【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】ケト・マック・マーガハ
【性別】男性
【身長・体重】195cm・84kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
【固有スキル】
殺戮技巧:B+
使用する道具の「対人」ダメージ値にプラス補正を大幅にかける。
アサシンは朽ち果てるまでアルスターの戦士達を葬ってきたという。
投擲:A
持ち上げられる範囲の物体を弾丸として放つ能力。
アサシンは自身に投擲された物体を掴み、投げ返す事すら可能。
またスリングによる攻撃も扱う。
欠落の苦痛:A
クースクリド、ケルトハルといった英雄たちを不具者とした逸話から得たスキル。
アサシンの与える負傷は治りにくくなり、対象の肉体に障害を残しやすくなる。
障害が発生した部位によっては、対象の肉体に依るスキル、宝具のランクにマイナス補正が掛かる場合もある。
これらの効果はアサシンが消滅した際に消失する。
【宝具】
『罅ぜ滅す王刄の光弾(メスゲグラ・タスラム)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
コンホヴォル王の死の原因となった、スリングにより発射される脳弾(タスラム)。
素材となったメスゲグラ王の怨嗟が宿った呪弾であり王特効の性質を持つ。
直撃すれば相当のダメージを与える事ができる上、放たれた時点で脳弾は一種の怨霊としての性質を得て、物理的障害を透過しながら対象を追尾する。
またその一撃で対象を殺しきる事ができなくとも、欠片が対象の体内に残った場合、欠片は変質。
欠片は対象の感情の昂ぶりをトリガーとし、起爆する性質を持った爆弾と化す。明鏡止水の境地に至った武芸者を除いて、直撃すれば戦闘不能は避けられないだろう。
なお、脳弾が対象の体内に残留している間、この宝具の再使用は出来ない。
【weapon】
『無銘・槍』
数々の戦士を不具にし葬ってきたアサシン愛用の槍。
【解説】
英雄
コナル・ケルナッハの叔父にして宿敵であるコノートの勇士。コノートではフェルディアに次ぐ英雄と目される強豪。
クー・フーリンの幼名
セタンタの名付け親とされることもある。
その強さは幼くして初陣を迎えて以降アルスター人の首を獲らなかった日はないと謳われるほどで、ケトによって斃された、または不具となった英雄は枚挙に暇がない。クースクリド、ケルトハルといった高名な英雄でさえもケトの手にかかり、不具となったことが『マク・ダトーの豚の話』では語られる。
同話ではその武功にアルスター側は太刀打ち出来ず、ケトの兄の首を携えたコナルが帰還するまで最高の英雄に任される「豚を切り分ける権利」を獲得するのはケトだと思われるほどだった。
コナルとの因縁は深く、生まれたばかりのコナルに長らく猫背を余儀なくされる負傷を与えた張本人がケトであり、コナルも上述の通りケトの兄を討ち取り、見せ付ける際にはケトが吐血する程の勢いで叩き付けるなど両者の応酬は熾烈を極めた。
クー・フーリン死後もコナル謹製の脳弾を盗み出してコンホヴォルを狙撃し死因となる重傷を与え、『ダ・ホカの館』ではその後継の王子コルマクを討ち取るなどアルスターに災いを齎し続けた。しかし、いつものようにアルスターを襲撃し27人の首を獲ったある日の帰り道、追跡して来たコナルの強襲を受ける。双方が瀕死の重傷を負い、戦車から崩れ落ちるほどの血戦の末、生き残ったのはコナルだった。
その後、ケトの息子もまたコナルらによって殺されていたことがクースクリド即位の際に語られている。
最終更新:2023年09月17日 15:21