ルサールカ

【元ネタ】スラヴ神話、『ルサルカ』
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ルサールカ
【性別】女性
【身長・体重】158cm・44kg(南)/198cm・89kg(北)
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 隠密行動に適している。
 加えて水妖としての特性上、水辺での効果は大幅に増幅され、逆に陸地での効果は減衰する。

【固有スキル】
無力の殻:A
 喋れなくなる代わりに人間に擬態する事ができる。
 擬態時は固有スキルが発動せず、能力値も落ち込み、サーヴァントとして感知されなくなる。
 アサシンが元は人間であったという伝承、そしてとある歌劇の影響でこのスキルを保有する。

妖艶なる水魔:A
 人々を魅了し水中へと引きずり込む水妖としての性質を現すスキル。
 アサシンの場合は魅惑の美声魔力放出(水)、水褄などが複合されている。
 このスキルにより、水中では圧倒的な力をアサシンは発揮するだろう。
 しかし、"北"の姿を取る間は怪力が発現する代わりに魅惑の美声が失われる。

変化:C
 南ロシアに伝わる美少女としての貌と北ロシアにおける醜怪なる女怪の貌。
 魅了による幻惑・撹乱を得意とする"南"の姿と魔獣じみた暴力により迫撃を行う"北"の姿を使い分けることが可能。

妖精眼:D-
 ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。
 低位妖精のアサシンが持つそれはせいぜい「眼前のモノが後生をともにできうるか」を判定する程度の眼である。
 本人も気を抜けば「相手が靡くか否か」しか分からず、冬季であれば「誰もがパートナーである」と判定してしまう。

【宝具】
『愛無き者よ、儚く藻掻け(オ・マルノ・マルノ・マルノ・トゥ・イェ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 水面より顕れ、生者を黄泉たる水底に誘うアサシンの性、その具現。
 真名解放と共にアサシンが対象に口付けをする事で、対象はアサシンの住処たる水底へと転移する。
 転移した先では水圧による霊基の崩壊や窒息の危機に晒されるのみならず、彼女の同胞が際限なく現れ、地上へと行かせまいと縋りつく。
 この深淵より浮上するには無数の水霊を振り払うか、アサシンの消滅を待つのみである。

【解説】
 豊穣神をルーツとするスラブ神話の水の精霊で、水の事故などて若くして死んだ女がなる幽霊のように扱われる。
 南の地方ではその美貌で男を魅了し水底に引きずり込む、または踊り狂わせて殺してしまう。
 一方で北の地方では豊満にして凶暴な醜女として恐れられ、見つけた人を手当たり次第に溺死させるという。
 ルサールカは死の世界と共にあり、夏場は主に木の上に、冬場は水場の底で暮らすという。

 ドヴォルザークの歌劇『ルサルカ』では王子に恋をし、人間となったルサールカが登場する。
 魔法使いイェジババに人間の姿に変えてもらうが、それには人間の姿の間はしゃべれないこと、
 恋人が裏切った時にはその男とともに水底に沈むという条件があった。
 美しい娘となったルサルカを王子は城へ連れ帰り結婚する。
 しかし、祝宴でも口をきかないルサルカを冷たい女だと不満に思った王子は、
 祝宴にやってきた外国の王女に心を移してしまいルサルカは居場所をなくす。
 ルサルカを無下にした王子に水の精は怒り、王子は恐怖のあまり助けを求めるが王女は逃げ去る。
 森の湖へ移されたルサルカに魔法使いは、元の姿に戻すには裏切った男の血が必要だと語り、
 ナイフを渡すも、ルサルカは王子には幸せになって欲しいと思いナイフを捨ててしまう。
 ルサルカを探して湖までやってきた王子は妖精達から自分の罪を聞かされ、絶望的にルサルカを呼ぶ。
 王子はルサルカに抱擁と口づけを求めるが、それは貴方に死をもたらすのだとルサルカは拒む。
 しかし、王子は「この口づけこそ喜び、幸いのうちに私は死ぬ」と答える。
 ルサルカはもはや逆らうことをやめ、王子を抱いて口づけ、暗い水底へと沈んでいった。
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最終更新:2023年10月31日 21:03