【元ネタ】史実
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】ナーディル・シャー
【性別】男性
【身長・体重】182cm・75kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運A- 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
陣地作成:A
本来は
キャスターのクラススキル。
自らに有利な陣地を作り上げる。
ライダーは要塞を築き上げ、他にも霊廟の修復、インフラの整備等も行った為このスキルを持つ。
精神汚染(兇):B
戦場において発揮される異常な精神性。
マスターを含めあらゆる対象との正常な意思疎通が困難となり暴走する。
ライダーは戦場に喜びを見出し、虐殺を行う。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
黄金律(凶):A
ライダーが侵略した領土の財産を自由に使用することが可能。
略奪を躊躇わず行えるライダーとはとても相性の良いスキル。
虐威のカリスマ:B
ライダーの有する特殊カリスマ。
軍団を恐怖で統率すると同時にライダーの暴性と闘争本能を波及させることで、威圧型カリスマの欠点である士気の減衰を補って余りある攻撃力を生み出す。
【宝具】
『命奪彩る孔雀の座(タフテ・ターヴース)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:200人
ライダーが奪い取りし絢爛なる王権の象徴。
それがライダーの血塗られた覇道に染まり、反転した物。
黄金の玉座には宝石や真珠が散りばめられており、一つ一つが高位の神秘を帯びているがそれらは敵対者への呪詛の形を取る。
玉座に腰掛けた者の王権を証明し、敵対者の陣地の破壊、各種スキルやステータスの低下、HP回復の阻害効果を発揮する。
また奥の手として魔力が籠められた血液を捧げる事で変形し、第二宝具『屍花敷きし凌轢の王』の発動が可能になる。
『屍花敷きし凌轢の王(アフシャーリヤーン・シャー)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~60 最大捕捉:100人
ライダーの武勇、そして只人の身より成り上がり、広大な領土を支配する者となったライダーの人生が昇華された宝具。
玉座は武装を纏った巨躯の駱駝たちに牽かれる要塞の如き戦車と化し、
取り付けられた旋回砲より呪詛を籠められた砲弾を発射しながら敵陣を蹂躙していく。
この宝具はライダーが敵対者を倒す度に強化されていき、攻撃範囲も拡大され更なる巨体へと成る。
【解説】
アフシャール朝初代君主であり、アナトリア東部からイラン、中央アジア、インドまでにおよぶ領域を支配下に入れた梟雄。
「ペルシアの
ナポレオン」、「第二のアレクサンドロス」とも言われる。
出自は不明だが、サファヴィー朝末期の君主タフマースプ2世に仕え、その下で勢力を拡大。
そしてタフマースブ2世がオスマン帝国に敗れると、タフマースブ2世を追放。
タフマースブ2世の子であるアッバース3世を擁立して摂政となった。
また西方での活動でオスマン帝国に奪われていた領域をほぼ確保していった。
その後アッバース3世を退位させ自らがシャーとして即位し、ナーディル・シャーと名乗りアフシャール朝を開いた。
更に東方に転じ、カンダハール、ガズニー、カーボル、ラーホールと進撃。
そしてカルナールの戦いでムガル帝国の大軍を破ってデリーを占領し、
「光の山(コ・イ・ヌール)」、「光の海(ダルヤーイェ・ヌール)」などの財宝を運びだし、「孔雀の玉座」すら持ち出していった。
ナーディルは冷酷な面を持ち、デリーで3万人におよぶとされる虐殺を行い、
アフシャール朝の実質上の首都・マシュハドの武官、有力者100人あまりを反乱に関わったとして処刑した。
ナーディルは恐れられ、最後は家臣の手による暗殺で命を落とし、その50年程後にアフシャール朝は滅亡した。
ナーディルには聖者へのある問いかけの逸話がある。
ナーディルは聖者に「天国に戦争はあるのか」と聞き、それに否定で返されると「ではどこに喜びを見出せるのだ」と言ったという。
最終更新:2023年09月12日 18:55