【元ネタ】小野小町伝説など
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】小野小町
【性別】女性
【身長・体重】160cm・49kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B+ 幸運EX 宝具B++
【クラス別スキル】
道具作成:D
恋のうた:EX
───詩歌に込められた、熱くふるえる恋心。
篁のむすめ:B+
小野小町のルーツとされるものは諸説が存在する。
カルデアに召喚された小野小町は、小野篁を父ないし祖父として認識。
時折「お父様───嗚呼、お祖父さまだったかしら」と告げては、小野篁らしき霊体を一時的に召喚し、攻撃手段として扱っている姿が見受けられる。
小野篁は平安前期に実在した貴族にして歌人だが、閻魔大王に使える冥官としての小野篁であるようだ。
菩薩の化身:B
神性スキルの特徴を含むスキル。
御伽草子の『小町草紙』では、小野小町と在原業平は、どちらも共に観音菩薩の化身であるとされる。
第三再臨の霊基───
菩薩の化身へと昇華された状態にあっては、一少女としての小野小町の気配は薄れる。
衆生を救う慈悲に充ちて、常に柔和な笑みを浮かべた、超越者として顕現するのである。
観音菩薩の化身として成立する第三再臨の状態では、物理攻撃を行うことはない。
「概念とかそのあたりに干渉してますね多分」とは、
太公望の言。
「あの御方は、業や因果に触れているのね!」とは、
玄奘三蔵の言である。
差し伸べられる手も、燃え盛る炎も、押し寄せる水も、物理現象ではなく高次からの干渉であるようだ。
【宝具】
『小野小町伝説・佳人薄命(こまちでんせつ・かじんはくめい)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:40人
美しきものさえいつか儚く散る。
───花の世は うつりにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに小倉百人一種の九つ目に数えられるこの名歌は、散って色あせてしまう桜のさまに己が美しさの衰えを重ねた、
小野小町の詠んだ一首とされている。
他にも、能『卒都婆小町』、絵画『小野小町九相図』等々、絶世の美貌を具えていた小野小町が衰えてゆくさまは、形を変えながら各時代で伝えられてきた。
それはもはや、小野小町という一個人のみならず、『美の終焉』という概念を扱った伝説と言えるだろう。
真名開放と同時に、概念としての小野小町を象徴する巨大な桜が咲き誇り───そして散る。
これを目にしたものは、まさに『九相図』に描かれるように、衰え、倒れ、朽ちていく。
最終更新:2025年04月22日 21:56