マリナルショチトル

【元ネタ】アステカ神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】マリナルショチトル
【性別】女性
【身長・体重】168cm・55kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力EX 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B+
 サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。
 アサシンの場合、呪術で使役する有毒生物にも気配遮断の効果が伝播する。
 そして、自らに従わぬ者の命を音もなく奪うのだ。
 陰湿だが極めて凶悪。

【固有スキル】
神性:A+
 部族神ウィツィロポチトリの姉妹であることと水上都市テノチティトランとの縁から、
 都市精霊テノチティトランの霊基を間借りする形で現界することとなった。
 その代償として雨の神トラロックとしての神性は失われたが、姉妹神二柱の神性を持つ。

忘却補正:A
 人は多くを忘れる生き物だが、女神は決して忘れない。
 アサシンの子にも引き継がれた、捨て置かれた過去からの恩讐。
 かつての威厳・威光を忘れた人間たちへの八つ当たり、もとい別離への報復は強力なものとなる。

魘魅の智慧:A+
 死と渇き、猛毒を齎す呪術師としての叡智を示すスキル。
 英雄が独自に所有するものを除く多くの呪詛・毒系スキルをAランクの習熟度で発揮可能。
 他サーヴァントへ付与することも可能。充分な魔力を有していれば、サーヴァントではない存在にも付与できる。
 権能がスキルへと劣化したものだが、宝具『命脈溢るる蠱惑の大地』によるバックアップがあれば、
 周囲の環境を神代の呪毒で満たす大殺界を行うことも可能。

神域:A
 宝具『命脈溢るる蠱惑の大地』に由来するスキル。
 自己を中心とした広範囲の領域を「神域」として強制的に指定する。
 最高ランクの「陣地作成」スキルに似て非なるもの。
 ただし工房や神殿とは違い、スキル所持者の行動に伴い位置移動が可能である。
 スキル発動時に所持者は歩く結界、即ち歩く要塞と化す。
 この領域に於いて、神性を持つ全ての味方サーヴァントをパワーアップさせる。

青の姉妹:A
 マトララトル。
 意味は『青い水の美しい女性』であり、アサシンの別名。
 アサシンは邪悪な心に満ちた呪術師であるが、伝承ではマリナルコを守護する美しく賢い女神としても知られている。
 死と渇き、猛毒を齎す呪術とは別に、治癒系の魔術や権能の一部が分離されたもの。
 水属性への親和性が飛躍的に高まる他、美貌による魅了効果もある。

 湖に捨てられたコピルの心臓からはサボテンが生え、そこに水上都市テノチティトランは築かれた。
 また、コピルの身体が捨てられた丘からは温泉が湧いたとも言われている。
 コピルの死体が齎した一連の恩恵にアサシンの意志が介在していたかは定かではないが...
 彼女の貴重なデレを感じられるような、そうでもないようなエピソード。

【宝具】
『命脈溢るる蠱惑の大地(プエブロ・マヒコ・マリナルコ)』
ランク:B 種別:対都市宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:600人
 アステカ族に捨て置かれたアサシンと、彼女に付き従う一派が定住した土地・マリナルコ。
 「女神とその一派がマリナルコに住み着いた」という過去の事実から、
 女神自身の周囲を『神々と魔術師が集まる神秘の地』マリナルコへと上書きする。
 疑似的に神代の中南米の環境を再現することで魔術を大幅に強化・効率化し、
 領域内において物理法則のような摂理すら自らに従わせることを可能とする。
 また切り札として水上都市テノチティトランの礎となった寵児コピルの心臓を核に、
 女神の寵愛を受けたマリナルコ王チマルクアウトリの魂を骨子として、
 蛇や蠍といった有毒の使い魔達で肉付けされた巨大魔導兵器を使役する。

 「プエブロ・マヒコ」はスペイン語で『魔法のような魅惑的な町』を意味する。
 かつてアサシンを置き去りにし、後に彼女に縁ある地であるマリナルコを支配下に置いたアステカ族。
 そのアステカ族による帝国の征服者達の言語を冠するこの宝具の名は、
 かつての威厳・威光を忘れられた女神による、アステカへの意趣返しとも言える。

【解説】
 蛇、サソリ、砂漠の昆虫を操る女呪術師であり女神。Malinalxochitl。
 ウィツィロポチトリの姉妹。
 アステカ族が北の故郷アストランからメキシコ盆地への移住の中で、アステカ族は彼女が寝ている間に出発し置き去りにした。
 理由はマリナルショチロルは美しいがキツイ性格で従わない者に蛇やサソリをけしかけたからだという。
 彼女とその一派が住み着いた場所が、マリナルコである。
 またマリナルコ王チマルクアウトリとの間にコピルという息子をもうけたが、コピルは母の仕返しに向かい斬首された。

 マリナルコは神々と魔術師が集まる場所だとされ魔術、呪術に関連付けられていたという。
 マリナルコは1470年代にアステカの支配下に入り、鷲の戦士やジャガーの戦士などの軍人の居住地となった。

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最終更新:2025年04月20日 07:54