グズルーン

【元ネタ】北欧神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】グズルーン
【性別】女性
【身長・体重】156cm・52kg
【属性】中立・中庸(狡智の結晶着用時は中立・悪)
【ステータス】筋力D 耐久A+ 敏捷D 魔力A 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能であり、ルーンを刻む事によるトラップの設置、防壁の強化等も可能である。

【固有スキル】
竜種改造:A+
 伴侶から竜の心臓を分け与えられ、呑み込んだ過去に由来する自己改造
 竜種としての魔力炉心が形成され、サーヴァントでありながらほぼ独立した行動が可能。
 半ば竜種と化したことで人の域を超えた生命力をも獲得しているが、それが本人にとってプラスに働くとは限らない。

狡智の結晶:A
 本来、神話にないはずの魔導具。
 竜の心臓を口にして得た狡智が結晶化したもの。
 着用中はキャスターの人格は変質し、残忍さが増すが、召喚時当初は然程大きい変化ではない。
 しかし繰り返し使用する度に結晶の影響は大きな物となっていき、頭痛、残虐性のより大きな向上等が発生していく。
 これはキャスターに邪竜の因子への耐性が彼女の夫程なかった故の現象とも推測できるが、
 後述の忘却無効スキルの影響かキャスターは狂気の一線を踏み越えない。
 他者が掛けても効果を発揮するが、当然ながら頭痛、残虐性の向上は他者にも発生する。

忘却無効:E+++
 忘却補正と似て非なるスキル。
 キャスターの場合は、忘却薬を飲まされても夫の事を忘れなかった逸話により、
 自らの夫シグルドの事に限定されるが、いかなる場合も忘却しない。

黄金律:C-
 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 富を生み出すアンドヴァリの腕輪によって金銭には困らない。
 だが、この腕輪を所持している者は破滅という運命が約束されているので幸運のランクがダウンしている。

ルーン魔術:B
 北欧の魔術刻印ルーンの所持。
 母たる魔女から受けた教育の賜物。
 宝具『死が汝らを裁く刻』発動時に併用する事で威力を向上させる事も可能。

【宝具】
『死が汝らを裁く刻(グートルーネ・アンドヴァラナウト)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:200人
 キャスターが有する竜の心臓、黄金を生み出す腕輪、そして身に余る復讐心を媒介とした竜種“ファヴニール”の限定召喚。
 溢れ出した妄執は邪竜として形を成し、灼熱の息吹(ドラゴンブレス)を以てキャスターの怨敵を焼却する。
 キャスター憤怒の化身である邪竜は対象への怨みが深いほど持続時間・攻撃力が向上する。

【解説】
 ギューキ王と魔女グリームヒルドの間に生まれた王女。グートルーネとも。
 かつて夢の中で見た黄金の鷹、すなわち英雄シグルドの妻となった女性。

 事の始まりは彼女の母グリームヒルドがグズルーンとシグルドを婚姻させようと画策した事であった。
 グリームヒルドは忘却の魔術のかかった酒をシグルドに飲ませ、ブリュンヒルデについて忘れさせ、グズルーンと婚約させた。
 シグルドは自身の妻となったグズルーンに保存していた竜の心臓を食べさせた。
 これによりグズルーンは狡知、残忍さ、鳥と会話する能力を手に入れたのだという。

 グリームヒルドは更にシグルドを息子グンナルの姿にさせ、ブリュンヒルデの元に向かわせる事でグンナルとブリュンヒルデの婚約を成立させる。
 ある日グズルーンとブリュンヒルデは口論となり、グズルーンは口をすべらせる。
 ブリュンヒルデに求婚しにいったのはグンナルではなくその姿を借りたシグルドである事。
 かつてシグルドブリュンヒルデに送り、そしてグンナルとしての求婚時に取り戻したアンドヴァリの腕輪は自身が持っているという事を告げる。 
 ブリュンヒルデは夫グンナルを唆し、その弟グットルムにシグルドを殺させる。

 グズルーンは悲しみにくれ、狼に食われようと思い森に出るもそこでは死なず、デンマークのハールヴ王の館にたどり着いた。
 そこで心の傷を癒していると、兄弟たちが迎えにきてグリームヒルドが用意した忘却の飲み物をグズルーンに飲ませる。
 それによりグズルーンは兄弟と和解するも、シグルドの事は忘れなかった。
 その後グズルーンは嫌々ながらもブリュンヒルデの兄アトリと結婚する事になる。
 アトリはグンナルとその弟ホグニが管理していたファヴニールの黄金を欲し、その企みに気付いたグズルーンは
 アンドヴァリの腕輪にルーンを刻み、狼の毛を巻き付けグンナルの元に向かうアトリの使者に託す。

 しかしグンナルはアトリの国に向かい、そこでホグニと共に軍勢と戦う事になるも奮闘虚しく捕えられ殺される。
 (その戦いにはグズルーンも参戦し、男に勝る働きをしたとも)
 グズルーンは兄弟の復讐としてアトリとの間に生まれた息子二人を殺し、その遺体を彼に飲み食いさせる。
 そしてホグニの息子と共謀し、アトリの寝込みを襲い館に火を放ち一族郎党を皆殺しにする。

 復讐を終えたグズルーンは海に石を抱いて入るも死なず、その後三度目の結婚をする事になる。
 しかしそれから時が経ち、シグルドとの間に生まれた娘は殺され、息子たちに復讐を命じ、自身は嘆きながら表舞台から姿を消す。
 息子たちもグズルーンから刃で傷を負うことの無いよう武具を渡されていたが、石を四方から投げつけられ殺される。
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最終更新:2023年09月13日 21:35