ヴォジャノーイ・ツァーリ

【元ネタ】ロシア伝承など
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ヴォジャノーイ・ツァーリ
【性別】男性
【身長・体重】170cm・142kg ※宝具『常若に回帰せし水妖の皇』によって可変する。
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D+ 魔力A 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
陣地作成:EX
 湖や川などの自身の領域を形成出来るキャスターは破格の適正を有している。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 魔力の籠った鉱石等を加工する事を得意としている。

【固有スキル】
妖精眼:C
 ヒトが持つ魔眼ではなく、妖精が生まれつき持つ『世界を切り替える』視界。
 水妖の中でも上位に位置するキャスターのそれは「眼前のモノが攫う価値があるかどうか」を判定する。

ヴォデニ・モシ:A
 水の宮殿を意味する妖精の力。
 妖精領域を展開することで内部の水を支配下に置く。
 内部では天候や水流を自在に操れる他、生存に水を必要とするモノであれば生命すら従えることが可能。
 従えた生命は主にキャスターの騎乗物、使い魔として運用し、自身よりも神秘が薄ければ幻想種ですら適応される。

自然の報復者:C-
 文明を嫌い、霊長を憎む、人外が持つスキル。
 人を忌み嫌い、人が築き上げた施設を破壊する事を好むキャスターは対人・対文明に特攻効果を持ち合わせている。
 しかし、伝承にある通り供物を捧げられた相手には効果がない。

【宝具】
『常若に回帰せし水妖の皇(マラドーイ・ヴォドニーク)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 キャスターの持つ種族特性。
 キャスターの本質は「水」であり、その気になれば流体として活動が可能である。
 また老人や苔に覆われた巨漢、巨人や大魚、髭を生やしたカエルなど様々な姿をとる事も可能。
 更に月光から魔力を吸収し、吸収した魔力によってキャスターの霊基はより増大、若々しい姿を取り戻し、高い再生力を発揮する。
 回復量は月齢に応じて変動し、満月の夜がピークとなり新月では全く回復しない。
 満月に到れば全ステータスに+の補正がかかり、半ば不死に等しい存在と化す。

『鬼哭を充たせ、盈虚の水魔宮よ(ドヴァリエーツ・ブリェスチェーチ)』
ランク:B+ 種別:結界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人
 キャスターが住まう煌びやかな水晶宮殿。
 内部ではキャスターが攫ったとされる人の魂を収めた磁器がいくつも並べられている。
 また、新たに攫う事でその魂を磁器に保管する事が可能、これはサーヴァントも例外ではない。
 魂の入った磁器は宮殿内にある施設に浸す事で妖精種であるヴォジャノーイに変異させる事が出来る。
 魔石や金銀財宝で彩られた水晶宮殿はキャスターの持つ浮力、重力への干渉力を強化する機能を持つ。
 本来拠点移設や外敵、侵入者を排除するために用いられるが、かつてキャスターは一つの島をうっかり誤って永遠なる水底に沈めてしまった。

【解説】
 東欧に伝わる妖精。
 水の精であり、ルサールカの夫ともされる。
 ヴォジャノーイには様々な姿があり、髭を生やしたカエルの様な姿、緑色の髪の老人、全身苔に覆われた巨漢、大魚などである。
 彼らは基本的には不死身で月相に応じて老いたり若返ったりし、満月の時が一番力を増し非常に危険な存在になるという。
 主に川や湖などの水辺を好むとされ、彼らの住まう宮殿は水晶で出来ており、沈没船から調達した金銀や魔石で装飾されている。
 昼間は主に宮殿で過ごしており、夕方になると外に出て遊ぶとされる。
 彼らは人間が水の流れを制御する事を忌み嫌っており、水車やダムなどを破壊したりする。
 ヴォジャノーイ達は基本的には人間を嫌っており、水辺に来た人間を水中に引きずり込んでいき奴隷、もしくは磁器に魂を封印するという。
 しかし嵐の時には漁師を助け、豊漁を齎すとも言われ人間からも彼らに供物を捧げていた。
 ヴォジャノーイは住む地域によっては姿や特徴が所々異なっており、ロシアでは魚の支配者であり、ナマズに跨り水中を駆けていった。
 北ロシアではヴォジャノーイ達を統率するヴォジャノーイ・ツァーリが存在しており天候を支配し湖や河を作り出すという。
 オロネッツ地方では人間を食料とするために水辺に住んでいたがこの地の人間は警戒心が強かったため湖に現れる事は殆どなく、
 住居を移そうと決心し別の湖へと引っ越しをしたが、その際に脚に小さい島が引っ掛かてしまい河の中へと落ちていった。
 その島は肉眼でも目視出来ると言われている。
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最終更新:2023年10月31日 21:08