【元ネタ】史実
【CLASS】プリテンダー
【マスター】
【真名】バル・コクバ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・108kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
偽装工作:B
ステータス及びクラスを偽装する能力。
Bであれば、他のクラスやステータスを相手に見せることも可能。
陣地作成:A
本来は魔術師のクラススキル。自らに有利な陣地“神殿”を作成可能。
反乱軍を組織し二年半の間にエルサレムを統治した事が由来となったスキル。
単独顕現:E
本来はあるクラスが有するクラススキル。「即死耐性」「魅了耐性」を備える。
このスキルを持つものは即ち──。
???:EX
【固有スキル】
希望のカリスマ:B
救世主として求められ、統治者となったプリテンダーには人々に頼られ、期待されるカリスマが具わっている。
星の子は救済の希望を謳い、民の士気を向上させる。
独立精神:B-
圧政への対抗の意思。属する者からの脱却。
民族として独立するための屈強なる覚悟の具現。
その場を支配する環境、魔術的な効果による束縛を受け付けず、常にスタンドアロンで有り続ける。
だが、敗北を重ね続け、大衆の期待を裏切ればこの効果は喪失する。
プリテンダーは信仰の自由と民族の自立を勝ち取るべく大国に戦いを挑んだ。
大統領令:A
大統領が保有する大衆への絶対命令権。大敵に対する反乱を主導し民草の狂奔を引き起こす。
プリテンダーは救世主の地位を民衆から認められ、ユダヤ国の指導者『ナーシー』に即位した。
『ナーシー』とは主に集団の長を指すヘブライ語の言葉だが、時代によって詳細な意味合いは変化している。
現代ヘブライ語において『ナーシー』は“大統領”を表すとされている。
【宝具】
『希望を語る救世の巨星(メサイヤ・バル・コクバ)』
ランク:B 種別:対衆宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ユダヤ教のラビの最高指導者と言われていたラビ・アキバがプリテンダーのカリスマに打たれ、彼を聖書が予言したユダヤの救世主(メシア)であると宣言し、民数記24章17節の「
ヤコブから一つの星(コーカーブ)が出る」を踏まえ「バル・コクバ(星の子)」という名を与えた事に由来する。
真名解放と共に、天に新たなる救世主を指し示す擬似天体が出現し、その輝きに照らされた者たちに「救世主の祝福」を与える。
救世主の使徒に相応しい聖性を付与された煌びやかな武具と防具を装備させ、猛烈な士気向上、
信仰の加護の獲得、体力回復や弱体回復の奇跡といった効果を与える。
プリテンダーを深く心酔し、崇拝する者に対しては効果が増し、死をも恐れぬ聖騎士と化すだろう。
【解説】
2世紀にローマ帝国支配に対して起きた属州の反乱「第二次ユダヤ戦争」におけるユダヤ人側の指導者。
この反乱は指導者の名からとって「バル・コクバの乱」とも称される。
時のローマ皇帝
ハドリアヌスはユダヤ人たちに同情し、エルサレムの再建・修復を約束した。
しかし、聖地エルサレムが「アエリア・カピトリナ」という名前に変えられること、
エルサレム神殿跡地にユピテル神殿を立てることが判明するとユダヤ人の怒りが爆発した。
その頃、
シメオンという男が自分こそはユダヤ民族を救う救世主(メシア)であると言い始めた。
当時のユダヤ教の精神的指導者ラビ・アキバ・ベン・ヨセフがこれを支持することを表明、
するとユダヤの人々の期待は一気に高まり、シメオンは政治的指導者として求められた。
シメオンはアキバから『民数記』における救世主の誕生を示す、
「ヤコブから一つの星(コーカーブ)が出、イスラエルから一本のつえが立ち上がり」
の句を踏まえたバル・コクバ(星の子)という名前を与えられた。
メシアの地位を承認されたバル・コクバはユダヤ国の大公(ナーシー)に即位し、
ローマの支配下にあったエルサレムを奪還し、2年半の間全てのユダヤの民を統治した。
しかしローマ帝国はエジプトやブリタニアなど遠方からも軍隊を呼び寄せ反撃を開始。
ユダヤ国の支配地域は次々とローマ帝国に再征服され、最終的にエルサレムも陥落した。
バル・コクバは築いていた要塞へと撤退し、抵抗を続けるも、要塞も陥落し反乱は終結した。
その際にバル・コクバは戦死し、アキバをはじめとしたユダヤの高官も処刑された。
【元ネタ】史実、『ヨハネの黙示録』
【CLASS】プリテンダー
【マスター】
【真名】バル・コゼバ・ヴァナグロリア
【性別】男性
【身長・体重】180cm・108kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具EX
【クラス別スキル】
偽装工作:B
ステータス及びクラスを偽装する能力。
Bであれば、他のクラスやステータスを相手に見せることも可能。
陣地作成:A
本来は魔術師のクラススキル。自らに有利な陣地“神殿”を作成可能。
反乱軍を組織し二年半の間にエルサレムを統治した事が由来となったスキル。
単独顕現:E
「ビーストの眷属」と同化したことで低ランクながらも本スキルを有する。
「即死耐性」「魅了耐性」を備える。
欺瞞の子:EX
バル・コゼバ……プリテンダーの真名が背負う呪いそのもの。
生前に彼が行った反乱が失敗に終わった後、ユダヤの民は彼を『ほら吹き』と罵り、
星の子という呼称から欺瞞の子を意味する名へと呼び替え、揶揄したとされる。
サーヴァントとして顕現した場合、彼の言動は全てが欺瞞であるというレッテルが貼られ、
その結果、本人をしても何が真実かは分からないという状態に陥っている。
対信仰:A
本来はあるクラスのみが保有するスキル。
「ビーストの眷属」と同化したことでかつて星の子と称された指導者が保有していた、
救世主としての資格が変質/反転し、人類悪と同様のスキルを獲得するに至った。
信仰による加護をすべて無効化する。
また、救世主の名を冠する特殊クラスに有利属性が付き特殊スキルを弱体化させる隠し能力がある。
【固有スキル】
希望のカリスマ(偽):B
救世主を騙るプリテンダーには他者を扇動し、堕落させるカリスマが備わっている。
欺瞞の子は偽りの希望を与え、民の悲嘆を誘発する。
独立精神:B-
圧政への対抗の意思。属する者からの脱却。
民族として独立するための屈強なる覚悟の具現。
その場を支配する環境、魔術的な効果による束縛を受け付けず、常にスタンドアロンで有り続ける。
だが、敗北を重ね続け、大衆の期待を裏切ればこの効果は喪失する。
プリテンダーは信仰の自由と民族の自立を勝ち取るべく大国に戦いを挑んだ。
大統領令:A
大統領が保有する大衆への絶対命令権。大敵に対する反乱を主導し民草の狂奔を引き起こす。
プリテンダーは救世主の地位を民衆から認められ、ユダヤ国の指導者『ナーシー』に即位した。
『ナーシー』とは主に集団の長を指すヘブライ語の言葉だが、時代によって詳細な意味合いは変化している。
現代ヘブライ語において『ナーシー』は“大統領”を表すとされている。
【宝具】
『希望を騙る欺瞞の虚星(ヴァナグロリア・バル・コゼバ)』
ランク:EX 種別:対衆宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
真名失墜後に使用可能となる宝具。
「欺瞞の子(バル・コゼバ)」と罵られ、『堕落』の理を持つ人類悪の眷属、虚飾の魔獣赫ヴァナグロリアと融合した事により成立した反救世主としての宝具。
『希望を語る救世の巨星』により具現化されていた救世主を示す擬似天体が赤黒く赫く凶星へと変貌。
祝福は反転し、第一宝具の影響下にあった者全てを呪詛で浸食し、犯し穢す。
特にプリテンダーを深く心酔し、崇拝する者に対してはより強力な呪詛で心身を凌辱する。
浸食され尽くした者は醜悪かつ絢爛な鱗を持つ「悪魔的な竜種」の生物的特徴を持つ人型魔獣「デモンレギオン」へと変生し、反救世主たるプリテンダーの使徒として振る舞う。
盲目的に救世主へと縋り付き、誤った信仰で着飾った衆愚を堕落させ、断罪する「虚飾」の大罪の汪溢。
【解説】
ユダヤの民を率いて、対ローマ反乱に踏み切ったバル・コクバ。
この反乱計画はスムーズに進行し、エルサレムのユダヤによる支配権を取り戻したバル・コクバは
政治的指導者であるアキバと共に「イスラエルの復興」を宣言し、神殿の再建を計画していた。
しかしローマ帝国はエジプトやブリタニアなど遠方からも軍隊を呼び寄せ、ユダヤ国への反撃を開始。
ユダヤ国の支配地域は次々とローマ帝国に再征服され、最終的にエルサレムも陥落した。
バル・コクバは築いていた要塞へと撤退し、抵抗を続けるも、要塞も陥落し反乱は終結した。
その際にバル・コクバは戦死し、アキバをはじめとしたユダヤの高官も処刑された。
ユダヤ国滅亡の後、エルサレムは予定通りローマ風の都市として再開発され、
4世紀までユダヤ人のエルサレムへの立ち入りは禁止された。
またユダヤ国滅亡の後、ユダヤ人はバル・コクバを『ほら吹き』と罵るようになり、
「欺瞞の子」を意味する『バル・コゼバ』と呼んで揶揄したという。
本特異点において虚飾の魔獣赫ヴァナグロリアと融合した彼は生前の名であるシメオンや「星の子」ではなく、
死後の風評によってねじ曲げられて伝えられた蔑称である「欺瞞の子」と自らに附帯した
魔獣赫の名を併せた『バル・コゼバ・ヴァナグロリア』を真名と定義している。
最終更新:2023年12月24日 20:07