【元ネタ】史実
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】ペトルス・バルトロメオ
【性別】男性
【身長・体重】172cm・63kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
直感:C+
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。
ランサーの場合は聖槍(と彼が認識する物)を探す際にも効果が発揮され、精度が向上する。
余談だが、ランサー自身はこのスキルを『啓示』だと思い込んでいる。
扇動:C+
数多の大衆・兵士を導く言葉や身振りの習得。
特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。
ランサーの場合はそれほど高いランクではないが、信心深い者たちに対しては一時的ではあるものの高い効果を発揮する。
洗礼詠唱:C
キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。
その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。
自己暗示:B+
自らを対象とした強力な暗示。
精神に働きかける魔術・スキル・宝具の効果に対して高い防御効果を持つ。
極まった精神は痛みや状態異常を負ってなお行動を妨げられることはないが
あくまでも肉体面への影響はないため、ダメージは蓄積していく。
余談だが、ランサー自身はこのスキルを『
守護騎士(聖槍)』だと思い込んでいる。
救済の光(偽):C
浴びた者の士気を向上させ、また若干の回復効果を持つ淡い光を放つ事ができる。
『光さす幻想の槍』の付帯効果がスキルとなっており、ランサーが何も得物を手にしていない時は発動できない。
【宝具】
『光さす幻想の槍(ロンギヌス・イマジネー)』
ランク:E~A 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:500人
ランサーが生前に聖槍を発見したという逸話から生まれた宝具。
自身が手にした得物を「聖槍」であると認定し、伝承に由来する破壊力を行使可能とする。
但し、強度・神秘自体は「聖槍」となった得物に依存しており、生半可な武器では
破壊力に耐えきれず自壊してしまうため、連続使用するには相応の得物が必要となる。
その効力は得物によって変動し、聖性の籠った武器、特に槍であればより強い効果を発揮する。
ちなみにランサー当人はその都度自身が使っている得物を本気で聖槍だと信じている。
【解説】
南フランス出身の修道士にして兵士。第一回十字軍に参加し、アンティオキア攻囲戦に際して
聖アンデレの啓示によって「聖槍」を発見したという逸話を持つ人物。
十字軍がアンティオキアを包囲している頃、ペトルスは自らの前に
イエス・キリストの使徒・聖アンデレが姿を現す幻を体験する。
幻視の中のアンデレは磔形に処されたイエスの脇腹を突きその死を確認した
聖遺物「聖槍」がアンティオキア城内にあると示し、十字軍の指導者である
諸侯にこのことを伝え、「聖槍」を見つけた際はソレを渡すように告げた。
ペトルスは最初は信じられなかったが、アンデレは何度も現れ、自身の視力や十字軍の状況
の悪化を受けてアンデレの啓示を信じざるを得なくなり、諸侯に幻視の内容を報告した。
懐疑的な見方もあったが、ここにきて飢餓状態に陥っていた十字軍は士気回復の目的で
「聖槍」の発掘を開始、ペトルスは自ら穴の底に降りて槍の頭を掘り当てた。
発掘された「聖槍」によって十字軍内は熱狂し、当初の目的通り兵の士気は向上した。
その後もペトルスはアンデレやイエス、病没した教皇アデマールの言葉を聴いたと告げたが
無茶な内容も多く、徐々に諸侯や兵達から不信感を持たれ、その名声は凋落していく。
その果てにペトルスは神明裁判にかけられ、「火による試練」を受ける。
これは燃える板壁と板壁の間の隙間を歩くというもので、聖なる加護を受けた者ならば
無傷でこなすことが出来るはずという試練であった。
ペトルスは試練に挑むが、結果は大火傷を負う羽目になり神明裁判に敗れた。
しかし当人は自身には主の加護があり、火の中で無傷でいられたが、その後で群衆が
押し寄せてきたせいで大けがをしたのだ、と主張し続け、試練の二日後に没した。
最終更新:2023年10月31日 21:07