【元ネタ】史実
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】セシル・ローズ
【性別】男性
【身長・体重】181cm・79kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具C++
【クラス別スキル】
対魔力:D
生涯「ある秘密結社」の会員だったライダーは魔術師でもあった。
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
騎乗:C++
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせる。
ライダーの場合は自身が導入した列車および宝具『C.C.C』の巨大外装を乗りこなす事に特化している。
【固有スキル】
遊星併呑:A
「夜空に浮かぶ星さえも併合したい」と豪語したライダーの壮大かつ傲慢なる精神性の発露。
帝国主義や植民地主義に対する一種の『
信仰の加護』とも言えるスキルであり、『
星の開拓者』には至らなかったスキルでもある。
ライダーは時として寛大な支援政策と苛烈な差別政策を矛盾なく施行する精神の絶対性を有する。
その無慙無愧の精神と所業は差別対象やその周囲から憎悪を集める一方で、
別のある者にとっては己の行いを恥じぬ人的魅力として映る場合もある。
国略(植民):A
指揮から長期的な政略、個人間での交渉、民衆からの支持率などを含む対人・対集団スキルの完成形とも呼べる複合スキル。
本国から離れて移住する土地の統治・運営ならびに開拓や開発の手腕を表す。
鉱物採掘で巨万の富を得て植民地首相となり、「アフリカの
ナポレオン」とまで言われたライダーの場合は、
高ランクの黄金律と
政治工作、中ランクの為政、戦略 、
カリスマなどの複合スキルとなる。
都市改造:C++
帝国主義政策を施行する為、鉱山の開拓及び、植民地の管理を任された
植民地首相としての権限がスキルと化したもの。
大陸を跨ぐ巨人の如く、都市に施設や鉄道、電線などを自在に敷設できる。
遊星併合さえ視野に入れた、凄まじい強化をパーティ全員に施す。
ただし、その効果があるのは『アングロサクソン』だけ。
陰謀作成:D
陣地作成と似て非なるスキル。
蜘蛛の巣のように陰謀を張り巡らせる。
生前にはアングロサクソンによる世界支配を目指す秘密結社の創設を公言したという。
ビジネスの多忙により組織を作ることはなかったが、
「セシル・ローズの秘密結社がある」という陰謀論は絶えない。
【宝具】
『C.C.C.(セシル・コンストラクション・コロッサス)』
ランク:C++ 種別:対軍~対国宝具 レンジ:1~90 最大捕捉:100~800人
「セシルの夢」と称された植民地政策と「ロドス島の巨像」と結び付けた風刺画が合わさり昇華した宝具。
宝具の使用と同時に『都市改造』スキルによって召喚地に敷設した電線や鉄道の列車、軌条(レール)といった
基盤設備(インフラ)の数々がライダーを中心とした状態で変形合体し、巨大な外装を展開する。
本来の「ロドス島の巨像」とは異なるため、それらに由来する神秘は持たないものの、
列車をも取り込んだ外装はそれ自体が巨大な『
機関の鎧』とも言えるため、巨体に見劣りしない高出力を誇る。
また、外装は開拓・整備した都市の規模によって体躯が増大していき、一国を担うほどの領土を得たならば、
国境を跨ぎ、宙に手を伸ばす、ライダーの理想とする帝国主義の化身に相応しい巨躯を獲得する。
【Weapon】
『ダイヤモンド』
ライダーが巨万の富を得て、植民地首相になるに至る礎を築いた鉱物資源。
生前に「ある秘密結社」との関係を有し、魔術世界にも関わりがあったライダーは
ダイヤモンドを媒介とした宝石魔術で攻撃を行う。
【解説】
南アフリカの鉱物採掘で巨富を得たイギリス帝国の植民地政治家。
政治・経済の実権を一手に握り、その威風から「アフリカのナポレオン」とすら呼ばれた。
南アフリカにおいて帝国主義政策を積極的に提唱し、デ・ビアス鉱山会社を設立。
その後に発見されたダイヤモンド鉱山、金鉱山を独占し、南アフリカの鉱山王となる。
当時の南アフリカにあったケープ植民地の首相となり、
鉱山開発・採掘に必要な人員を確保するため、グレン・
グレイ法を制定した。
このグレン・グレイ法は後の人種隔離政策・アパルトヘイトの原型になったとされ、後代まで禍根を残すこととなる。
中央アフリカを征服した際には占領地に自分の名を冠するローデシア(ローズの家)と命名した。
ローズは熱心な帝国主義者であり「神は世界地図がより多くイギリス領に塗られることを望んでおられる。
できることなら私は夜空に浮かぶ星さえも併合したい」と自著の中で豪語したという。
また人種差別主義者でもあり、最も優れた人種であるアングロサクソンに
地球全体が支配されることが人類の幸福に繋がると信じて疑わなかった。
ローズはイギリス帝国の植民地であるカイロ 、ケープタウン 、カルカッタを
鉄道で結ぶ植民地政策、3都市の頭文字"C"から通称『3C政策』を推進した。
3C政策は推進者であるローズの名をとって「セシルの夢」とも呼ばれる。
北はエジプト、南は現在の南アフリカまでをケープ・カイロ鉄道で結ぼうという構想は壮大であり、
ローズ(Rhodes)の名からロドス島の巨像(Colossus of Rhodes)に引っ掛けた、
巨大なセシル・ローズがアフリカ大陸を跨ぎ、鉄道用の電線を敷設する風刺画が有名である。
現在では人種差別主義への反発感情が南アフリカ及び祖国イギリスで高まっており、
アフリカの植民地主義の象徴として、黒人を中心にローズへの非難の声が上がっている。
最終更新:2025年08月05日 13:23