ロウヒ

【元ネタ】『カレワラ』
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ロウヒ
【性別】女性
【身長・体重】152cm・44kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 「洞窟」「暗がり」に属する特殊な陣地を作ることができる。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 キャスターは非常に高位の魔術師であり封印用のアイテム等様々な物を作成可能だが、
 所持するサンポが破壊された場合に復元する程の技量はない。

【固有スキル】
ポポヨラの女主人:A
 『カレワラ』においてキャスターを指す表現。
 変化、高速神言使い魔、等との混合スキルでもある。
 キャスターは動物への変化を自由自在とし、病など陰性の概念を人工精霊に落とし込み使役すらしうる。

呪歌:A+
 フィンランド土着の、歌を基盤とする魔術体系。
 キャスターの腕前なら物質の生成や操作、大規模な天候操作など
 宝具に匹敵する大魔術を操ることが出来るがそれ相応の魔力消費が要求される。
 スキル「サンポの恵み」があれば神話の再演など容易いことだろう。

サンポの恵み:A
 キャスターが所有する無から穀物と富を生み出す道具『サンポ』の恩恵。
 スキルとしては特級の魔力炉として働き、これが健在の限り魔力に困る事はほぼ無いだろう。

騎乗:B
 キャスタークラスでありながら、騎乗スキルを待つ。
 船・ソリ・スキーなどを得意とし、魔術により陸空海を選ぶことのない機動を可能とする。

【宝具】
『現れよ、暗黒の眷属たち(ポホヨラ・ピメイス)』
ランク:B~A+ 種別:対軍/対国宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:400人
 キャスターが支配する闇の土地『ポポヨラ』に周囲を塗り替える大魔術。
 これはキャスターとポポヨラの住民の心象風景の具現でもある。
 レンジ内においてキャスターはかつて使役した者たちを呼びだす事が可能。
 それは疫病、熊、化け物イク・トゥルソなどであり、またポポヨラの住民を呼び自らの魔術のサポートをさせる事も可能。

『隠れよ、天上の星光たち(ポホヨラ・ルオラ)』
ランク:A 種別:対軍/対国宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:400人
 かつて太陽と月を封じ、世界から光を奪ったキャスターの伝承が宝具となったもの。
 発動と共に周囲は暗黒に包まれ、光は失われる。
 太陽と共に熱を奪うことによる冷気の発生、光を奪うことによる盲目状態(ブラインド)の付与、
 周囲を暗黒に包むことで「暗がり」に属する自身の陣地を宝具の効果範囲全域に拡張するなど、複数の効果を自在に操る。
 また太陽、あるいは月に由来する同ランク以下の宝具、スキルを封印状態にする。
 この宝具以上のランクのものであっても、Aランク相当の効果を削減することが可能。

【解説】
 フィンランドの叙事詩「カレワラ」の登場人物。
 暗くて寒い闇の土地ポホヨラを女だてらに執り仕切る老獪な魔術師。娘や村の女は美人が多い様子。
 ある日流れ着いたワイナモイネンに『サンポ』を作ってもらえるよう交渉を呼びかける。
 鍛冶屋イルマリネンを紹介され、サンポを作ってもらえたロウヒは、サンポをポホヨラの岩山に隠した。
 『サンポ』とは奇跡の道具、何もないところから麦粉と塩と金を作る臼の機械で、
 その日からロウヒとポホヨラの地に大いなる豊穣を与えたため、ロウヒは大喜びだった。
 だがしばらくしてワイナモイネンとイルマリネン、それにレミンカイネンを加えた三人の一行が
 サンポの返却を要求しにポホヨラへと乗り込んで来る。当然ロウヒはこれを拒否して戦いの様相を呈する。
 だが、カンテレの音色に晒されたポホヨラの民は眠りに落ちてしまい、サンポはその隙に奪われてしまった。
 しばらくしてレミンカイネンの音痴な歌のお陰で目を覚ましたロウヒとポホヨラの民は追撃に乗り出す。
 このときの戦いで劣勢に苛まれたロウヒはせめてもの腹いせにと、サンポを破壊し海中に没させた。
 サンポは海の神のものとなり、海中と、更に欠片の流れ着いたカレワラの地に恵みを与えたという。
 こうしてポホヨラからサンポの恵みが奪われてしまったためカレワラの民を深く憎んだロウヒは
 カレワラに幾多の災厄を差し向けるも、全ての謀略はワイナモイネンとイルマリネンによって打倒される。
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最終更新:2023年11月03日 15:52