【元ネタ】史実
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】サラ・ウィンチェスター
【性別】女性
【身長・体重】148cm・36kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B+ 魔力B 幸運D 宝具C++
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
キャスターは、『銃が招きし呪怨の澱』の改築・増設に特化しており、
隠し部屋等のエスケープゾーンや、追跡者を欺くための騙し扉等を増設できる。
道具作成:D
魔術的な道具を作成する技能。
作成した道具には、キャスターが幸運をもたらすと信じている、『13』、『蜘蛛の巣』に
関する造形が施されており、魔除けの効果を発している。
【固有スキル】
黄金律:A-
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
キャスターは財産の大半を『銃が招きし呪怨の澱』の改築・増築に充ててしまうが、
それでも、一生金に困ることはない。
魔術:D
降霊術を得意とする。霊との交渉、霊を遠ざける結界、低級霊の強制成仏など
霊から身を守ることに特化している。
地形適応:D+
特定の地形に対する適応力。
『銃が招きし呪怨の澱』内部での活動に適する。
人生の半分近くをこの屋敷と共にしたキャスターは、複雑化していく
『銃が招きし呪怨の澱』の全容を常に把握している。
他にも道具作成や魔術スキルにより、怨霊達の居場所や行動パターンも把握しているため、
屋敷内で彼女を発見するのは困難である。
慟哭外装:B-
キャスターは自身が所有する銃の反英雄としての外殻・外装を纏わされる。
これは、西部開拓時代に作られ多くの人々の命を奪った、「M1873」の持つ
『西部を征服した銃』という称号と混ざり、習合したが故の能力である。
戦闘時、キャスターは自動的にこれに精神を支配され、殺戮の戦闘装置として稼動する事になる。
通常時、封印状態になっている宝具『怨嗟貫く征服の号砲』は外装が稼働している間のみ解禁され、
この間、陣地作成及び道具作成は封印される。加えて、『銃が招きし呪怨の澱』に囚われた怨霊と
同じ空間に居合わせた場合、怨霊はキャスターを優先的に攻撃するようになる。
【宝具】
『銃が招きし呪怨の澱(ウィンチェスター・ミステリー・ハウス)』
ランク:C++ 種別:結界宝具 レンジ:0 最大捕捉:100人
キャスターがこの世を去るまで改築・増築をし続けた、世界有数の幽霊屋敷。
屋敷内には呪詛を呟く無数の怨霊が徘徊している他、入り組んだ内部構造と荒唐無稽な設計により、
さながら伏魔殿の様相を見せている。
『銃が招きし呪怨の澱』は屋敷内に存在する怨霊の数が多くなれば多くなるほど、屋敷は巨大に、
内部構造はより複雑に進化し続ける。
本来この屋敷は、キャスターが怨霊達を鎮め呪われる事を防ぐために建てたもの。
そのため屋敷が破損・破壊された場合、怨霊達は狂暴化し、
呪詛を撒き散らしながら敵味方問わず襲い始める。
慟哭外装が発動した場合、怨霊達は屋敷を飛び出し、かつて自分達の命を奪った元凶の下に集結する。
『怨嗟貫く征服の号砲(ウィンチェスター・カースド・ライフル)』
ランク:E++ 種別:対人宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:1人
慟哭外装が発動することで使用可能となる宝具。
「西部を征服した銃」であると同時に、キャスターが呪われる原因ともなった銃。
『銃が招きし呪怨の澱(ウィンチェスター・ミステリー・ハウス)』に蔓延する呪詛を弾丸として放つ。
この銃の狙撃によって命を落とした者の魂は、『銃が招きし呪怨の澱』に誘われ、怨霊へと変じてしまう。
サーヴァントがこの宝具によって消滅した場合、その魔力は聖杯ではなく『銃が招きし呪怨の澱』へ行き、
屋敷に囚われるシャドウサーヴァントとして再召喚される。
また『銃が招きし呪怨の澱』内に存在する怨霊、シャドウサーヴァントの数が多くなれば多くなるほど、
この銃の与えるダメージは上昇する。
【Weapon】
『M1873』
当時のガンマンやアウトロー達から人気を博した、ウィンチェスター社のドル箱商品。
慟哭外装発動の起点でもある。
【解説】
大手銃器メーカー『ウィンチェスター社』社長、二代目ウィリアム・ウィンチェスターの妻で、
世界有数の幽霊屋敷『ウィンチェスター・ミステリー・ハウス』を建てた人物。
大企業の社長夫人として幸福な人生を歩める筈だったが、娘と夫に先立たれ悲しみに明け暮れる。
この悲しみを慰めるべく友人に相談したところ、「ボストンの霊媒師」に助言を求めるよう勧められる。
霊媒師によると「一連の不幸は、ウィンチェスター家が代々製造してきた銃によって命を奪われた人々の魂が一家にかけた呪い」だとサラに告げ、
さらに「その呪いはまだ続いており、彼らの魂は今も復讐の機会を求めている」と告げたのだ。
この事に恐怖した夫人に霊媒師は「自宅を出てアメリカ西部へ旅立ち、行き着いたその場所に、あなた自身と銃で亡くなった者達の霊のために家を建てなさい。
そして家の建設を止めてはならない。建て続けていればあなたは生き長らえ、止めてしまえばあなたは死んでしまうでしょう」と伝えると、
サラ・ウィンチェスターは言葉通りに西へと引っ越し、カリフォルニア州への定住を決めると屋敷の建設工事を開始した。
屋敷は、最新設備や一級品の装飾品が揃えられた他、悪霊から逃げるための隠し部屋や秘密通路、夫人自ら霊と交信する為の部屋、
悪霊を混乱させる為の入り組んだ内部設計などが年中無休で改築され続け、夫人が亡くなった1922年まで実に38年間、改築が続いた。
英霊としてのサラ・ウィンチェスターは、『西部を征服した銃』という異名で呼ばれた『M1873』が集めた畏怖と怨恨を取り込む形で半ば反英霊化している。
彼女に溶け込んだ銃という概念の霊基は、彼女自身の戦う意思に反応して表出し、「殺せ」という製造目的を果たすべく稼働を開始する。
なお、サラ・ウィンチェスターは悪霊から逃れる手段の一つとして魔術を修得していたが、銃という反英霊としての側面が強く出ている間は、魔術の適性が著しく低下する。
【イメージイラスト】
【出演SS】
最終更新:2021年12月14日 21:09