【元ネタ】アッシリア帝国の伝説
【CLASS】
アサシン
【マスター】シロウ・コトミネ
【真名】
セミラミス
【性別】 女性
【身長・体重】169cm・51kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:C+
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
ただし、毒を忍ばせる場合はこの限りではない。
陣地作成:EX
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
具体的な材料を集めることで、“神殿”を上回る“空中庭園”を形成することが可能。
道具作成:C
魔力を帯びた器具を作成できる。
セミラミスは毒薬に特化しており、それ以外の道具を作成することはできない。
【固有スキル】
使い魔(鳩):D
鳩を使い魔として使役できる。
契約は必要なく、思念を送るだけで可能。
二重召喚:B
アサシンと
キャスター、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
神性:C
シリアの魚神であるデルケットと人間の間の娘。
【宝具】
『虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:1000人
バビロンの空中庭園。
実際には、セミラミスはバビロンの空中庭園に携わった訳ではなかった。
だが誤解した数多の人々の信仰を利用し、宝具として成立させた。
あくまで「虚栄」であるため、宝具の発動条件は厳しい。
イラクの首都バグダッド近辺の遺跡から、土と石を一定量運び、
それを組み上げることによってようやく発動準備が完了する。
(発動準備からの必要な日数は最低でも三日程度)
文字通り、「空中を浮遊する大要塞」として顕現する。
そしてこの要塞内部である限り、セミラミスのステータスは全ランクアップ。
知名度も最高クラスに向上し、更に攻撃の際は有利な補正が加わる。
『驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人
虚栄の空中庭園、その玉座の間にてのみ発動可能な宝具。
空間や魔術に「毒」という環境特性を付与させる。
この宝具が発動している場合、セミラミスの使う魔術そのものにも「毒」の特性が付与される。
「毒が効かなかった」という逸話を持つ英霊ならば、
弱体化のボーナスが獲得できるが、
逆に毒殺されたというエピソードがある場合はダメージが倍加する。毒の種類も選択可能。
イメージ的には、毒々しい色をした鎖という形で顕現する。
【原案設定】
アッシリア帝国に君臨したとされる、伝説の女王。
幼少の頃より化粧、結髪、装身から舞踊、音楽、天文まで幅広く教養を修め、男を惑わす美貌を持っていた。
一方で贅沢と退廃を好み、情熱的な性格をしている。
この情熱は恋においてひとりの男を手に入れるために戦争を起こし、政治において夫である王を毒殺する容赦のなさに現れる。
だが女王としての手腕は確かで、城壁やイシュタル門の建設、多くの遠征を指導した。
【解説】
シリアの魚の女神・デルケットと人間の男性のあいだに生まれたが、母の愛を得られず水辺に放置された。
その後、彼女は鳩の翼にくるまって温められ、鳩の運ぶ牛乳で育てられた。
成長し、牧人・シンマスに拾われて様々な知識を学んだセミラミスは老将軍オンネスに嫁ぐが、
その美貌からアッシリア王・ニヌスに見初められ奪われてしまう。
この事件でオンネスは自害し、一方のセミラミスは戦争において奇抜な戦法を王に提案することで寵愛を深め、
やがて正式に王妃となる。
婚姻の数日後、彼女はニヌス王を毒殺し、以降数十年ものあいだ、摂政としてアッシリアに君臨した。
これは伝説に残る最古の毒殺事件とされる。
最終更新:2015年08月23日 00:57