【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】
アスクレピオス
【性別】男性
【身長・体重】170cm・60kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として自らに有利な陣地である「工房」を作成する。
Aランクを所有するため「工房」を上回る「神殿」を構築することが可能。
無論、彼にとってのそれはただ医療行為の為だけの、診察室、処置室、手術室などの意味合いを持った場所である。
道具作成:EX
医術に関わる道具しか基本的に作らないが、作るものは超高性能。
彼がその道具のターゲットとした傷病には、ほとんどの場合、多かれ少なかれ効果がある。ただしそれ以外の部分はまったくない。
【固有スキル】
神性:A
アポロンの子として(嫌々ながら)高い神性をもつ。
医神:EX
現代にまで伝わる、『医療』という概念の祖、医学の神としての存在を示すスキル。
一説によれば薬草による治療を初めて行った存在がケイローンであり、それを学び発展させ初めて『臨床医療』を行った存在がアスクレピオスであるという。
アポロンの子:A
ギリシャの神アポロンの系譜であることを示すスキル。
アポロンは弓矢、芸能、予言、太陽等様々なものを司る神であるが、疫病の神でもあり、その二面性の発露として、医術も司っていた。
本人的にはできれば忘れたいスキルであるが、その血の力でなくては救えない患者がもし眼前にといるとすれば。
おそらく彼は舌打ちしながらも、その使用を躊躇うことはないだろう。
蛇遣い:B
不滅の命の象徴である蛇を使役し、また医療に用いる技術。
古代ギリシャでは蛇は神の使いとして神聖視されていた。
死者を蘇生させた罰としてゼウスの雷霆で殺されたアスクレピオスは、死後へびつかい座(神の座)へと召し上げられた。
本人がそれを望んでいたとは限らないが。今も医の象徴として使われている意匠『アスクレピオスの杖』には一匹の蛇が巻き付いている。
【宝具】
『倣薬・
不要なる冥府の悲歎(リザレクション・フロートハデス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アスクレピオスが死者を蘇らせる蘇生薬を模倣して作り出した薬。
かつて実際に作成し用いた蘇生薬は、唯一無二の特殊な原材料を用いたものであり、英霊となった今でも宝具として自動的に引っ張ってこられるものではなかった。
故に通常の聖杯戦争においては、彼はこの模倣蘇生薬を用いることになる。
模倣品であるため元々のものより効能が落ちており、実際に死者を蘇生させるには様々な条件を満たしていなければならない。死亡後の経過時間や、死体の状態などである。だが「医者なので自身の身体のことを一番理解している」という理由で、自身に対しては他者よりもより効き目のいい倣薬を作成できる。
現代知識を得た彼は「単純に、少し出来のいいAEDのようなものだ」と自嘲気味に語る。
また、この模倣薬自体もそれなりに貴重なものであり、何度も使えるわけではない。
本物の蘇生の霊薬はサーヴァントの身では作れないが、
ゴルゴーンがいれば作成できる可能性がある。
インド異聞帯ではアスクレピオスがカルデア一行に撃破され死亡した後、この倣薬の効果によって蘇生して復活した。
『真薬・不要なる冥府の悲歎(リザレクション・フロートハデス)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
かつてハデスの領域を侵し、ゼウスを怒らせた真なる蘇生薬。
かなり無茶な状態からでも人や半神を完全に蘇生させる力を持つ。
彼はこれを用いてミノス王の子グラウコス、
テセウスの子
ヒッポリュトスらを蘇らせたと言われる。
この薬の原料はアテナから渡された(アテナは
ペルセウスから捧げられた)ゴルゴーンの血である。
ゴルゴーンの左半身から流れ出た血は人を破滅させ、右半身からの血は人を救済する力があったという。
実のところ、ただゴルゴーンから血を採っただけでは上手くいかない。ヒッポリュトスを蘇生させた時には『アルテミスの力を得て為した』とされているため、蘇生薬はこの血に純度の高い(アテナ、アルテミス級の)神の力が込められてこそ初めて完成するものなのだろう。他にも隠し味として必要なものがあるのかもしれない。
結局のところ、かつての蘇生薬は彼の医術だけでなく様々な要因と偶然も関与して作り出せたものであって、アスクレピオス本人もこの蘇生薬の作り方について完全にマスターしているわけではない。
―――勿論、だからこそ彼は今日も真なる蘇生薬の再現に心血を注いでいるという。
『Fate/Grand Order』では基本的に使用されない。
【解説】
最終更新:2021年07月08日 12:39