阿弖流為

【元ネタ】史実、坂上田村麻呂伝説
【クラス】バーサーカー
【マスター】
【真名】阿弖流為
【性別】男性
【身長・体重】175cm・73kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:D
 狂戦士のクラス特性。理性と引き換えに驚異的な暴狂を身に纏う。
 バーサーカーの場合、狂戦士らしからぬ戦術指揮能力を持ち、会話も成立する為、一見して狂化しているとは分かりづらい。
 ただし「まつろわぬもの」であるバーサーカーが制御可能であるとは限らない。

【固有スキル】
化外の魔:A
 英雄や神が朝廷から排斥されるうちに魔に転じてしまった無辜の怪物の一種。
 血統と過去そのものを呪いによって狂わされ人外に位置付けられた土蜘蛛共の末路。
 変化、怪力、反骨の相、魔力放出等との混合スキルであり、人の領域から外れた魔性を宿す。

仕切り直し:B
 戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。
 不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。

荒覇吐の加護:B
 蝦夷民族に伝わる遥か古来に根付いた土着の神々の加護。
 多くが自然発生した精霊種かかつて部族に寄り添った祖霊団であり古の自然界そのものに他ならない。
 バーサーカーの場合、この神威を借り受けることで自然界に属する全ての環境に適応し、野外の陣地ペナルティを無視する。

【宝具】
『悪路王』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
 まつろまぬ者達の怨叫を呼び水に、甲冑を纏い、髭を靡かせ、牙を生やす巨大な荒神像を背後に発現する。
 この姿はバーサーカーの鬼としての本性の具現であり、発動中はバーサーカーの意識と関係なく自動で加勢する他、
 超抜者としての異能と指導者としての軍略が融合した環境情報の改竄能力を自在に行う。
 荒神が一度咆哮をあげれば戦場は起立することさえ困難な程に地表が歪み、呼吸するだけで魂魄を犯す瘴気渦巻く魔界と化す。
 土蜘蛛・化外と追われ、血を捻じ曲げられた者達の苦しみを背負うが故に反転した鬼神。

【Weapon】
『毛抜形刀』
 蝦夷民族が用いていた蕨手刀に改良を重ね作り上げられた刀。
 これを元に内国で更に改良が加えられ日本刀の原型となる毛抜形太刀が作られた。

『無銘・弓』
 日本各地で使われていた対人戦用の大弓。
 現代の物よりはやや大型となっている。

【キーワード】
『荒覇吐』
 アラハバキ。蝦夷民族が信奉していた、と一般に認知されている神。
 しかしそれは荒覇吐という漢字表記も含め偽書『東日流外三郡誌』に由来し、実態は謎に包まれている。
 バーサーカーに加護を授けている荒覇吐は、その曖昧な信仰基盤を利用して辛うじて成立している霊体群である。

【解説】
 まつろまぬ民・蝦夷の首長。
 延暦八年(西暦789年)に民族を迫害する朝廷軍の侵攻に対し、指導者として同胞を纏めあげ決起。
 少数の兵力で地形を巧みに利用し、三度もの朝廷の進撃を十数年間に渡って抵抗し続けた。

 延暦二十一年。
 長期にわたる戦いの末、500人の兵を連れて時の征夷大将軍・坂上田村麻呂の前に降伏。
 長年の好敵手であった田村麻呂は平安の公卿に阿弖流為の助命を嘆願するも朝廷はこれを一蹴。
 野生獣心と侮辱を送り河内国にて斬首に科した。
 この戦いを機に日本民族は一本化の道を辿り、蝦夷民族は次第に北へ北へと追いやられていくのだった。

 後の坂上田村麻呂伝説の中で、阿弖流為の名は忘れ去られ、竪穴に住み着き女子供を掠める賊あるいは巨大な鬼
 「悪路王」「悪事の高丸」としてのみ語られるようになった。

 守るべき民族は絶え、憎むべき朝廷さえ土の下に消えた今なお古代蝦夷民族への前線基地の名残である鹿島神宮では
 憤怒の鬼面を浮かべた悪路王の首が祀られている。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 実験産
  • バーサーカー
  • 蝦夷
  • 武将
  • まつろわぬもの

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月03日 23:06