【元ネタ】史実
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】ゲディミナス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・72kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B+ 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A+
リトアニア首都の象徴たる『鉄狼』を始めとしてすべての獣、乗り物を自在に操ることが可能である。
ただし、竜種については騎乗できない。
自陣防御:B
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。
陣地作成:B
本来は
キャスターのクラススキル。
宝具『我等が前途に吼えよ堅牢』の副次効果により、生前に築いたゲディミナス城をはじめとした“城塞”を形成することが可能。
【固有スキル】
友誼の証明:B+
敵対サーヴァントが
精神汚染スキルを保有していない場合、
相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。
聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
シールダーは巧みな立ち回りで全方位外交を可能とし、交渉が通じない陣営相手でもその他の陣営と交渉することで対抗を図る。
国略:A-
軍略や
カリスマ、為政など人々を纏め上げて指揮する才能を表した複合スキル。
国家を担う者としての指揮から長期的な政略、個人間での交渉、民衆からの支持率などを含む対人・対集団スキルの完成形とも呼べるスキル。
我が子を政略結婚に利用し、異教徒、正教徒、カトリック教徒というそれぞれ相容れない信仰の集団を束ね上げ、それ故にか最期は暗殺されたというシールダーの場合は、
中ランクの為政、カリスマと高ランクの戦略、
政治工作などの複合スキルとなる。
【宝具】
『我が夢路を馳せよ鉄狼(ゲレジニス・ヴィルカス)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
シールダーの夢に現れたという丘の上に立つ大きな鉄の狼。
鉄狼は未来に建つ大都市が狼の姿を象徴として顕現した存在であり、幻想種の銀狼に相当する神秘を有する。
召喚された地点の地脈を確保することで、そこを拠点としてシールダーの指示の元に行動する。
鉄狼の力強い遠吠えは自陣を奮起させるバフ効果をもたらし、敵陣に対しては強力なノックバックとスタン効果を与える。
また、鉄で覆われた体躯はシールダー及び自陣の味方を守る盾となる。
『我等が前途に吼えよ堅牢(ゲディミナス・ヴィリニュス)』
ランク:B++ 種別:城塞宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:1000人
シールダーが後に築いた『鉄狼』の真の在り方を示す城塞都市。
『鉄狼』は真名解放と同時に召喚地点を中心として城塞へと拡大・変容し、「首都ヴィリニュスの繁栄」を造成する。
「繁栄の未来」という概念がカタチとなったこの宝具はシールダーが実際に築き上げたモノだけでなく、
シールダー以降の時代に作られた首都ヴィリニュスの要塞機能を反映することも出来る。
また繁栄を示す鉄狼の咆哮は拡大・変容してなお健在であり、要塞という増幅器(アンプ)を獲得したソレは
音圧による衝撃波(ソニックブーム)によって外敵を退ける音響兵器……音の防壁にまで至っている。
【解説】
1316年にリトアニア大公に就いたゲディミナス朝中興の祖。その治世は25年に渡った。
異教徒、正教徒、同盟者であるカトリックを同等に束ね、
ローマ教皇やカトリック諸国からの援助を得るためにカトリックに興味があるように装ったとも言われる。
正教徒からカトリックへの傾斜の非難を、異教徒から古くからの神々を放棄したことへの非難を受けた際は、
教皇特使の拒絶及びフランシスコ修道会の国内退去を行いつつ、教皇特使に個人的な使節を送って困難な状況が洗礼の延期を強いさせたと説明したという。
ヨーロッパに残された異教国家たるリトアニアに矛先を向けるドイツ騎士団の侵攻を良く防ぎ、逆にドイツ騎士団領に進出さえした。
また南部や東部のスラヴ人の公国へ領土を拡張し、ジョチ・ウルスとの戦いを局地的なものに留め、争いを避けるようにし国境を黒海へ広げていった。
国内では正教の修道士と同じくカトリックの修道士を保護し、リトアニアの軍隊水準を上げ、防壁で国土を守り、首都となるヴィリュニスを含む都市に多くの城を建てている。
ヴィリュニスを首都と定める経緯についてはある伝説がある。
ある日狩猟をしていたゲディミナスは、疲れから谷でキャンプをする事にした。その晩に彼は不思議且つ鮮明な夢を見る。
その内容は大きな鉄の狼が丘の上に立ち、百頭の狼が同時に吠えるかのような雄叫びを上げるという物だった。
翌朝祭司にこの夢について助言を求めると、祭司は
「丘の上に立つ鉄の狼はその場に建つべき大都市の象徴であり、狼の力強い遠吠えは全世界がその首都の繁栄を知る日が来ることを意味する。」と告げた。
ゲディミナスはすぐに谷に部下を送り城を建てるよう命じ、その地に創られた都市をリトアニアの新首都にしたという。
最終更新:2023年12月17日 04:30