【元ネタ】史実
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】
【真名】道鏡
【性別】男性
【身長・体重】186cm・73kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。
自身と結び付けられた道祖神を取り込んでいる。
ハイ・サーヴァント:B
英霊複合体であることを示すスキル。
サーヴァントとして現界するにあたり、自身に縁ある霊基をその身に取り込んで強化を図った。
自身と結び付けられた道祖神を取り込んでおり、召喚以後も宝具により更に神霊を取り込む事が可能。
陣地作成:A
本来は魔術師のクラススキル。自らに有利な陣地を作り上げる。
アルターエゴの場合、厄災の侵入を防ぐ“聖域”を形成することが可能。
【固有スキル】
信仰の加護(体):A+
信仰による肉体・精神の強化。
今回の召喚では道祖神と結びついたことでアルターエゴ自身が帰依する仏教と道祖神を奉る民俗神道を習合しているため、
通常の『
信仰の加護』とは異なった効果を発揮する。
アルターエゴの場合は肉体の絶対性が強調され、僧侶の身でありながら異性を惑わせる精強にして端麗な肉体美を保持する。
また女帝が病に臥せった際に看病し、快復を支えた逸話から自分だけでなく、他者の肉体・精神状態にも効果を発揮する。
法術:B+
神仏の教えに、己の力を上乗せして成立させる仏教系の魔術。
その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。
道祖神の厄災の侵入を防ぐの力も合わさり、結界の類については効力が増幅されている。
怨霊調伏:B+
高僧・義淵は憤怒のあまり悪龍と変じた貴人を調伏した逸話を有する。
彼に師事したアルターエゴもまた調伏の術を持ち、成功すれば敵の魔術を封じ込められる。
兄弟弟子でもある良弁からは梵語を習い、修得したという学習能力の高さから
魔術を封じるだけではなく、限定的ながら敵の魔術を覚えて使用することも可能になる。
天皇大権:C
現人神たる天皇が有する権能。
様々な効果を齎すが、アルターエゴの場合は主に令呪による命令の強化または破却を行う立法大権を行使する。
本来は"戦前"の歴代天皇しか持ち得ない大権だが、宝具『八幡宮偽宣之帝』により例外的に獲得する。
【宝具】
『八幡宮偽宣之帝(はちまんぐうぎせんのみかど)』
ランク:EX 種別:対人宝具(自身)/対神宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アルターエゴを天皇の位につければ天下は泰平になるとの神託、
そして今回の召喚においてアルターエゴが道祖神と結び付けられた事により得た神の力を得る宝具。
発動中アルターエゴにスキル
天皇大権を与え、他スキルもワンランク向上させる。
そして第二の効果として任意の神性を取り込み、それに由来する能力を習得するという物がある。
アルターエゴは召喚時から道祖神の力、厄災を遮る力を取り入れているが、これにより更なる強化が見込める。
ただし第二効果の発動には多大な魔力、神性を馴染ませる長時間の調整が必要となり、乱用すれば霊基の崩壊を招く。
また主神格などの強大な神性を無闇に取り込むと霊基のみならず人格崩壊の危険性すらある。
【解説】
奈良時代の僧侶。女帝・孝謙天皇(後の称徳天皇)から寵愛を受け、一介の僧の身でありながら
政務に参加し、一時は神託により天皇にも推挙された。
若年の頃に法相宗の高僧・義淵の弟子となり、同じく義淵に師事した僧である良弁からは
梵語(サンスクリット語)を学んだとされる。
女帝が病気を患った際、道鏡は彼女の傍に侍して看病を行い、以来その寵愛を受けることとなった。
天皇・道鏡と対立した太政大臣の藤原仲麻呂が叛乱を起こすも、誅されると
道鏡は太政大臣禅師に任ぜられ、翌年には法王となり、仏教の理念に基づいた政策を推進した。
また重祚した女帝の寵を受ける道鏡の後ろ盾を得た一門の多くが高位に就いたことで
道鏡が僧侶でありながら政務に参加することに対する反感もあり、藤原氏などの反発を招いた。
その後、宇佐八幡宮より道鏡を天皇の位につければ天下は泰平になるとの神託があったと
告げられ、道鏡が天皇位を得ようとした宇佐八幡宮神託事件が起こった。
しかし、宇佐神宮に参向した勅使からこの神託は虚偽であることが上申され、
女帝が道鏡には皇位は継がせないと宣言したため、道鏡が皇位に就くことはなかった。
女帝が崩御すると道鏡は失脚し、下向を命ぜられて赴任地の下野国で没したという。
女帝に寵愛されたことから、天皇と姦通していたとする説や巨根説などの醜聞が囁かれ、
江戸時代にはそういった風説を題材とした川柳が詠まれた。
こうした風説は「道饗」と「道鏡」が混同され、道祖神と結びつけられたために成立したとする説も存在する。
最終更新:2023年11月25日 01:45