シャー・ジャハーン

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】シャー・ジャハーン
【性別】男性
【身長・体重】175cm・64kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:A+
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“霊廟”を形成する事が可能。
 更にもう一つの影たる“霊廟”の特性により、実在する光たる“霊廟”は完成された宝具であるにも関わらず理論上さらなる増改築の余地を残す。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 『皇帝特権』スキルにより、宝石を加工した使い魔や礼装を作成する。

【固有スキル】
皇帝特権:A+
 本来所有していないスキルを短期間獲得することが出来る。
 該当するスキルは射撃、芸術、魔術、カリスマ、軍略と多岐に渡る。
 キャスターは「世界の皇帝」を意味する名に相応しく高いランクでこのスキルを保有しており、
 『命脈彩る孔雀の座』使用中は一時的に出力が向上する。

在りし日の栄光:-(B)
 かつて壮麗王とまで称されたキャスターは愛妃の死を受けて憂鬱に沈み、また好色に耽って変わり果てた。
 精神干渉系の抵抗判定にプラス補正がかかり、魔術攻撃時の魔力パラメーターが一時的に上昇するが、
 この効果を使用するたびにキャスターは自身にダメージを負う。激しい失意が霊核を軋ませるのである。
 『追憶せし白光麗廟』を展開している間はこのスキルは使用できない。

【宝具】
『追憶せし白光麗廟(タージ・マハル)』
ランク:A+ 種別:対陣宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:800人
 キャスターが亡き愛妃の為に建造した白き大理石の霊廟。
 最愛の者に捧げられたイスラム文化の象徴である白亜の霊廟は常に光輝を放っている。
 その光は産褥熱で亡くなった王妃に対する母性信仰と聖者信仰に基づく聖性の光であり、
 彼女の夫であるキャスターには加護として、異なる信仰を持つ者や悪属性の者には"重圧"として発揮される。
 また、霊廟内ではあらゆる聖句や魔術的な刻印が施されており、バッドステータスが解除され自軍のステータスが向上する。

『泡沫なる黒曜影廟(タージ・ジャハーン)』
ランク:A+ 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:800人
 亡き愛妃の眠る『追憶せし白光麗廟』と対になるキャスター自身の霊廟として計画されるも幻に終わった、とされる隠された宝具。
 その正体は『追憶せし白光麗廟』の影として成立する実体の無い宝具であり、その性質上『追憶せし白光麗廟』が破壊されない限り完全に消えることはない。
 光源が強いほど影はより色濃くなり物理的干渉力を増大させ、侵入者を排除する。
 また、実現し得なかった建築物という性質を逆手に取り魔力が続く限りの造営と拡張が可能。
 さらに虚影たるこの霊廟に連動し、対にして光源である『追憶せし白光麗廟』も拡大して行くが、
 キャスターは美観への拘りと最愛の妻が眠る霊廟を歪めることへの忌避感から造営への姿勢は極めて慎重である。

『命脈彩る孔雀の座(タフテ・ターヴース)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
 キャスターの依頼により製作された絢爛なる王権の象徴。
 敵ではなく、これから所有するものに向けられるものという意味での対人宝具。
 黄金の玉座には宝石や真珠が散りばめられており、一つ一つが高位の神秘を帯びている。
 玉座に腰掛けた者の王権を証明し、陣地の構築や皇帝特権を初めとする各種スキル・ステータスを向上させ、HPの自動回復効果も発揮する。
 また奥の手として玉座に刻まれた自身をはじめとする皇帝の名を借り受けることで、対軍級の大魔術を行使可能。

【Weapon】
『光の山(コ・イ・ヌール)/光の海(ダルヤーイェ・ヌール)』
 『命脈彩る孔雀の座』に飾られた中でも特に名高き宝石。
 古代インド叙事詩『マハーバーラタ』にも謳われ、世界最古のダイヤモンドとされる『光の山』。
 ダイヤモンドの中でも更に希少価値が高いピンクダイヤモンドとして世界最大とされる『光の海』。
 玉座を彩る宝石の中でも特に強固な神秘を宿し、『皇帝特権』スキルにより獲得した宝石魔術により礼装として使用可能。

【解説】
 ムガル帝国の第5代君主。
 祖父の大帝アクバル、父のジャハンギールとともにムガル帝国の全盛期をもたらした。全名シハーブッディーン・ムハンマド・フッラム。
 妃であるヌール・ジャハーンに実権を握られた晩年の父帝と対立し、一度はデガン地方へ退かされるも、
 父が死去するとフッラムはアーグラに入城し、「世界の皇帝」を意味する「シャー・ジャハーン」を名乗り、アーグラで即位式を挙げ、帝位を宣した。
 その即位式は豪華さではかつての皇帝に比肩する者はなく、
 ヨーロッパの人々はオスマン帝国の皇帝になぞらえて、シャー・ジャハーンを「壮麗王」と称した。
 シャー・ジャハーンは、内政面ではムガル帝国の最安定期を演出した。
 また彼の時代はインド・イスラーム文化の最盛期であり、美術や建築などの華が咲いた。
 彼は愛妃ムムターズ・マハルと非常に仲睦まじく、常に活動を共にしていたとされ、
 妻が産褥熱で亡くなるとシャー・ジャハーンはかつてない悲しみに襲われたという。
 彼女を来世へ弔うため彼は後世にも残る総大理石の霊廟・タージ・マハルを建設した。
 権力を握っていたわけでもないただの王妃に対し壮大な墓廟が建設された例は、
 他にはほとんど無いと言われることからも、彼の妃への愛がどれほどのものだったかが感じ取れる。
 一説には川を挟んだ対岸に対岸に対となる自分自身の黒大理石の廟の建設を構想していたともされるが、
 シャー・ジャハーンは息子により幽閉され、計画は幻に終わった。
 シャー・ジャハーンは亡き愛妃の眠るタージ・マハルを眺めながら、74歳で死去した。
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最終更新:2023年10月31日 20:59