フルングニル

【元ネタ】北欧神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】フルングニル
【性別】男性
【身長・体重】20m・???t
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久A++ 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。

騎乗:A+
 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

【固有スキル】
怪力:B++
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 雷神トール最大の敵であり、死してなお、剛力で知られるトールを下敷きにして身動きを封じたライダーは山の巨人の中でもトップクラスの怪力と言える。

巨人外殻:A
 巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。
 極めて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。
 吸収限界を上回る攻撃(一定ランク以上の通常攻撃や宝具攻撃など)については魔力変換出来ず、そのままダメージを受けることになる。

研ぎ澄まされし躯体:EX
 ライダーの心臓を構成する砥石の鉱脈。
 神代北欧における砥石の源流であり、ライダーが山の巨人最強の戦士と成りえたのもこの心臓があったからである。
 それにより内側から肉体を研磨し続けることで同ランクの頑健スキルの効果に加え、肉体面のバッドステータスからの回復速度が大幅に向上する。
 更に一部HPを消費することで鉱脈から砥石の塊を取り出し、敵にぶつければその装備を摩耗させ性能を低下させる。
 砥石の源流であるこの塊は本来であれば装備を研ぎ澄ますことでその性能を限界まで引き出すことも可能だが、ライダー自身は鍛治師では無いため純粋に戦闘のみに使用する。
 生前、雷神トールとの決闘の際に自身は巨大な砥石の塊を、トールは戦鎚ミョルニルを投擲し、
 ミョルニルは砥石による摩耗を物ともせずライダー共々打ち砕き、飛び散った砥石の破片は採石場になったという。

【宝具】
『天威を嘶け、黄金の先駆け(レイプト・グルファルシ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人
 『黄金の先駆け(グルファルシ)』 による蹂躙走法。
 真名解放によりグルファルシの額、心臓、蹄など馬体中に刻まれた原初のルーンを含む複数のルーンを同時に励起させ、荘厳なる雷撃を纏いながら突撃する。
 空を駆けるグルファクシの残した軌跡は、文字通り雲海に轟く雷であり、瞬く間に敵を粉砕する。
 また、スレイプニルとの競争中に勢い余ってヴァルハラに突入したという逸話から、最高速度時には侵入不可能な領域や結界にも到達可能な踏破力を発揮する。

『武勇を示せ、山嶺の巨人よ(モックルカールヴィ)』
ランク:A+ 種別:対城(対山)宝具 レンジ:10~99(999) 最大捕捉:800人(1000人)
 フルングニルの護衛のために建造された粘土と雌馬の心臓で造られた巨人。
 原典で語られる身長9ロスト(57.9km~72.4km)脇の下が3ロスト(約19.3km~24.1km)という馬鹿げた巨躯を再現する事は聖杯でも無いと不可能であるが、矮小化した状態でも神代の粘土で形造られた、圧倒的巨躯を誇る超質量兵器は容易く敵陣を蹂躙せしめる。
 ...しかし、臆病な雌馬の心臓を核とした為、精神力に物凄く難があり、特にトール本神と対峙すると怯え、震えきって使い物にならなくなる程である。

 ───汎人類史のエッダにもサガにも記述はないそうだが、核とした雌馬の心臓とは他ならぬグルファクシのものであった。
 原初のルーンが刻まれた心臓は馬体から取り出されても止まることなく脈動し続ける超常の生命力を宿していた為、モックルカールヴィを製造した仲間の巨人たちは急遽グルファルシの心臓を取り出し、粘土巨人の核としたのだ。
 ...彼らにとって誤算だったのはグルファルシの勇猛さは心臓を始めとした馬体中に刻まれたルーンの並列的魔術効果あってこそのものであった事である。
 心臓を取り出され、ルーンに裏付けされた勇猛さを喪い、巨大な粘土の身体に移されたグルファルシは仰天し、ビビりまくった。
 ───やる気、絶不調である。
 ...という訳でトールとの闘いでモックルカールヴィは終始活躍する事が出来ず、トールの従者シャールヴィにあっさりと粘土の体を粉砕され、心臓だけを奪取されたのであった。
 以上の語られざる逸話から、この宝具の使用中グルファルシは心臓のない抜け殻状態となっている為『天威を嘶け、黄金の先駆け(レイプト・グルファルシ)』との併用は不可能。

【解説】
 北欧神話に登場する、砥石の心臓と文字通りの石頭を持つ山の巨人。
 父親譲りの武勇を誇るフルングニルは数々の巨人を打ち倒した雷神トールが戦った中でも最強の戦士とされる。
 ある時、自身の愛馬グルファクシに乗り大神オーディンが乗る神馬スレイプニルと競走し、勢い余ってオーディンの宮殿であるヴァルハラに突入してしまう。
 オーディンは寛大に彼をもてなし酒を振る舞うが、呑みすぎて泥酔し暴言を吐き散らしたため怒ったトールは彼を殺そうとする。
 しかしフルングニルは酔って非武装の自分を殺すのは卑怯だと咎め、日を改めて決闘することとなった。
 そして決闘の日、フルングニルは巨大な砥石と盾で武装し、更に他の巨人達が巨人から見ても山のような身の丈の粘土巨人モックルカールヴィを作り出し護衛に付けるが、
 トールの召使いに騙され盾は地面に置いてしまい、モックルカールヴィはトールを見た途端、突然恐慌状態に陥ってしまう。
 そして砥石はトールの戦鎚ミョルニルによって破壊されそのまま自身の石頭も砕かれるが、倒れたフルングニルは最期に一矢報いんとしてトールを下敷きにする。
 身動き出来なくなったトールだがそこに生後三日の半神半巨人の息子マグニが駆けつけ、
 フルングニルの脚を軽々と持ち上げトールを救出し、父トールは褒美としてフルングニルが乗っていたグルファクシを息子マグニに与えたという。
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最終更新:2023年10月31日 21:24