【元ネタ】史実、『デンマーク人の事績』
【CLASS】
セイバー
【マスター】
【真名】アブサロン
【性別】男性
【身長・体重】188cm・103kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
揺るぎない信仰心に由来する抗魔力。
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しいが、教会の秘蹟には対応しない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
聖職の司教でありながら軍の訓練に適応し、陸軍では最高の騎手、海軍では最高の泳ぎ手であったという。
【固有スキル】
エンチャント(ゲスタ・ダノールム):B
概念付与亜種。
物品に『デンマーク人の事績』に関係する強力な機能を追加する。
セイバーの場合は沈黙の王子
ウッフェの名剣『スクレップ』、半神殺し
ホテルスの『ミミングの剣』等の概念を剣に付与し、有する神秘の底上げを行う事が多い。
洗礼詠唱(
ルーン):B(A)
キリスト教における“神の教え”を基盤とする魔術。
その特性上、霊的・魔的なモノに対しては絶大な威力を持つ。
セイバーのそれは
ルーン魔術のエッセンスを取り入れ、戦闘者としての観点から詠唱速度の向上や即効性を追求した独自の形式である。
陣地作成:B
本来は
キャスターのクラススキル。
要塞を築いた軍功と教会・修道院を建てた文化的功績が昇華されたモノであり、簡易的な聖域を築くことが可能。
キャスターとして召喚された場合、後にデンマークの首都・コペンハーゲンとなる“要塞都市”を形成可能だが、
セイバークラスではあくまでBランクに留まる。
盗賊打破:B
王の第一顧問として数々の海賊を打ち破った逸話の昇華。
反英霊、特に海賊や盗賊の経歴があるサーヴァントに対して、有利な戦闘ボーナスを獲得する。
【宝具】
『偽神糺す焼貌の剣(スヴァトヴィート・イコノクラスム)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:1人
セイバーが生前使用していた剣を基軸として、「ヴェンド人たちが崇めた偶像を切り倒し燃やした」逸話を加えることで昇華を果たした宝具。
偶像、すなわち異教の神を斬り、焼き尽くす剣として神性への特攻を有し、
セイバーが担う剣は燃え盛る焔を纏う。
真名解放により、剣が纏った焔が相対する対象の右方・左方・後方の三方向を囲う形で燃え広がる。
焔に退路を絶たれた敵に残された前方から
セイバーが突撃することで斬り伏せる。
四方に四つの顔を持つ異教の神をも逃さない、無限に至った剣士とは異なる形で回避不能な必殺剣を為す。
【解説】
デンマークの大司教にして政治家。
シェラン島ヒョンネスルヴのヴィーゼ家の出であり、後のデンマーク王ヴァルデマー1世と共に育った。
座学にあらゆる武術の訓練など基本的な教育を受けた後、兄と共にパリの神学校へ留学した。
そして1158年にヴァルデマー1世は王位に就き、アブサロンをロスキレ司教に任命。
アブサロンは王の第一顧問となり、デンマークによるバルト海支配の方針の発案者となった。
アブサロンはバルト海沿岸部に拠点を持つヴェンド人の海賊掃討に注力した。
アブサロン自らの指揮によりヴェンド遠征は開始され、ヴェンド人の神スヴェントヴィトの聖域がある砦が降伏するまで続いた。
アブサロンはヴェント人の政治的本拠地カレンツァを目指し、そこに駐屯していたヴェンド人たちはデンマークの船を見ただけで無条件で降伏した。
ヴェンド族の主要な出撃路を破壊したのち、アブサロンはデンマーク海軍の規模を大幅に縮小したがバルト海への監視の目を怠らず、
さらにヴォリン島のディーフェナウにある海賊の本拠地をもう1つ破壊した。
そして王からシェラン島東岸のエーアソン海峡に面した要衝の地に要塞を築く許可を得、この要塞が後のデンマーク首都コペンハーゲンとなった。
他にも教会や修道院を建て国外の聖職者の地位を保証、また学校を設立して国内の文明化と啓蒙に力を尽くした。
部下であるサクソ・グラマティクスにデンマーク史『デンマーク人の事績』を著すよう依頼を出しもした。
立派な体格と若き日の訓練により軍の訓練に適応し、陸軍では最高の騎手、海軍では最高の泳ぎ手であった。
流血を避けるために剣ではなくメイスで戦う聖職の司教たちとは違い剣を使用していたという。
最終更新:2023年09月11日 22:28