隠神刑部

【元ネタ】『松山騒動八百八狸物語』
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】隠神刑部
【性別】男性
【身長・体重】165cm・80kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:A+
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しく、
 アサシンの場合変化、神通力スキルとの併用により、発見が不可能に近いレベルでの気配遮断が可能。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
八百八狸:EX
 総数808匹に至る化け狸の眷属。
 アサシンとともに現界し、総帥たる彼の命を受け聖杯戦争の舞台を奔走する。
 また、当スキルを保持者であるアサシンは狸に関してのみ絶大なカリスマを発揮し、同格を除く狸を指揮下に迎え入れることが可能。
 召喚された狸たちは各々が一定ランクまでの変化、神通力を行使可能な魔獣ランクの幻想種ではあるが直接戦闘には不向きである。

神通力:B-
 四国随一と名高い神通力の持ち主。
 特に一軍を撹乱するほどの幻力の使い手であるが本人(?)の性格上、命を脅かす方向性での行使は得意としていない。

変化:A+
 自分の姿を意のままに変える能力。
 化け狸の中でもトップクラスの実力を持つアサシンはありとあらゆる姿に化け人を騙すだろう。

神性:C 
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 アサシンの場合は神に分類される存在であるが、後世によって妖怪の存在として貶めれた事でこのランクとなった。

【宝具】
『久万山の山口霊神様(くまやまのやまぐちれいしんさま)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 松山城の守神としての信仰と眷属とともに久万山へ封じられた逸話が習合した結界宝具。
 アサシンを核として眷属の狸達とともに全霊の神通力を以て防御結界を形成するというシンプルな宝具だが、対象の封印・拘束に転用する、妖狸としての特性から結界そのものを隠蔽するなどといった形で応用が可能。
 ただし、結界の強度はアサシンのコンディションと眷属の総数によって左右されるため、不用意にアサシンやその部下を消耗させる戦法は得策ではない。

【解説】
 四国三大狸の一角。
 飛鳥時代より千年以上伊予を根城とし、八百八匹の眷属を統べる化け狸の総帥。
 四国最高の神通力を持つと言い、その力でもって松山城を守護し続けており、「刑部」の称号も松山城城主の先祖から授かったもので、
 城の家臣たちから信仰され、土地の人々とも深い縁を持っていた。
 ある時、松平隠岐守の時代にお家騒動が起き、伝統を疎んじる城主を潰そうと陰神刑部は謀反側に加担する。
 しかし謀反首謀者の奥平久兵衛は松山城守護者である陰神刑部の排除も考えており、
 怪異による謀反への助力はおろか城内での悪事を全て陰神刑部に押し付け諸悪の根源へと仕立てあげられてしまう。
 そして城主は広島藩より『稲生物怪録』で知られる武士、稲生武太夫を呼び陰神刑部退治を乞う。
 武太夫は宇佐八幡大菩薩から授かった神杖で陰神刑部を懲らしめ、八百八の眷属もろとも久万山に封じ込めた。
 狸の後ろ楯を失った奥平久兵衛は、その悪行が明るみに出て失脚。
 こうして松山を襲った変事は解決したのである。
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最終更新:2023年11月01日 23:25