ルートヴィヒ2世

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ルートヴィヒ2世
【性別】男性
【身長・体重】185cm・68kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C+ 耐久D+ 敏捷C+ 魔力C+ 幸運C+ 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:C+
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 しかし宝具『幻想編む騎士城』の範囲内ではブーストされ、セイバークラスに相応しい抵抗力となる。

騎乗:B+
 騎乗の才能。
 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせない。
 しかし宝具『幻想編む騎士城』の範囲内ではブーストされ、ライダークラスで召喚されれば『ローエングリン』の白鳥の曳く小舟、
 更には『ニーベルングの指環』のモチーフとなった北欧神話の英雄シグルドの愛馬であり神馬スレイプニルの血を引くグラニ等を借り受けることも可能。

【固有スキル】
狂王の夢:A
 セイバーの持つ神話伝説への憧れ、それの行きすぎた結果。
 夢想と現実の境目は曖昧になり、奇怪な振る舞いをセイバーは取る。
 狂化スキルの亜種でもあり、奇行を行う事もあるがセイバークラスとしての召喚の影響か中世の誉れ高い騎士のように振る舞う。
 騎士の身ではない生前の記憶は保持しているが、その矛盾を認識できない状態にある。
 また彼の愛した中世騎士伝説、ゲルマン神話に登場する英霊の真名、宝具を高確率で看破する効果も持つ。

支援魔曲:C+
 支援魔術の亜種スキル。
 セイバーの場合、生前に重宝した作曲家リヒャルト・ワーグナーから提供された音楽が流れ出す。
 本来はセイバーやその周囲に作用する精神干渉に類する能力だが、セイバーの精神の具現である
 『幻想編む騎士城』の内部においては、場面を切り替えて状況を一変させるほどの効力を発揮する。
 ただし、このスキルを発動する際はセイバーに加えて座のワーグナーと演奏者の分の魔力を消費する必要がある。

浪費癖(出資):B
 本来のステータス以上に魔力を消費する。
 このランクであれば現界には通常の三倍の魔力を消費する。
 過剰消費された魔力は、能力向上などには一切活用されないが、セイバーの場合有望なクリエイターに対して魔力を譲渡する事が可能。

王道踏破:A
 セイバーの理想とする騎士としての王道を貫くことにより効果を発揮する自戒系スキル。
 ステータスの向上等に寄与するが、王道を破るような真似をすると著しく弱体化してしまう。
 彼の場合は「騎士にあるまじき行いをすると弱体化及び宝具の機能不全が発生する」
 「騎士として誉れ高い行いをすると、各ステータス、宝具出力が向上する」というもの。

【宝具】
『幻想編む騎士城(ノイエ・ブルク・ホーエンシュヴァンガウ)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:500人
 セイバーが建築したホーエンシュヴァンガウ新城、後のノイシュヴァンシュタイン城。
 それを核にヘレンキームゼー城やリンダーホーフ城、更にはセイバーが建設を援助したバイロイト祝祭劇場までもが複合され宝具となった物。
 この宝具はセイバーの中世騎士伝説、ゲルマン神話への憧れの具現でもあり、周辺の神秘の濃さを中世のそれに引き戻す。
 それに伴いセイバーのステータスは中世伝説に語られる騎士の如きものへと向上する。
 そして城内はセイバーが憧れた作曲家リヒャルト・ワーグナーの作品世界とも繋がっており、その作品世界のアイテムを呼び出す事が可能となっている。
 例を挙げれば、『ニーベルングの指環』の剣ノートゥング、『パルジファル』の聖槍、『ローエングリン』の白鳥の曳く小舟等が存在する。
 セイバークラスとして召喚された今回はノートゥングを主に使用する。

【Weapon】
『夢想大剣(ノートゥング)』
 宝具『幻想編む騎士城』の効果により呼び出されるセイバーの主武装の一つ。
 『ニーベルングの指環』にて謳われるバルムンク及びグラムを原型とした新生魔剣。
 凄まじい切れ味・硬度を誇り、純度の高い神秘と竜殺しの性質を刀身に内包している。

【解説】
 第4代バイエルン国王にして神話や中世騎士伝説に魅了され、建築と音楽に破滅的浪費を繰り返した「狂王」であり「メルヘン王」。

 彼は第3代バイエルン国王マクシミリアン2世とその王妃マリー・フォン・プロイセンの間に生まれた。
 18歳でバイエルン国王として即位した彼だが、王位について早速行った事は、
 作曲家リヒャルト・ワーグナーを宮廷に招き寄せた事であり、彼に多額の援助を与えた。
 彼は幼少期からゲルマン神話や騎士伝説などの物語を読んで過ごし、また15歳でワーグナーの歌劇「ローエングリン」を鑑賞し、
 大きな感動を得、その時より自身の夢見た世界を作り出していたワーグナーに魅了されていたのだ。
 ワーグナーが設計したバイロイト祝祭劇場もルートヴィヒ2世の支援あってこその完成だったという。

 彼は執務を嫌い、自身の中の中世への憧れを具現化する為の城、「ノイシュヴァンシュタイン城」を建設し、
 またフランスのルイ14世を敬愛しており、ヴェルサイユ宮殿を模したヘレンキームゼー城を建設、
 更に大トリアノン宮殿を手本にしたリンダーホーフ城を建設するなど豪華な建築物にも力を入れていた。

 このように彼は夢想に浸るばかりの人物であったが、弟が普仏戦争で精神に異常をきたした後、それは更にエスカレートした。
 一人で食事を取りながらも客人が来ているかのように語っていたり、夜中にそりに乗って遊んでいたりと奇行を行うようになった。
 これを危惧した家臣たちは彼を廃位し、その翌日主治医と共に水死体となって発見された。
 これについては謎が多く、詳細は明かされていない。
 彼の死について友人であったエリーザベト皇后は「彼は決して精神病ではありません。ただ夢を見ていただけでした」と述べている。
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最終更新:2023年09月13日 20:58