【元ネタ】『
カーミラ』
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】マーカラ
【性別】女性
【身長・体重】156cm・42kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具C+
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば、発見は極めて困難。
ただし自らが攻撃態勢に移ると
気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
吸血:B
吸血によって自らの魔力を回復し、相手を魅了する。
同性愛者である
アサシンはうら若き乙女の血を好んで啜り、相手は倦怠感に苛まれながらも
アサシンの虜となる。
変化:C
吸血鬼としての能力の1つ。霧、或いは黒猫などに姿を変化させる。
近接戦闘においては極めて有能だが、広範囲攻撃に対しては効果が薄い。
怪力:C
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
彼女は吸血のために近付いた人間(同性)を自然に恋に落とす属性を持っている。
だが、それは吸血鬼が獲物を食らうまでの間にのみ存在する泡沫の夢。
たとえその愛がどれだけかけがえのなく、心地良いものに見えたとしても、決して成就することはない。
獲物とされた哀れな女性と人を喰らう悍ましき怪物、行き着く先はいずれかの死のみである。
【宝具】
『懸想の吸血魔嬢(ブラッドバス・コフィン)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:3~10 最大捕捉:1人
アサシンの源流たる
エリザベート・バートリーが使用したと言われる有名な拷問器具、
そして
アサシンが眠る棺桶が一つとなった宝具。
真名解放と共に巨大な棺桶が出現し無数の鉄触手を伸ばし、犠牲者を棺桶内部へ引きずりこむ。
引きずり込んだ後は全方位から犠牲者へと鉄触手を突き刺し、血を啜る。
アサシンはこの宝具と一体化する事が可能であり、そうした場合宝具性能が向上するが、
一体化の解除には時間がかかり
アサシンは身動きが取れない状態になる。
【解説】
19世紀の作家ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ著『
カーミラ』に登場する女吸血鬼。マーカラは人間だった頃の名。
16世紀ハンガリーに実在した血の伯爵夫人
エリザベート・バートリーをモデルとして創作された彼女は、
後のブラム・ストーカー著『ドラキュラ』、引いては吸血鬼のイメージに多大な影響を与えた。
作中で主人公の少女ローラの前に現れた彼女は
カーミラを名乗り、ローラを何度も誘惑し少しずつ吸血していく。
しかしローラの父と親しい将軍の姪がミラーカを名乗る少女に殺された経緯を聞かされたローラは、
カーミラとミラーカの特徴が一致していることに気づく。
そして将軍は正体を現した
カーミラを退治すべく斧で襲いかかるが、逆にその細腕に似合わぬ怪力で絞め上げられ斧を落とした隙に姿を消してしまう。
後日、マーカラ(
カーミラ)の墓が暴かれ棺桶の中で眠っていた彼女は吸血鬼退治の儀式によって討伐された。
その後もローラは
カーミラのことを忘れられず、ふとした拍子にありもしない
カーミラの影を追いながら幕引きとなる。
最終更新:2023年09月12日 17:43