ることで、効果範囲内の状況・環境を認識する。近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化する。
 多くの温泉を掘り当てた由来から獲得したダウジング技能。

【宝具】
『飛行宝鑰・三鈷杵(ひぎょうのほうやく・さんこしょう)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
 数千にも及ぶ伝説や逸話と聖地を指し示し真言七祖が代々受け継いだ密教伝承者の証したる三鈷杵が複合宝具。
 三鈷杵にはキャスターへの信仰と引き起こした奇跡が一つ一つ術式として刻み編まれ、
 特に陣地作成の強化や大地干渉、水脈や龍脈また地形操作に特化している。
 真名解放により地形操作の力を破壊の力へと転じ大気圏外にまで飛翔、
 その後対象に向け急速に落下し周囲一帯の地形ごと敵を粉砕する超々射程遠隔攻撃となり、その最大射程はおよそ2000kmである。

『羯磨曼荼羅・即身成仏(かつままんだら・そくしんじょうぶつ)』
ランク:EX 種別:対衆宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:100人
 五智如来、五大菩薩、五大明王、更にそれを護る六体の天部の仏像から成る三重結界。
 キャスターが説く仏の世界の働き、即ち『宙の理』を視覚化した絶対調和の領域であり、
 教令・正法・自性の三つ輪身が相互に作用しあっている。
 この中に踏み込んだものは即身成仏となって超深度の瞑想を今なお続けているというキャスターと同じ景色を観ることを意味し、
 苦界に属する自我は説かれ、エーテルで編まれた身体は解けていく。
 大日如来と接続したキャスターを中心に展開されるこの結界は基点となる仏像が破壊される毎に効果が減退し
 完全に破壊されることにより消失する。

【Weapon】
『教令輪身』
 五大明王が守護する仏敵を討ち滅ぼす戦闘に特化した火生三昧で覆われた炎の世界。

『正法輪身』
 五大菩薩の説法により傷付いた味方や結界を修復し、霊的、魔的なモノに対して絶大な効力を発揮する慈悲の世界。

『自性輪身』
 五智如来の加護によりキャスターの仏眼を開かせ『菩提樹の悟り』を獲得する真理の世界。

【解説】
 弘法大師として有名な真言宗の開祖。能書家としても知られ三筆の一角に数えられる。
 804年8月10日、遣唐使の留学僧として唐に渡る。
 この時共に唐に渡った最澄は天皇の護持僧の一人に任命される程の地位を築いていたが空海は無名の一沙門だった。
 唐の長安にてまず般若三蔵に師事し、その後5月に密教の第七祖である恵果和尚を訪ね半年に渡り師事した。
 恵果和尚は空海が過酷な修行を既に十分積んでいたことを初対面で見抜き、即座に密教の奥義伝授を開始し、
 唐に渡って一年後の8月10日には伝法阿闍梨位の灌頂を受け、「この世の一切を遍く照らす最上の者」を意味する遍照金剛の灌頂名を与えられた。
 同年12月15日、恵果和尚が60歳で入寂し空海が全弟子を代表して和尚を顕彰する碑文を起草した。
 そして4月には越州にて土木技術や薬学など多分野を学び、経典などを収集し8月には出港して帰国の途についた。
 806年10月22日、朝廷に『請来目録』を提出。
 空海が唐から持ち帰ったものは216部461巻の経典類、両部大曼荼羅、祖師図、密教法具、阿闍梨付属物など膨大であり、目録に記載されてない私的なものも数多くあったとされる。
 809年7月に入京。この空海の入京には最澄の支援があったと言われ、その後二人は10年程交流。
 密教の分野では最澄が空海に対し弟子としての礼を取っていたが、次第に両者の仏教観の違いが顕れ決別した。
 その後、天皇から高野山や東寺を賜り真言密教の道場とした。
 そして835年3月21日、入定。現在もなお高野山奥の院の霊廟にて瞑想に入っていると言われている。
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最終更新:2023年11月24日 20:37